年末ゴルフ番組「KYOKUGEN・極限」で松山英樹と石川遼の直接対決がすごかった!【画像あり】で大御所たけしの案内で、見事なショットを披露した松山英樹と石川遼の2人でしたが、そのときキャディーバッグの中に入っていたウェッジは2人とも4本でした。共通してロブウェッジを入れていたのが印象的でした。(画像出典:
アメリカPGAのコース
松山英樹、石川遼共にロブウェッジ(LW)を入れているのには、PGAツアーが開かれるゴルフ場の環境があるようです。広いアメリカのことですから環境の変化は激しく、道具も幅広く対応できなければならないのでしょう。
ウェッジは14本のクラブの中でも最も環境に左右されるクラブですので、少なくともアメリカPGAが開かれるコースセッティングでは、ラフやグリーン周りの芝の刈高が、日本のコースセッティングに比べて激しく高いのが特徴でしょう。むしろ日本のラフの刈高などが低すぎると言うべきかもしれません。
グリーン周りのラフの刈高もボールが沈んでしまうほどで、「ロブショット」以外では打てない状況が多いのです。アプローチショットでグリーンを外してしまうと、すぐ近くであっても転がすことは出来ず、ロブショットを必要としているために専用のクラブも当然必要となってきます。
それで、ロブウェッジが必要なのです。(ロフト角は60度前後で、バウンス角は少なめのクラブ)
↓↓↓こちらは、2019年メモリアル・トーナメント3日目、松山英樹プロの映像。60度ウェッジを使用した模様。チップインバーディです!!!
What a shot. 👏
What a round. 👏Hideki Matsuyama chips in to finish his third round. He’s 1 shot off the lead @MemorialGolf after carding an 8-under 64.#LiveUnderPar pic.twitter.com/wrDMuRxXmF
— PGA TOUR (@PGATOUR) 2019年6月1日
アメリカPGAのゴルフコールは、普段私たちがプレーしている日本のゴルフ場のアマチュアゴルファー向けのコースセッティングからは、想像できない難しさがあります。
それでも、一度トーナメント・クオリティの日本のコースでラウンドしたら、どうにもならなかった思い出があります。
試合直前のトーナメント・クオリティのゴルフ場では、フェアウエイの幅も狭いのですが、ラフに入るととても打てないほど深く、出すのが精いっぱいでした。ボールがラフに入った場所を特定できていても、すぐそばに行き、真上から見ないと見えないので、信じられない場所でロストボールとなってしまいます。スロープレー要注意の状況です。
そんなPGAトーナメントのきつい状況の中で、松山英樹監修のクリーブランド588RTX2.0プレシジョン フォージド ウェッジは作られました。
↓↓↓こちらは、松山英樹監修のクリーブランド588RTX2.0プレシジョン フォージド ウェッジ。松山プロ向けに作られたとあって、フェースは小さめですが、ジャストミートしたときにはいい弾道を産むようです! ※今では中古でしか手に入りません‼
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※ウェッジを中古で購入するのは、あまり勧めできません。それはバンカーやグリーン周りのベアグラウンドなどで使う率が高いからです。つまり使用条件が悪く、クラブが酷使されているから。それゆえにランクCのものが多いです。
↓↓↓こちらは、2021年松山英樹プロが使用するクリーブランドのウェッジ!(シャフトは違います)スピン量が安定すると言われています。
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ウェッジの日米相違点
■ジャンボ尾崎・中嶋常幸の功績
かつて、日本のアマチュアゴルファーの間でジャンボ尾崎のウェッジが流行りました。グースネックの強い、今では独特の形をしたウェッジでしたが、日本の芝の条件から・・・・➡【松山英樹・石川遼のウェッジ(2)】