【築地か豊洲か?小池百合子の思惑】裏取引か?

日記

※この記事は「豊洲移転、築地も活用で調整」とのニュースが流れる前にかかれたものです。

都民にしっかりしてもらわねばなりません。結局、小池百合子東京都知事に、豊洲問題を政局に利用しているのです。いくらなんでも東京都民にも分るはずです。少なくとも利用されるな・!

➡【実務能力なし?小池百合子東京都知事(1)】なぜ?これほど引き延ばすのか?


政治家の常套手段

私も何人かの政治家との付き合いを経験してきましたが、何かの反対運動を引き受けるとき、政治家は問題を解決しようとはしません。

半世紀も前、県会議員選挙の投票日、自治会長の自宅に車で行ってくれと県会議員候補に頼まれたことがあります。すると自治会長が近所の有権者を連れて投票所に連れていく運転手の役割でした。何度も投票所と行き来する中で、自治会長は「今、○○議員に落選されると困るから」と言っていました。○○県会議員は「解決していたら応援してくれないから・・・」と本音が出ていました。


政治家は反対運動があると引き受けた顔をしながら、政局にするのです。○○県会議員は支援者を「票にするか金にするかだ」と言い切っていました。○○県会議員は過去に県会議長も務めながら、今でも議員です。

豊洲市場移転に反対する票も獲得して、小池百合子は東京都知事になりました。今回は「都議選に勝たなければ始まらないから」と豊洲問題を政治利用しました。都議選で勝って小池百合子東京都知事はなにをしようとしているのでしょうか?

立場と立場の対立

「誰の責任?」と問われれば、豊洲移転反対者の立場では「石原慎太郎元東京都知事」が悪者です。築地再整備に反対者にとっては「小池百合子東京都知事」が悪者です。いつまでも平行線であり、反対者は必ず残ります。これが橋本徹元大阪府知事の言うところの「行政コスト」です。少数でも反対者の意を汲み取っていくにはコストがかかるのです。これが「安心と安全」の違いで「安心」は数値では区切れないのです。豊洲問題では「地下水を飲み水にできる」ほど浄化することでした。

問題を解決するには「誰が?」とすると対策出来ないのです。民間企業経営・管理では、最もやってはならないことです。「何が問題なのか?」として原因究明と責任追及をしないと、派閥争いとなり決着は力関係で決まり、企業体力を失い最悪倒産してしまいます。東芝問題がこの典型でしょう。

アコーディア・ゴルフもこの典型で、派閥争いを少なくするには、社内のルールを公平に作り、公平に運用する概念がなかったのです。完璧でなくとも「公平・平等」の方向性を打ち出さないと、力で決着することとなります。暴力革命の必要な社会が、いつまでも発展できるわけはないのです。「テロは犯罪」と高をくくっていられない理由です。


「制度が国を作る」ことを理解しないと企業経営も出来ないのです。まして、現安倍政権・小池百合子東京都知事のように、行政が「したたかで、公平でない」と、社会は乱れます。モラルの低い社会となるからです。「平等な社会を作る」ために東京都議会選挙を勝とうと志していることを、小池百合子東京都知事には示してもらいたいものです。「小池ファースト」でなく「都民ファースト」を示してください。

どうあるべきか?

最近「どうあるべきか?」と問うことを軽視する風潮があります。それが豊洲問題をこれほど複雑にしてしまったのでしょう。市場問題プロジェクトチームなど沢山の会議を作り、問題の先延ばし、問題点の不明確化を図って、百条委員会の内容などを話題からそらしてしまっているのが、小池百合子東京都知事のやり方ですが、本当に「市場の在り方」について考えているとは認められません。何故なら極めて政治的言動が多いからです。

「どうあるべきか?」の議論が抜けたまま結論が決まるのでしょう。極めて小池百合子東京都知事にとって都合のよい結論であることは間違いがありません。これまで彼女はそうして多くの人々を利用してきたからです。

「判断基準に客観的基準を求めていない」ことは「専門家会議」をまともに利用していなことで分ります。豊洲移転に反対する業者の抗議の矢面に専門家会議を立たせ、悪者扱いにしている様を見ていると、豊洲移転賛成派が何も言わなくなっていることに気付きます。

裏取引

専門家会議で、あれほど怒り浸透していたはずの豊洲移転賛成派が、意見を言わなくなりました。これをどう理解すべきでしょうか?

小池百合子東京都知事は、何らかの形で豊洲移転の判断をするのではないでしょうか? その情報があるので、現在の築地再整備派に反対する必要がないのでしょう。専門家会議はどちらの立場でもなく「技術的・法的に豊洲市場は安全である」と結論しているので、「豊洲市場移転は可能である」と結論しているのでしょう。豊洲移転の悪者役を、小池百合子東京都知事に都合の悪い「豊洲は安全である」と技術的に結論していた「専門家会議に負わせる」経緯です。小池百合子、ずるし・!

小池百合子東京都知事配下の「市場問題プロジェクトチーム」は、独自に言動して矢面に立ってしまったので、下げたのでしょう。本当の問題児は市場問題プロジェクトチームです。

市場問題は反対者が残るのは当然であるのであり、本来の意味では、もともと現在問題はないのです。談合などの問題があるのを見逃して、石原慎太郎を故意に悪者として票集めにしてきた手法は、「したたか」「悪者」そのものです。政治家にまともな人は、なかなかなれるとは思いませんが、これほど私的な思惑でいじってしまうのでは、トランプ・アメリカ大統領と同じく、社会に混乱と犠牲を強いることとなりましょう。

これは茶番劇です。東京都民はしっかりしろ・!

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