【店舗経営者の方必見】売れない時はポップを活用して、商品の回転をよくする! ヴィレッジヴァンガードの場合(動画あり)

日記

商品につける「ポップ(POP)」を何のためにつけるのか? ”お店の商品の良さをお客様に知らせるため”はもちろんですが、店舗経営者であれば経理的にどんな意味があるのかを知識として持っていなければ始まりません。それは、資金効率を良くするためです。このからくりがわかった人の勝ちです! 「ポップ(POP)」をうまく活用してる、若者に人気の店舗『ヴィレッジヴァンガード』についてみてみましょう。


有効なポップ(POP)ってどんなものか? 見てみる

↓↓↓「ヴィレッジヴァンガードで発見!妙に気になるpopランキング」(YouTubeより)

この動画に出てくる「ポップ」について解説をしてみましょう。

3位:ETの人形につけられたポップ

「買って帰る時は、必ずチャリカゴに入れてください。」

これ、そのまま展示してあるだけだったらどうでしょう。かなりのETファンは別として、ETは知ってるけど…;、懐かしい!けど今さら…;、という感じで通り過ごしてしまう人が大半かもしれません。

けれど、上記のようなポップがついていると、どうなるでしょうか?

客の立場だったら、頭の中で自分が自転車のカゴに入れて走って帰る姿がと思い浮かぶでしょう? 映画の映像も浮かんでくるでしょう。自然と笑みもこぼれます。店長の言葉からも、お客様のその姿を想像できていることがうかがわれます。

ここが勉強するべきところ! その商品を使用して、お客様がどんな姿になるのかを想像させる、体感させることがポップの役割の1つです。

それを想像させてみるとで、よしやってみよう!と奮起するお客様がいるかもしれないのです。(どういう理由かまではわかりませんが^^;) しかし、陳列してあるだけと比べると、購入してくれる可能性は出るはずです。

2位:岡本太郎の”太陽の塔”

くじけそうになったとき、抱きしめます!

これはうまいですね~!! なかなか発想できない文言です。ポップを書いた人の才能を感じます。こういう店員がいたら、逃さないほうがいいでしょう。ポップ作成専属にしてもいいかもしれません。

これも3位と同様、その商品を使用して、お客様がどんな姿になるのかを想像させる、体感させることができているポップです。

どうですか? これこそ陳列してあるだけだと用途が想像できませんけど、これを言われると”そうかな??やってみちゃおうかな???”と思う人も出てくるかもしれません。

映像で見逃してはいけないのが、岡本太郎さんの写真がきちんと添えてあることです。あまり昔のことだと知らない人もいるかもしれません。別途写真やエピソードなどを添えてあげると、商品の魅力を説明することにもなりますし、お客様の知識向上にもなります。お客様を育てるのもお店の醍醐味で、お客様もそれを楽しんでくれるのです。

3位:のび~るバナナ

何に使うか逆に聞きたい

アッハッハッハ!と笑ってしまうポップ。実際に店長がお客様に「何に使うんですか?」と聞かれたが、答えられなかった経験から作ったポップだそうだが、これがおもしろい。

このポップのいいところは、お店側の一方的な提案だけでなく、お客様の提案をポップで受け付けてみるというところです。

なんでもかんでもお店の方が知っているわけではないかもしれない。だから、たまにはお客様にどんな使い方があるのか聞いてみるのも、相互のコミュニケーションになります。

それでお客様のほうから「こんな使い方があったよ!」と情報があったら、それをまたポップすると人気が出るでしょう! エピソードまで添えたら、また話題になるでしょう。

 

ポップを、ただの値札、商品名を書くものと思っている人は損をしています。

このように「売れない」と思っている商品でも、発想の転換でポップをつけると売れていくことがあります。それはかつて筆者の店舗でも経験済みです。例えば、ネット通販でも良くある「ワケあり」ですが、実店舗でも使えます。しかし、陳列の仕方がよくないのを見かけます。「ワケあり」とポップがあるワゴンに整理整頓されずに、まるでゴミを捨てているみたいにおいてあっても、購入されないのは当然です。ネットのワケあり商品でも”なぜワケありなのか?””それでも価値があること”がちゃんと説明されています。商品に「愛」がないのは、経営者失格です。

例に挙げたヴィレッジヴァンガードの店舗は、全国にあります。ぜひ一度訪れて、ポップの付け方、お店の雰囲気を学んでみましょう。すべてヴィレヴァンのようにしろというのではありません。商材や立地に合わせて、ポップの雰囲気、付け方も違ってくるのは当然です。しかし、まずポップを有効につけるため、つまりお客様が購入してくれるようなポップの方策を考えてみてください。

 

ポップのおかげで、エンターテイメントがお店の魅力に

上記の例をみるだけでも、ポップを見たお客様が楽しめるということがわかると思います。他にもポップの効果はさまざまあって、お店のいたるところにあるポップ自体がお店全体をエンターテイメントにしてくれます。これが実際に購入されなくても広告塔になってくれて、お客様が”面白いからまた行ってみよう!”とまた足を運んでくれる可能性が高くなるのです。つまり、再来店率を高くします。

ここで「ただ来てくれて買ってくれないのではどうしようもない…」という経営者は失格です。店舗をやっている以上、冷やかし客を嫌っていては売り上げは伸びません。お客様は一歩ずつ階段を上がってくるものです。購入してくれるスピードが早いか、遅いかの違いなのです。できるだけ、お店の商品を魅せる機会をたくさんの人に与えていくのです。そして、一方では幻滅させないように店づくりをしていくことも必要なのです。

最近は、「万引きが怖いから買わない客は入れたくない」という経営者もいることでしょう。しかし、コンサルの経験から、そういうお店はいずれ閉店していきます。来店客数が減る一方になってしまい、じり貧になります。これもれっきとした理由があって、お店の縄張り意識が強い店舗はダメです。万引き対策は別途しましょう。

↓↓↓ポップ(POP)は専門家に頼まなくても自前で作ることができます。参考書もたくさん出ています。自分でトライしてみましょう。

 

【送料無料の楽天ブックス】

富士スピードウェイ開催のWECイベントに学ぶ、集客テクニック! ゴルフ業界も学ぶべき提案とは?

もやしが食卓から消える? もやし原料豆高騰で業者破産へ そんな売り方、ホントは邪道!

【Amazon配送システム窮地】素人経営者?組織作りの落とし穴!解決策は?