大多喜城ゴルフ倶楽部、知恵の輪サイトの見立て
東急リゾート系のゴルフ場の特徴
まず、大多喜城ゴルフ倶楽部は良いコースですね。設計がゲーリー・プレーヤーですので難しさはあるでしょうが、GDOの全体難易度の評価では3.7とさほどの評価がないのは何故か?不思議に感じます。メンテナンスも良く、全てがまずまずなのですが、混んでいるときは流れが悪く、空いているときには渋滞はないようです。接客も高評価ですが、時折、例外があるようで、全てが東急リゾートの標準のようです。
一つ問題点としてあげると、「打ち込み」については、やはりコース側が関与していないようです。これが東急のリゾートの体質で、マナーについてはプレーヤーの責任とする姿勢です。
単に遊技場を運営しているのであれば、注意喚起を怠っていなければ、客側の責任として刑事・民事共に施設側が関与しない姿勢でも良いのでしょうが、ことはゴルフコースのマナーの問題です。コース側の姿勢で客層が変わりますので、これはいただけません。パブリックと言えどもコース側が積極的に関与して、入場者に対する責任は全てコース側の責任であるとの姿勢であってほしいものです。
一般にメンバーシップのコースでは、ビジターについては紹介メンバーの責任とする習慣があり、パブリックと言えども、ゴルフコースの伝統に沿って、入場者の言動についてはコースが責任を取る姿勢でいてほしいものです。だからと言って刑事責任問題は法的基準で定められていますので、別問題です。
東急リゾートのコース整備
東急グループは整備会社を持っていますので、技術的には標準化された基準があるのでしょう。東急系列のどのコースもまずまずのレベルに仕上がっているようです。これは大規模企業の良いところです。グリーンは全体に遅くしているようですが、もう少し速い方が現代のニーズであると思います。初心者向けには遅くしてプレーの流れを良くしたいのでしょう。このコースはゲーリー・プレーヤーの設計で、それなりのプレーヤーには面白いコースですので、個別に考えてほしいところです。
管理について
休日など混雑するときに渋滞が起き、平日などには流れが良いのは、どのコースにおいても昔から共通です。休日に昼休み1時間半など待たされてしまうのは、スロープレーが原因なのでしょうが、東急では特別の対策をしていません。それもゴルフコースの標準で、「ゴルファーの自己責任」とのスタンスです。しかし、迷惑をこうむる他のゴルファーからすれば、マナーの悪いゴルファーを入れること自体はコース側の責任です。
スロープレーなどのマナーの管理をする意識を東急リゾートには求めたいところです。それには東急リゾート自身が企業体質としてマナーを大切にするように改革する必要があります。社員の意識が変わらないと、いつか刑事責任を問われる危険は、少ないですけれどもあります。
「担当者の個人的キャラクターでの接客姿勢のバラつきをなくす方向」が、管理技術にのっとった姿勢です。
現状は、真に「官僚的姿勢」です。
【千葉夷隅ゴルフクラブ】を参考にせよ!
千葉夷隅ゴルフクラブは近所ですので内情も分るはずです。接客の姿勢については「客商売」を勉強するには良い教材のはずです。不動産業体質からの脱却が必要です。
【大多喜城ゴルフ倶楽部】ゲーリー・プレーヤー設計で人気のゴルフ場!(3)➡
●ゲーリー・プレーヤー設計のコース |
太平洋クラブ成田コース |
小田原ゴルフ俱楽部 松田コース |