【豊洲問題は初めから存在しなかった(4)】誰の責任か!

日記

東京都議会の百条委員会は続いていますが、初めから【豊洲問題】は存在してなかったと見てよいでしょう。違法性や不適切な石原慎太郎元都知事の判断があったとするなら、「築地市場の豊洲移転」の基本的判断の問題とは別に、工事請負契約の折の談合など、手続きの手法の問題であると言えます。

まして「汚い豊洲の土地を購入したことが不適格である」とする小池都知事の問題提起は「的外れ」いや、名誉棄損にもなりかねない「因縁」とも言えると感じます。


➡【豊洲問題は初めから存在しなかった(3)】判断ミスはない!

➡【豊洲問題は初めから存在しなかった(1)】安全と安心[1]

「誰の責任か・!」とすると収拾がつかない

幾度も書きますが、問題が起きたとき最初から「だれの責任か!?」とすると、めどが立たなくなるのです。これは管理技術の「イ・ロ・ハ」で決してやってはならないのです。残念ながら小池百合子東京都知事とそのブレーンは管理技術に素人であることを反省すべきです。
【豊洲問題から学ぶ(9)】「誰が?」ではなく「何が?」です[1]

「都民ファーストの会」の音喜多都議会議員をはじめとしたメンバーは、政治的な思惑で行政を牛耳ることの危険度を良く理解し、反省して「管理技術」をよく学ぶべきです。

小池百合子東京都知事を応援する支持者の皆さん、行政問題では政争の具にしてなならないことなど、小池百合子東京都知事に、必要なことを進言することでも支援することになることを認めてください。

これから談合など法的問題が出てくるでしょうが、それを政治的に、あるいは私的に利用して、個人的な目的に使われないようにしなければ、結局は都政で業績を上げられないのです。

築地市場の改修、あるいは移転問題は、数十年に渡って関係者で議論が繰り広げられてきた問題です。「安心」との市民の合意を得ることは本来は容易なことではありません。それを全てやり直すのは「石原慎太郎元東京都知事のやったことは全てけしからん」とする意識に見えます。

これから専門家会議を立ち上げて「市場問題研究プロジェクト」などをやることは「行政の長の責任逃れ、怠慢」となってしまい、著しい損害を都民に与えることになってしまいます。技術的未熟さを反省して行政の長として、都政を進めてもらいたいものです。

「石原慎太郎元東京都知事の業績を全て取り消したい欲求」が小池百合子東京都知事には、あるようですが、それはまるでトランプ・アメリカ大統領の「オバマ潰し」のようで、アスペルが―症候群の症状と酷似しています。人には其々、私怨もありましょうが、それはそれ、都民ファーストの内容をよく理解して、築地市場の豊洲移転問題に取り組んでもらいたいものです。

「豊洲移転計画」は長い経過の積み上げであり、その経過に問題がない筈はなく、行政の手続き論で反省すべき問題点がないのか?それこそが本当の管理技術論であり反省であり、将来に向けた前向きな問題意識です。

つまり「誰の責任か?」ではなく「何が問題なのか?」です。

➡【豊洲・百条委員会】人民の海[1]
➡【豊洲移転問題で百条委員会始まる】小池支持派は何を狙う[1]
➡【豊洲移転白紙撤回が小池都知事の目的?(1)】結論ありきの情報操作?
➡【豊洲市場問題「私怨?」(1)】石原慎太郎×小池百合子
➡【豊洲市場問題、議会参考人招致(1)】石原慎太郎「喜んで応じる」
【豊洲問題から学ぶ(21)】処分しても終わらない[1]
【豊洲問題から学ぶ(19)】皆さん間違いです・!!
【豊洲問題から学ぶ(18)】8人の処分は政争の具?
【豊洲問題から学ぶ(16)】品質保証から政争を排除せよ!
【豊洲問題から学ぶ(14)】どんな不良なのか?
【豊洲問題から学ぶ(12)】社会の縮図[1]
【豊洲問題から学ぶ(9)】「誰が?」ではなく「何が?」です[1]
【豊洲市場問題から学ぶ(6)】投資とマネーゲーム[1]
【豊洲市場問題から学ぶ(5)】石原慎太郎
【豊洲市場問題から学ぶ(2)】水はコンクリートの天敵[1]
【豊洲新市場問題から学ぶ(1)】結論ありきの作文[1]