【市場の縮小のメカニズムと対策(4)】自動車とゴルフ市場

アコーディア・ゴルフ

2016の国内新車販売台数は500万台を切りピーク時750万台前後から、奈落の底へと向かっています。自動車メーカー各社は海外展開で業績拡大を続けていますが、国内市場はこのまま縮小を続ける見込みです。根本的原因は人口減少ですが、その他多数の原因が考えられています。

こんなとき自動車ディーラーは打つ手はないものでしょうか? 現状では、はっきりと「怠慢!」と言います。




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ディーラー整備の悪徳セールストーク

現在の自動車ディーラーでのお客様とのやり取りは、「詐欺」「公正取引違反」「表示法違反」など刑事問題寸前のやり取りです。元来、車の整備は危険が伴うものであり、正確な仕事が要求されるからです。ともすれば、【クルマは走る凶器】となりうるからです。「セールストークで済まされる問題ではないのです。

かつては悪徳商法に分類されていたセールスが、現在では当然の世の中となってきており、「モラルの低下」の現状なのです。このようなセールスが展開できる下地としては、皮肉にもクルマなど製品の品質の向上があげられます。オイルもかなり研究されており、保存しておいても1年2年で酸化してしまうオイルなど正規品では存在しないのです。


しかし、バッテリーについてはバッテリーメーカーの問題が見受けられます。

新車から3年ほどたったとき「バッテリーを交換しませんか」と誘われたのですが、「必要がありません」と断りました。5年目の車検の時「交換したほうが良いです」と言われましたが、その当時、その車は「極寒」の条件で使っていましたので、まだ必要はないと感じていたのですが交換しました。

7年目の車検で「バッテリーが死んでいます」とチェッカーの記録用紙を添付してきました。

「どのようなチェッカーなの?」と聞くと「バッテリーチェッカーです」との返事。「正確ではないでしょ」と言うと、「この数字を見てください」とのことです。「悪いけど正確に測れていないよ!どのような計算なの?」、「・・・・・」。

計算式は分りにくく、ネット上でも公表されています。でも現在のバッテリーは、前述した通り昔に比べて格段に性能が上がっています。現在の密閉型のバッテリーは、性能もよくなっており、2、3年で劣化することなどありません。極寒の地で使っても5年はもつ(実体験)のです。

現在では年間1,000kmも走らない車のため、1カ月も放置しているのにセルを回しても劣化はありませんでした。自動車ディーラーのフロントマンが「バッテリーが死んでいる」としたチェッカーのデータをもらってから1年後の冬のことです。

「どうしてそんなにこだわるの?」と整備マンに聞くと、「現代のバッテリーは昔のように徐々に電圧が下がるのではなく、いきなり電圧がなくなります」とのこと、「どうして?」、「・・・・・・現在の車は電子制御が多いので、電圧がなくなると制御が効かなくなります」。

この言葉で、こちらはもう限界! キレました!!!!!

「電圧が低くなって制御が狂う車なら、最初から欠陥車であろうが・・!!」

「第一、弱電の電子制御基盤が稼働できなくなるぐらい電圧が落ちれば、大電力を必要とするセルが回るはずもなく動かないであろうが・・・!!!」

「嘘をつくな・・・!!」と怒鳴りました。

参考:自動車用バッテリーの寿命は何年?https://note.chiebukuro.yahoo.co.jp/detail/n15440

よくこれだけ嘘がつけるものだと感心します。

よほどドライバー、つまりお客さんの知識レベルが低いのでしょう。またこのようなことが社会常識として通っているのなら、これでは日本車の品質が、現在は昔と比較して大幅に落ちていることになります。タカタのバッテリー以上の問題になってしまいます。これは「ペテン師商法」のレベルであります。

※こんな話は私だけではないようです…。「ディーラー ペテン」でググってみると、たっくさん出てきます。

 

バッテリーチェッカーなるものの測定には正確な取り扱いがいるもので、測定結果がばらつかないように、バッテリーメーカーも努力すべきです。この現状からは、まるで車自体の品質も、バッテリーの品質も悪くなっているかのごとき説明がなされています。自動車メーカーにも系列の販売トークを管理するように自覚すべきです。

このような信用のおけないディーラー整備では、リピーターになるお客様も減るのは仕方ないでしょう。

目先の利益

ファミリーレストランで注文を受けた店員が「カフェバーはいかがですか?」と聞きます。フランス料理のレストランでは、注文と同時に「お飲み物はいかがでしょうか?」と食前酒を進めます・・・【市場の縮小のメカニズムと対策(5)】自動車とゴルフ➡

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