【新型スバル・インプレッサ試乗記(10)】別次元の挙動[10]

スバル

走り出してすぐ市街地走行に入り、すぐに気が付くのが「全く遊びがない」クイックなハンドルです。突き上げ感があるサスペンション・セッティングは、一昔前のBMWのようで、曲がりくねった狭い道を走る中でも、ロールの少ないフラット感のあるハンドリングです。減速してもノーズダイブが少なく、広い道に出て80kmほどに加速すると・・・・・




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新型インプレッサの抜け落ちた穴

新型インプレッサがカー・オブ・ザイヤーを受賞したことに多少の疑念があります。それは燃費対策を進めていないエンジンについてです。あまりにも手を付けていないのでびっくりです。直接噴射であると言いますが、プリウスの半分も走らないのです。社会情勢からこれで新型と言えるのかが問題です。

スバルの名誉のために付け加えておくと、燃費は旧型と比較して5%向上しています。それはエンジンブロック自身の軽量化や、圧縮比を上げて直噴でノッキングを抑え出力も向上させています。でも2021年には熱効率40%に達しようとするレシプロ・エンジンを積んで、モーターとハイブリッド化しているプリウスでもEUなどの規制をクリアできないと言われます。この先どの方法で燃費を上げていくのかも示されていません。これは大きな疑問です。

旧モデルにはモーターの出力は13馬力余りとアシスト程度でしたが、ハイブリッドモデルがありましたので、準備は進めているものと思います。しかしジャーナリストもなぜ、現代の最大の問題である燃費を度外視して、最優秀と判断できるのか答えなければなりません。素晴らしいプラットフォームですが、新型プリウスを超えて受賞するには少なくとも、燃費向上について方向性を示していなければならないのではないでしょうか?

今後のスバルの発表を期待をもって待ちたいと思います。

多種少量生産とフラットフォーム共通化

多種少量生産(多品種少量生産)については、共通部品であることを嫌う専門家、または意味を理解しない専門家多いことでしょう。自動車ジャーナリストが「トヨタ・TNGA」、「スカイアクティブ・テクノロジー」、「スバル・グローバル・プラットフォーム」などを理解できていない・・・・【新型スバル・インプレッサ試乗記(11)】別次元の挙動[11]➡

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