【AGユニオンの本気と小池都知事の本気度(2)】

日記

小池都知事の所信表明演説がありましたが、「これは本気」と捉えるべきか、「都議会との衝突を避けたことから、利権と正面からの衝突を避けたのでは?」との疑問もわきます。しかし、その根底で言外に匂わせているのが「刑事事件化も辞さない」との覚悟です。

☚【AGユニオンの本気と小池都知事の本気度(1)】

刑事告発の覚悟

AGユニオンが出来たことはAG社内の自浄作用なのです。組合がつぶされたり、御用組合になったりした場合は、自浄作用は失敗したのであり、これまで通り「マネーゲーム」に終始することになります。これまでの幹部の言葉からは「AGという企業にこだわらない」と明確な発言があります。これは株主の都合からいえば、どんな形でも「儲かればよい」とするのですから社員の生活を配慮することなど眼中にはないのです。これが現在までのところのAGの経営方針の基本です。

AGユニオンの皆さんの「設立趣意書」と比較してごらんなさい。正反対の姿勢であることに気づきませんか? この経営方針と「労使協調」すれば、何が生まれるのでしょうか? 組合の姿勢としては村上ファンドの意向に反対することも、PGMとの合併を進める平和の意向にも反対することも、考えられる選択肢です。AGユニオンが直面しているのは「ファンド体質のマネーゲームの弊害」なのです。

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この自浄作用が失敗に終わったら、また社員の権利を無視したマネーゲームです。小池都知事のように「AGユニオンはストライキの覚悟と刑事告発の覚悟」を持って準備し、交渉のテーブルに着くことです。

甘くはありません。スキャンダルの情報収集を進め、「ガバナンス委員会、コンプライアンス委員会の処置が適当であったのか?」も含めて「当事者に対しての損害請求を当然」として、「刑事告発すべき事案がうやむやにされていないか?」など、組合として独自に調査していくことが、交渉の場での基礎的力となることを小池都知事の戦略から学んでください。

AGユニオンの皆さんはUAゼンセンの担当者も含めて、本気ですか・? ・・・つづく