【松山英樹と石川遼のドライバー(3)】キャロウェイXR16 SUB ZERO[1]

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写真出典:http://callawaygolf.jp/mens-clubs/drivers/2016_xr_pro_dr.html

松山英樹選手は【松山英樹、注目のドライバー(1)】キャロウエイ・グレートビッグバーサでもお知らせしましたが、スリクソンZR30を捨て、新たにスリクソンが松山英樹プロのために作ったと言える「Z765リミテッドモデル」も捨てて「Z565」を使ってみたり、より素人向けとも思われるキャロウエイ・グレートビッグバーサーを使い始めました。石川選手はヘッドはプロモデルですが、シャフトは軽すぎるぐらい軽いモデルを使用し始めています。

☚【松山英樹と石川遼のドライバー(1)】ツアーAD TP-6X[1] (石川遼プロの軽すぎるシャフト)



キャロウェイXR16 SUB ZERO(日本未発売)

キャロウエイが上級者向けに用意するシリーズ、XR16・XR16 Pro・XR16 SUB ZEROの一番上級者向けと言えるモデルです。ヘッド容積は460・450・440ccと順番に小さくなり、重心距離は短くなっているようです。石川遼プロのヘッドは重心距離37mmぐらいのようです。重心深度は32mm程度と松山プロの重心距離40mm、重心深度37mm以上と比べると大変短く、そして浅く有効打点距離を稼いでいます。

重心距離は35mmを起点に見ているとそのヘッドの特性が分かったのですが、最近は重心距離が40mmほどになってもプロ向きのヘッドがあります。変化の一つの要因はアイアンの重心距離が40mmと長くなったことがあげられるのでしょう。マッスルバックのアイアンは32~33mm前後と今となっては非常に短いのですが、アイアンの重心距離とドライバーの重心距離が違い過ぎると、ミスを誘発するので揃えようとする考え方がありました。それでドライバーヘッドもマッスルバック・アイアンを使用するプロは、小さなヘッドで重心距離を抑え、操作性も兼ね備えたセットを作ろうとしてきたのです。

しかし、ドライバーの飛距離が勝敗を決する時代になり、より飛ばすためにはプロと言えども、やはり方向性のマージンが必要でした。そこで重心距離が長く、重心深度の深い方向性の良いクラブが好まれるようになり、ボールとヘッドが低スピンとなるに従い、操作性も要求されなくなってきたので、よりミスに強いヘッドが使われるようになってきました。

飛距離重視はテクニックいらず

スピン量が減るとアゲンストの場合、従来は出来るだけ低く出して風の影響をなくすのがテクニックとされてきました。しかし・・・・・

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