【東京五輪公式グッズをネットで販売】なぜ、風呂敷クロスが1万円以上もするの?

伝統の知恵・伝統工芸

2020年東京オリンピック・パラリンピックのエンブレム商品が発売されました。その中の「ジャパンプレミアム」ブランドによって、日本の伝統工芸をアピールすることも、その一環です。



小池都知事がモデルになって披露

記者会見でも、小池知事の首元にその風呂敷?が巻かれました。2020年東京大会のエンブレムを用いた「風呂敷クロス」というものです。(五輪風呂敷と言われるようになりました。)
デザインは、エンブレムの作者でもあ野老朝雄(ところ・あさお)さん。

藍色の青と白のコントラストがシンプルで、スカーフとして使ったときには、その巻き方によってもイメージが変わってきます。

(連日、風呂敷を首に巻いた小池知事が見られるようになりましたが、「百合子巻き」だそうです。)

風呂敷は、日本の伝統工芸、東京染小紋の手作り!

風呂敷クロスを作成しているのは、日本の伝統工芸の継承者。東京のど真ん中、新宿にある富田染工芸の、伝統工芸士でもある富田篤氏さんです。

実は、東京は、京都・金沢と並ぶ「きもの」の染色3大産地の1つなのです。富田染工芸さんでは、「東京染小紋」と「江戸更科」という伝統の技を継承しています。

富田染工芸のホームページ

その「東京染小紋」で作られたのが、2020年東京オリンピック・パラリンピックのエンブレム商品の1つである風呂敷クロスです。もちろん、手作りです。

その特徴は、絹の布に染め抜かれた青ですが、その鮮明さで、東京五輪のエンブレムと文字も染め抜かれていますが、小さい文字でもとてもきれいに浮き出ているところです。日本の伝統工芸ならではの繊細さなのです。ぜひ、手に取って触れてみるとよいでしょう!

税込み11,880円の価値

お値段はというと、風呂敷で11,880円(税込)で、「え~、風呂敷なのにちょっと高い!」とお思いでしょうが、手作りの伝統工芸ということがわかれば「納得!」というところです。

伝統工芸士の富田篤氏さんによると、通常は18,000円から、高いものでは6万円以上もするそうです。これは、破格の「小池価格」なのです!

普段はあまり日本の伝統工芸に触れることがない方たちも、ぜひこの機会を活用しましょう。

他にも様々なものが、「東京2020オフィシャルオンラインショップ」で販売されています。アニメのキャラクターシリーズなんかもあります。ご覧あれ!

 

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