【松山英樹と石川遼のドライバー(4)】キャロウェイXR16 SUB ZERO[2]

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写真出典:http://callawaygolf.jp/mens-clubs/drivers/2016_xr_pro_dr.html

松山英樹選手は【松山英樹、注目のドライバー(1)】キャロウエイ・グレートビッグバーサでもお知らせしましたが、スリクソンZR30を捨て、素人向けのキャロウエイ・グレートビッグバーサーを使い始めました。石川遼選手はヘッドはプロモデルですが、シャフトは軽すぎるモデルを使用し始めています。

☚【松山英樹と石川遼のドライバー(3)】XR16 SUB ZERO[1]

☚【松山英樹と石川遼のドライバー(1)】ツアーAD TP-6X[1] (石川遼プロの軽すぎるシャフト)



飛距離重視はテクニックいらず

スピン量が減るとアゲンストの場合、従来は出来るだけ低く出して風の影響をなくすのがテクニックとされてきました。しかし、プロと言えども多様なショットを打ち分けるのは危険性が増すのであり、同じように打てることが安定性には有利です。逆スピン量が少なくなったことで、テクニックを駆使して失敗するより、少なくなった風の影響を考慮して、狙いを変えて同じようなスイングで打つ方が有利になったのです。ショットの種類は少なくて済むほうがミスは減るのですから。

これとは逆に、現代のドライバーはアイアンとの整合性は最優先とせず、別のスイングとしてでも安定性を確保しようとしています。ドライバーは飛距離が出るのでミスは致命的となりやすく、何よりも狙い通りに打てることが優先され、その狙いとは飛距離重視なのです。

石川選手、松山選手、2人それぞれの狙い

石川遼プロは腰の故障に対処することが最優先であり、飛距離を楽に出せることが必要なのでしょう。「軽いクラブにすると当初は飛距離が出るが、そのうち手打ちになって飛距離も落ちて、スイングが悪くなる」と言われていました。ですからクラブ重量を軽くするのは、筋力の衰えに従って、振れる限界の重量とすべきとされています。この常識にとらわれず、軽量化してヘッドスピードを上げられるのであれば、軽くしたいものです。

松山英樹プロの方向性は、より低重心・深重心でワイド・スイートスポットにしたヘッドで、重心角の増大で引っかかるのをシャフトで抑える方向性であると見えます。長重心・深重心で相殺できるのかもしれません。よりミスに強いヘッドで、より飛ばせるのであれば、さらに強くなれることになり、大変楽しみなことです。成果を見せられているファンのほうが、より興奮するものです。

シャフトとヘッドの相性

私は結局、ツアーAD MTまで、順に試したのですが、クワトロテックMDに戻ってしまい・・・

【松山英樹と石川遼のドライバー(5)】XR16 SUB ZERO[3]➡