【小池都知事とIOCバッハ会長との会談(1)】

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2016年10月18日東京都庁で会談が行われましたが、40分ほどの会談全てをメディアに公開していました。これまで何事も「闇」で決めるのが当然視されてきましたし、そのとき権力者が実質的に決めてしまうのが通例でした。オリンピック施設の決め方で予算の不透明さなど、見直し議論が出てきたのは、もともと「情報公開が出来ていなかった」ため、都民が納得していないのです。競技団体が「今更、なんだ!」と言っているので当事者意識はあるのでしょうが、それでは「なぜ?これまでの経緯を公開してこなかったのか」答えてほしいものです。まずは「情報公開」が原則です。競技団体も森元総理を実力者と認めて、「いろいろ面倒を見てもらった」のでしょうが、それがいけないのです。「ボスは諸悪の根源」です。民主主義の原則に返るべきです。

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招致の時の原則に基づくべき(バッハ会長)

東京オリンピック招致のプレゼン亭ションの原則に基づいて「もったいない」の精神で「実現可能な形にすることが望ましい」とバッハ会長は述べています。日本語の「もったいない」を使うなど予算削減には原則的に賛同するのですが、招致のプレゼンからあまり相違しないことを述べてくぎを刺していました。

これは当然で「プレゼンの内容」から逸脱したのでは、選定した理由がなくなってしまいます。

その一方でオリンピックが金がかかりすぎるようになり、開催都市がなくなってしまう危険があるのです。政界の経済が拡大しなくなる中で、これから2兆・3兆円と出せる国は、あまりないのです。そこで近隣の国に渡って開催も考えるなど、予算縮減はIOCにとっても課題となってきました。バッハ会長の大枠の思惑では、東京大会で実現したいのでしょう。

都民は納得すれば応援してくれる(小池都知事)

小池都知事はバッハ会長のくぎを刺すような内容に「都民の意志に基づいて見直している」ことを告げています・・・・・つづく

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