【MBKパートナーズによるアコーディア・ゴルフのTOBによる買収で目指すところ(1)】

アコーディア・ゴルフ

添付ファイル:【知恵の輪サイト】で評価したアコーディア・ゴルフ系列のコース

幾度も違った角度から、この出来事を考えてきましたが、もう一度、このMBKパートナーズによるアコーディア・ゴルフのTOBによる買収が意味するところ」を認識しておく必要を感じています。発表内容は極めて正当であることが読み取れますが、これまでの方針とは、あまりにも相反するので、信頼しきれないのが本心です。



アコーディアゴルフ(AG)の発表

2016年11月29日付け「アコーディア・ゴルフのMBKパートナーズによるTOBについて」の書面による発表。(一部抜粋)

出典:http://www.accordiagolf.co.jp/pdf/161129-1.pdf 

❝(ⅱ)「ゴルフ場運営のクオリティの更なる向上等によるブランド価値向上」によって、既存の ゴルフ場メンバーの皆様及びその他の利用者の満足度を向上させるとともに、ゴルフ場利用者のニーズに 応じたきめ細やかな対応を行い、更なるゴルフ場利用者の裾野を広げるためには、大規模な投資が必要で ある一方、一時的な資金負担の増加及びキャッシュ・フローの一時的悪化が生じることが想定されます。 さらに、(ⅲ)「海外ゴルフ場の買収・アライアンスの構築」、「今後拡大が見込まれるインバウンド (訪日外国人)需要の獲得」等を通し、海外展開等を強化していくことは、2020年問題へ対応していくた めの強固な経営基盤の構築にもつながると考えられますが、各種施策を行うにあたっても、一時的な資金 負担の増加及び迅速な意思決定が必要であるものの、上場を維持したまま各種施策を行うことは、意思決 定の迅速さが欠けるという点や、短期的収益の確保に対する配慮や一定の株主還元の実現といった上場会 社としての責務を果たすこととの両立が困難であるという点に鑑みて、限界がある状況と考えております。❞

❝(ⅱ) コースクオリティ・ラウンド快適性の向上及びポイント施策の強化等を通したゴルフ場運営の価 値向上 ゴルフ場運営の価値を最大化するために、設備投資による芝質の向上を始めとしたゴルフ場の最大 の商品であるコースのクオリティを向上させる投資、コース混雑の緩和に向けた最新のカートの導入、 混雑の科学的な原因分析及びコース改造等の施策の実施を始めとした快適なラウンドを実現するサー ビスへの投資、予約及びチェックイン/チェックアウトシステムのバージョンアップ等の新しいゴル フスタイルを実現するテクノロジーへの投資、及び、コースの特長を最大限に活かしたブランド構築 を行うための内装や調度品・コース景観の改善への投資等のグレードアップ投資を積極的に実施して 参ります。さらに、ポイント施策の強化や会員特典の拡充等、長期のファン作りのためのプロモー ション強化を実施し、既存のゴルフ場メンバーの皆様及びその他の利用者の満足度・ロイヤリティの 向上を目指して参ります。また、女性ゴルファー等を意識したクラブハウス等への設備投資、オペ レーションの改善、集客強化も積極的に行うことで、若年層顧客や女性顧客の増加等、ゴルフプレイ ヤーの層を広げ、長期的にゴルフ市場を活性化させて参ります。❞

正当で当たり前の内容

アコーディア・ゴルフ(AG)が創業以来16年がたち、これまで幾度となく指摘されてきた内容ですが、自社株買いを行うまで、つまり鎌田元社長の時までは、決して反省しなかった点・・・・

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