【PGA、増やしたいのに減っていく…】詳細版・経過報告[12] | 知恵の輪サイト～ゴルフ・クルマ・伝統工芸etc.

PGA（日本プロゴルフ協会）が行っている「ゴルファーライフスタイル調査」の中で、大切な質問があります。その回答が示しているのは「どの方向なのか？」です。ゴルフ市場全体がどのように動こうとしているのか？です。つまり、ゴルファーがゴルフをしたいのか？したくないのか？その方向性です。

結論として、ゴルファーもPGAも「ラウンドや練習を増やしたいのだが、実際には減っている」のですが、高齢化の影響が強いと見ます。しかし、それに対応してできていないゴルフ市場関係者の何かが間違っていることを示しています。

現在言えることは、「努力していない」ということだけ。つまり「厳しい市場に対応できていない程度しかやっていない」のです。

これが客観的に見た「物理的真実」と言える状態で、以下にある調査の中の、”2つの質問のデータが示している”のです。

■ゴルファーは増えていくのか？減っていくのか？

<SC5>2016年（今年）における、あなたのゴルフ場およびゴルフ練習場の利⽤回数は、2015年（昨年）と⽐較して増えましたか、それとも減りましたか。（矢印方向にそれぞれひとつだけ）

(＊表が見にくいのはご勘弁を、いずれグラフィックにします)

1.2016年のゴルフ場利⽤回数

2.2016年のゴルフ練習場利⽤回数

<SC6>2017年（来年）における、あなたのゴルフ場およびゴルフ練習場の利⽤回数は、2016年（今年）と⽐較して増えると思いますか。それとも減ると思いますか。（矢印方向にそれぞれひとつだけ）

(＊表が見にくいのはご勘弁を)

1.2017年のゴルフ場利⽤回数

2.2017年のゴルフ練習場利⽤回数

この2つの質問に対する答えから、

「ラウンドや練習を増やしたいのだが、減っている」

と言うことが読めるでしょう。

そして、「増やしたい気持ちの人は、減らしたい気持ちの人より約1.5倍」ですが、「実際に減ってしまった人は増えた人より2倍近くいる」のです。

この場合、減っていく現状を現しているのですが、「原因」についてはPGAの調査では調べていません。おそらくは「高齢化」「財政状況」などでしょう。高齢化社会の問題かもしれません。

でも、いずれにしても「ゴルフをしたい気持ちを上げる」ことと、「資金・交通手段（車）などマイナス要因を減らす」努力をするしかないのです。

すぐにでも改善できる、ゴルフ場やレッスンなどの「接客の悪さなどで客数を減らすのは愚行」。これ以上データをいじりまわしても無駄です。

↓↓↓ゴルフ市場関係者（特にゴルフ場、ゴルフレッスン）が一番わかっていないところ。普通のサービス業でも、三河が2000年から提唱している「事前期待」については疎いところが多い。勉強してみる価値あり！

【送料無料の楽天ブックス】

調査の結果を良く見てください。データは若年層のほうが当然ゴルフに対して前向きでしょうが、この対策は若者に対しても共通に行わなければなりません。

つまり、データで年齢別分析をするのは、対策の実行段階で具体的作業に入ってからであり、お客様に接する態度など細かいことを決めるときに必要なことです。現時点で、詳細なデータは不要です。マネジメントのプロなら、わかるでしょう。

何よりも、「マイナス要因を減らし」「やりたくなるように働きかける」ことです。

このまま放置すれば「下がり続ける」ことが見えています。

「ゴルフはしたいが、なぜか減っていく！」現場を見れば分ります。

この状況では、ゴルフ関係者は「出来ることから始める！」が大切です。