テスラEV残念、2020信頼度ランキングで下から2番目…! 車体パネルがうまくはまっていない、塗装も悪い!米・コンシューマーレポートより

電気自動車(EV)

株式市場では高値更新したり、オーナーのイーロン・マスク氏のスペースX(民間宇宙船」)が打ち上げ成功したりだが、EVで先を行くテスラがユーザー信頼度ランキングで26位中25位に!(※画像出典:Wikipedia


テスラ、信頼度ランキングで下から2番目に転落!

2020年11月19日、アメリカの「コンシューマー・リポート」が発表した自動車ブランド信頼度調査ランキングで、テスラが昨年から2ランクダウンした。

前回は23位、2020年は25位となった。全26ブランド中、下から2番目の位置だ。

残念な結果だ。

どこがいけなかったのか?? ユーザーと品質の関係

テスラのモデルラインナップの中で、ユーザーの厳しい評価を受けたのは、SUVの「モデルY」だそうだ。

車体のパネルがうまくはめ込まれていなかったり、塗装の不具合があったりしたという。

この信頼度ランキングは、アメリカの由緒ある専門誌「コンシューマーレポート」のもので、その趣旨はというと、自動車ユーザーが故障などに煩わされず、長い期間乗って楽しめる車に高い評価を与えるもの。

ユーザー目線で評価しているところが良い。

だから、基本的に車体のパネルがはまっていなかったり、見た目で外観の塗装がはがれていたりなどはユーザーの気分を多分に害し、高い金額を出して購入した商品への満足度は当然に下がってしまう。

テスラはそれをやってしまった。

 

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というか、製造業の大変さを知っている筆者として、最初テスラが軽々に自動車製造に手を出したのを懸念していた。

製造業の品質保証というのは、”外観のない”IT業界と違ってものすごくシビアなもの。それだけでなく、ユーザーの目に直接触れない精密なエンジンや電装品などにおいても、【大量生産品として常に最高の品質を整える】ということは尋常ではないのだ。

だから、テスラは当初、納品までにものすごく時間がかかった。

BMWやメルセデスのエリートを資力によって抱えてきたが、それでもまだ本当の信頼度を勝ち得ることができないようだ。

 

因みに、2020年は、日本のマツダが1位を獲得している!!!

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EVが「顧客信頼度」を獲得するのは、難しい!!!?

この米誌「コンシューマーレポート」では、EV全体に対しても、消費者の動向を調査して厳しい評価を下している。

テスラ「モデルY」だけじゃなく、アウディ「eトロン」もだめ? その問題とは?

以下は、コンシューマーレポートより引用。

E-Tronの所有者は、電源装置の問題とともにドライブシステムの電気的障害を報告しました。モデルYの所有者は、塗装の問題(車を受け取った日、ほこり、破片、人毛が塗装に詰まっているとメンバーの1人が言った)や、所有者がリアハッチを閉じることができます。Kia Niro EVの所有者は、電気モーターのベアリングを交換しなければならないなどの問題を報告しました。

引用:https://www.consumerreports.org/hybrids-evs/reliability-problems-plague-newer-electric-cars/

「eトロン」は、独アウディの電気自動車(EV)。日本でも2020年9月に発売されたばかりだ。価格は1300万円以上。

航続可能距離は400kmを超えるし、四輪駆動システムも搭載したSUVのEVで、クーペスタイルなのもかっこいい。

けれど、「電源装置」の問題や「ドライブシステムの電気障害」があるようだ。

↓↓↓アウディ・eトロン

 

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テスラの「モデルY」は、前述したとおりに塗装の問題がある。先日、新型コロナがいちはやく収束した中国からのEVの出荷が大々的に始まるニュースがあったが、「ほこり、破片、人毛が塗装に詰まっている」ということは、中国生産のテスラなのか?勘ぐってしまう。

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Kia Niro EVは、韓国の起亜自動車の電気自動車。2027年までにEV7モデルを発売すると発表している。が、EVで肝要な電気モーターのベアリング不具合とはいかがなものか

↓↓↓起亜自動車・Niro EV。

 

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各社とも、ガソリン車の新車販売撤廃の動きに乗り遅れまいとEVの市場投入を急いでいるが、本当に大丈夫なのだろうか???

 

人類は「EV」に経験が足りなすぎる!!!

そんな中、米「コンシューマーレポート」では、なかなか的を得たことを言っている。

最新のデータによると、EVは新しいプラットフォームで起動することが多く、比較的新しいテクノロジーや高度なテクノロジーを搭載できるため、より多くの問題が発生する可能性があります。

引用:https://www.consumerreports.org/hybrids-evs/reliability-problems-plague-newer-electric-cars/

これによると、人類にとってEVはまだまだ序の口であり、1885年から始まったガソリン車の歴史と比較すると、100年以上も開きがあるということを考えさせられる。

ガソリン車だって、この100年あまり様々な問題があって人類が鎬を削ってきたのだ。EVにとっても、まだまだ先が長いのではないだろうか?

EVが普及するにもまだまだ問題が山積しており、これからたった30年後の2050年にすっかり「EV社会」ということにはならないかもしれない。

欧州では、水素社会のアイデアが持ち上がり始めている…。

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