【豊洲問題から学ぶ(13)】社会の縮図[2]

日記

東京都の問題調査の結果が出ましたが、やっぱり明確にできませんでしたね。何よりも「誰が」と責任追及が先に出ると「何が問題なのか?」があやふやになるのです。ことの原因は「何が・?」なのです。

☚【豊洲問題から学ぶ(12)】社会の縮図[1]

☚【豊洲問題から学ぶ(9)】「誰が?」ではなく「何が?」です[1]
 (もう一度[1]~[3]まで読んでみてください)

ネットビジネスの危険

現在、ネット上だけで行うビジネスが多く展開されています。先日は鍵の通販で、合いかぎを作られてしまい、侵入されてしまった女子大生の事件がありました。ネット上ですので本人確認が不十分なのです。

ネット上での請負ビジネスが大流行りです。地方の行政も絡んで、田舎暮らししながらネットで仕事を請け負い生計を立てる試みがされています。人口減に悩む行政としては、乗っていきたいところです。しかし、請負契約であることから「最低賃金」は問題とならないので、極めて低い報酬が横行しています。これでは「ブラックバイト」より悪質になってしまいます。

企業側の管理者もネット上の取引だけの人材で、訓練もされておらず、差別待遇や労働基準法などの考え方は請負契約では適応されないことをいいことにやりたい放題と言えます。問題点を受け付ける人材も、ネット上の取引の人材で、コーポレート・ガバナンスどころではない「無法状態」と言えます。

ネットビジネスの企業人が、かつてのホリエモンのごとく、アイディア勝負がすべてと考えている稚拙なところがあり、社会制度を理解していないどころがあり、仕事には「不良」が付きもので、それを保証していかなければならないことも認識できていません。村上ファンドほどとは言いませんが、アイディアには実用化するための方策が必ず必要で、システムとして迷惑を掛けないことが品質保証なのです。

東証一部上場会社が労働基準法を無視している現状を見ると、社会的にどのようにして労働者の権利侵害を担保したらよいのかが、大変疑問です。これが出来ないと企業は儲かり、労働者は搾取されとなり、経済が疲弊して、社会が成り立たなくなるのです。少子化、晩婚化はこれらの表れであると認識すべきです。

豊洲問題から学ぶことは社会全体の問題点を学ぶことになるのでしょう。・・・つづく

【豊洲問題から学ぶ(21)】処分しても終わらない[1]➡
【豊洲問題から学ぶ(19)】皆さん間違いです・!!
【豊洲問題から学ぶ(18)】8人の処分は政争の具?
【豊洲問題から学ぶ(16)】品質保証から政争を排除せよ!
【豊洲問題から学ぶ(14)】どんな不良なのか?
【豊洲問題から学ぶ(12)】社会の縮図[1]
【豊洲問題から学ぶ(9)】「誰が?」ではなく「何が?」です[1]
【豊洲市場問題から学ぶ(6)】投資とマネーゲーム[1]
【豊洲市場問題から学ぶ(5)】石原慎太郎
【豊洲市場問題から学ぶ(2)】水はコンクリートの天敵[1]
【豊洲新市場問題から学ぶ(1)】結論ありきの作文[1]