目薬の選び方、塩酸○○○○と防腐剤には気を付けよう!

ヘルスケア

2017年3月17日号「週刊ポスト」の”効く「目薬」効かない「目薬」”の記事を見て、なるほど~と思ってしまった。意外に思い込みで間違った使い方をしているんですね~。花粉症の季節、目薬さす機会も多いかと思います。ドラッグストアでたくさんある商品から、どんな目薬を選択したらよいか、まとめてみました。



塩酸○○○○は、かえって充血がひどくなる!?

↓↓↓2017年3月17日号「週刊ポスト」。”効く「目薬」効かない「目薬」”の記事。

 

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「週刊ポスト」のこの記事は、彩の国東大宮メディカルセンター眼科部長の平松類先生が監修していますので、信用できるものだと思います。

長時間のパソコン使用、車の運転、花粉などで充血はしやすいもので、目薬を携帯している人は多いでしょう。目薬を購入するときも、疲れ目や充血解消のための目薬を探します。その時目安になるのは、箱に書いてあるキャッチコピーと値段だと思います。

でもそこでもう一つ、「有効成分」にも目をやってみましょう。

気を付けるのは、「塩酸テトラヒドロゾリン」「塩酸ナファゾリン」「塩酸フェニレフリン」などの充血除去成分です。

↓↓↓着け心地が爽快で、花粉対策にもよく、比較的安価な「ロート アルガード」。これにも、塩酸テトラヒドロゾリンが含まれています。(でも、防腐剤は無添加です)

これらは「血液収縮剤」といって、文字通り血管を収縮させて、一時的に血流を少なくして充血をとる効果があります。たしかにこれらの目薬をさすと、充血がみるみる引いていって、白目がきれいになるのでホッとするものです。

でも気を付けなければならないのは、繰り返し使い続けているとかえって血管が太くなって、充血がひどくなることがあるらしいのです。やはり用法・用量に書かれている1日の点眼回数は守りましょう

例えば1日3~6回とかいてある目薬だったら、朝、昼、15時、終業時、就寝前の5回にしておき、後の1回はひどい時のためにとっておくなど決めておくと、点眼しすぎを防ぐことができるでしょう。

気になる人は、厚生労働省の点眼薬についての副作用一覧もご覧ください。

 

じゃー、血液収縮剤が入っていない目薬は?

塩酸テトラヒドロゾリンなど血液収縮剤が入っていない目薬も存在します。それは、「サンテドウ」

気になるのはこれで充血が治まってくれるのかどうかですが、大丈夫。「クロルフェニラミンマレイン酸塩」という成分が、ヒスタミンの働きを抑えて目の炎症を和らげてくれます

血液収縮剤ほど速効果はなく、効能も少しは落ちるかもしれませんが、充血は少なくなります。

ちょっと血液収縮剤の目薬を使いすぎだな~と思った方は、「サンテドウ」を試してみるといいかもしれません。

↓↓↓こちらが、血液収縮剤が入っていない参天製薬の「サンテドウ」。有効成分を確認してみましょう。

個人的な使用感ですが、このサンテドウの成分であるビタミンB12(シアノコバラミン)が聞いているような気がして好きです!

最近、気分転換によくスマホゲームもやりますしね~。

 

防腐剤は角膜を傷つける

また、防腐剤は雑菌を繁殖を防ぐ効果があり、目薬を長持ちさせるのですが、角膜を傷つける可能性があるということです。何故か?ということは、週刊ポストの記事には書かれていませんでした。

でも、できれば「防腐剤不使用」とパッケージに書いてある目薬を使用するのが良いでしょう。

 

高い目薬が本当にいいの?

平松医師によると、目薬の値段の差は使われている成分の原価によるものよりも、ブランドや広告費がプラスされていることが多いと言います。

なので、パッケージの有効成分をきちんと見比べて、同じ成分だったら安いほうを購入したほうが、お財布にやさしいですね。

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