【豊洲市場問題「私怨?」(1)】石原慎太郎×小池百合子

日記

豊洲問題で石原慎太郎と小池百合子の対決が激しくなってきました。面白いと言えば面白いのですが、国民の目からは迷惑な話です。豊洲移転の技術的問題点を検討し、修復して移転できるものか、諦めるべきなのかを早く結論を出すことが先決でありましょう。築地市場業者の人たちはたまったものではありません。この点で小池東京都知事の常識を疑わねばなりません。



➡【豊洲市場問題、議会参考人招致(1)】石原慎太郎「喜んで応じる」

責任論は結果論

管理技術としても実務を進める立場としては「責任論」は結果にすぎません。

本来は、「何が問題か?」「再発防止策は?」と考えていかないと「問題を解決できない」のです。

これを置いて都議選で自分の勢力を伸ばそうと、あからさまに策動するのは「異常」です。待機児童問題の具体策が見えてきていない中で、昨年も待機児童は増えているのです。緊急課題と小池知事も認識していると言いながら「優先的予算配分」だけにとどまり、具体策を出せていません。これはいかなることか?

責任を明確にすることは大事なことですが、その前に「何が悪かったのか?」を明確にしないと「リンチ」にしか過ぎないのです。小池都知事に期待するところも大いにあったのですが、トランプ・アメリカ大統領と同質の危うさを禁じえません。

東京都が決定したことは、何であれ都知事の決定です。問題があれば、すべては最終的に都知事の責任です。しかし、法的責任を追及できるかは別問題で、殺人事件であっても、犯人本人の責任は当然として「社会の責任がある」ので、慎重に審議を行わねばならないのです。

小池東京都知事の「責任の所在」の認識は異常に単純です。

それが支持者にウケて政治的立場を強めている現状ですが、支持者も勉強してアドバイスして、小池都政が実りを都民・国民にもたらさないと、支持する意味がありません。

アメリカ・トランプ政権は極端に弱点を露呈していますが、それでも支持者にはウケています。でもそれは危険なことです。

関連:➡【トランプ大統領・金融規制緩和に動く(1)】トランプ政権の本性・格差拡大の方向

 

悪意ある犯罪でも「責任は結果」と見ることが大事です。そうすることで社会の責任など周辺の真実も見えてくるのです。「経緯を大事にする」との品質管理の大原則を支持者の皆さんは身に付けてください。さもないと危険なことになるのです。

明らかになった東京都政の問題点

小池都知事が石原元東京都知事に「因縁をつける」ように「悪党にしようとしてきた」ことで見えてきた都政の本当の問題点があります。解決して「再発防止策」をすべき・・・・【豊洲市場問題「私怨?」(2)】石原慎太郎×小池百合子➡

 

 

➡【豊洲市場問題、議会参考人招致(1)】石原慎太郎「喜んで応じる」
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