写真出典:http://www.yonex.co.jp/golf/clubs/n1-cb-forged-iron.html
先にお伝えしたように池田勇太プロの使用するヨネックス・N1-CBフォージド・アイアンをネットで注文するとき、出来るだけ仕様を合わせるのに必要な知識を見てみましょう。
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☚【勇太のアイアンをネットでカスタム注文(4)】ヨネックス・N1-CBフォージド
カスタムアイアンで仕様を入力してみる
シャフトの向き
カスタムアイアンを作る時、「シャフトの向き」を指定できる場合があります。ロゴが表に来る表挿し、ロゴを裏側にする裏挿しがあります。
最近のスチールシャフトのロゴマークは、カーボンシャフトと同じように大変目立つようになりました。裏挿し・表挿しは好みで選んでよいのですが、本来はシャフトにも向きで特性が違う場合があるので注意が必要です。特にカーボンシャフトでは如実に特性が違ったのですが、スチールの場合、ほとんど違いは出ていないようでした。
カーボンシャフトの場合、繊維の巻く方向があるので角度でねじれが生じるのです。初期のカーボンシャフトは、この癖がかなり分るほどでしたが、現在はクロスに巻くのが常識的となり、先端部など3方向4方向から巻いて、方向安定性を出すようになってきています。そのため角度をどのように取ろうとも特性の違いは出ないようになり、ドライバーなどはシャフトを回して装着出来るようになっています。
現在では、どのシャフトも角度を気にしなくても良いでしょう。ロゴを上にするか否かは好みの問題です。
ロフト・ライ角の調整
■一般論
フォージドアイアンは軟鉄鍛造ですので、ロフト角やライ角を±1.5度ぐらいは角度を変えることが可能です。しかし、1回限りにしておいたほうが良いでしょう。繰り返すと金属疲労を起こして折れる可能性があります。
鋳造では可能と表示しているもの以外は、基本的にやめておいた方が良いでしょう。これは鍛造と鋳造の製法の違いで、鋳造は鉄を溶かして型に流し込んで成形しますが、鍛造は最低でも3回、型にはめて叩いて整形しています。鉄の組織は叩いて成型したほうが強く結び付いていますが、溶かして鋳型に流し込んで成形すると粒粒の状態になっています。下手をすると微細な泡が入り込んでいて、折れてしまう危険があるのです。これをロフトやライ角を調整するために力任せに曲げるのですから、鋳造ではもちません。
鍛造(フォージド)アイアンに使われる鉄素材は、俗に「生材」と言われるように大変柔らかく粘り気のある材料です。日本刀の胴の部分に使われ、海外の刀とは違って、硬い刃先が割れてしまわないように守っていることで知られています。この製法が日本の刃物の特徴で、日本刀はライフルの玉も切ることが出来ます。発射されてスピードの付いた玉による衝撃を吸収して刃先を守るのが、胴の部分の生材なのです。
主に炭素含有量で鉄の硬さが決まりますが、S25Cなどほとんど炭素が含まれていない素材が使われてきました。ミズノのフォージドアイアンなどはS20Cを使い始めているようです。
フォージドアイアンはぶつけると傷がつくほど柔らかいので丁寧に扱ってください。キャディーさんに預けると、4人一組ではどうしてもクラブ同士がぶつかって傷がついてしまいます。フェースの部分を守る気配りが必要ですので、キャディー付でもクラブは自分で持つ方が無難です。
■ヨネックス・N1-CBフォージド・アイアンの角度調整
素材はカタログに表示されていませんが、S25CかS20Cのどちらかであろうと思います。
角度調整の時、挟み込んで固定して・・・・つづく
【勇太のアイアンをネットでカスタム注文(6)】ヨネックス・N1-CBフォージド➡
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