【富士市原ゴルフクラブ(富士OGMゴルフクラブ市原コース)】R・トレント・ジョーンズJr.設計で人気のゴルフ場!(2)

ゴルフ場評価




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富士OGMゴルフクラブ市原コース、知恵の輪サイトの見立て

予約サイトの口コミ評価から見えるもの

富士OGMゴルフクラブ市原コースの総合評価は、GDO4.5、楽天GORA4.5と見事な成績です。コースの良さを生かす、メンテナンス・接客などの努力で評価を上げられる項目が良い成績です。HPでメンテナンス情報も出す等、大変努力されているところが感じられます。


その中で、口コミに見られる

①「渋滞にマーシャルが対応していない」

②「メンテナンス作業員がプレー中でも作業を止めない」など問題も指摘されています。

これをどう受け止めるかがこの先の分れ道です。

ゴルフ場(商品)の不良率を下げるには・?

この2つの指摘を「再発防止する」ことは大変難しいのです。富士OGMゴルフクラブ市原コースは真面目に一生懸命管理しているのでしょう。でも時折こんな問題に出会うことになります。これが「不良率」なのです。アコーディア・ゴルフのコースのように「管理する気がない」とも言える状態では「不良率」が成立しません。「管理して不良をなくそうと努力している」状態で数値が出るものです。

これから先は、組織運用がないと不良率を下げられない状態です。

例えば、①の渋滞している場合、キャディーマスター室で常時監視していないと気付かないかもしれません。また渋滞があると判明して、マーシャルがすぐに出られる体制を常時整えなければなりません。これらは人数の関係で無理が生じます。その解決方法は「兼務」です。受付の人でも人出がない場合には、マーシャルに出られる体制が必要です。全員が勤務時間内、あるいは非番でも何人かは非常招集に対応するなどの備えがないと、人出不足を理由に、この問題を放置することになります。

でも考えてみてください。これが製造工場だとしたら、「誰かが休んで対応できません」とは言えないのです。サービス業でもゴルフ場で「受付がいません」とは言えないので、誰かがカバーする体制が取られているはずです。

アコーディア・ゴルフのMBKパートナーズとの話し合いでは、アコーディア・ゴルフは自動受付、支払いなどシステムで対応するなどを考えているようです。そうした無人化と、「おもてなし」を両立させることも大変です。でも製造工場では、毎年数パーセントはコストダウンを図っているのです。

関連記事:【アコーディア・ゴルフのMBKパートナーズによる買収について】

ゴルフ場の管理技術・組織運用


このレベルの不良率の低減には、管理技術がなければできません。単に一生懸命だけでも無理なのです。これを進めるのは経営レベルの技術が必要で、それも当然のレベルなのです。

ゴルフ場運営にも組織運用を取り入れるべきです。余りにもゴルフ場の管理技術のレベルが低いので、このレベルのゴルフ場が最上級になってしまっていると感じます。

でも、富士OGMゴルフクラブ市原コース努力には敬服いたします。

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