【米中首脳会談の最中にシリア攻撃(2)】中国・北朝鮮を動かすか?

トランプ・アメリカ大統領

アメリカは米中首脳会談の最中にシリア攻撃を実施した。この攻撃で最も心中穏やかではいられなかったのは北朝鮮の金正恩書記長であろうと言われています。しかしアメリカの軍事行動は、シリア情勢についてロシアに対して大きな影響を計算したものとも考えられます。

そして北朝鮮との戦争について、日本は「極めて危険な情勢」と認識できます。

➡【米中首脳会談の最中にシリア攻撃(1)】中国・北朝鮮を動かすか?

➡【北朝鮮ミサイル・直接の脅威】在日米軍を狙う[1]


シリア情勢とロシアとの対峙

今回アメリカのシリア攻撃は「化学兵器による攻撃が行われたことに対する報復」として、ロシアには2時間前に通知しています。これの狙いはアメリカはロシアと協力して I S を壊滅させることにしていましたのでロシアと全面的に対峙することを避けた故です。しかしアサド政権はロシアに保護され、支援された状態で「反政府勢力を壊滅させる」勢いです。


反政府勢力を残したいアメリカとしては、ロシアとの正面からの対立を避け、I S 攻撃以外を許さない姿勢を示す狙いとして「化学兵器による攻撃に対する報復」を利用したタイミングです。ロシアに「アサド政権を残したければI S を叩け」と言っておいてロシヤの嫌がる反政府勢力の温存を図るアメリカのしたたかさも覗かせます。

ロシア・中国・北朝鮮・アサド政権に対する威嚇を一つの方法で示す、いわゆる「スーパーな方法」として実施したのでしょう。久しぶりに見せるアメリカの外交の手際の良さです。

またトランプ大統領が「世界の警察軍を降りる」としていたことを訂正させ、より強力なリーダーシップを取らせることを了承させるに良い作戦となりました。おそらくはトランプ大統領自身はもっと単純に受け止めているはずです。国内支持率の向上策などと絡めて自己アピールの良いチャンスと考えているはずです。

この多くの国際関係を絡めたスーパーな施策を総合的に発案したのは、国防関係の大臣スタッフでしょう。これが北朝鮮に対しての軍事行動とどのように結びついていくのかについてが問題です。

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北朝鮮情勢について米中首脳会談の中で何が合意されたのかは、発表されることはないでしょう。それは軍事行動が近いことを示しています・・・

【米中首脳会談の最中にシリア攻撃(3)】中国・北朝鮮を動かすか?➡

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