国産ウイスキー、サントリーの「白州12年」と「響17年」が販売休止に! ネットで高騰だがそれ以上に価値あるウイスキーとは?

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ウイスキーの大手メーカー、サントリーが「白州12年」と「響17年」を販売休止すると発表した。コマーシャルでもよく見るハイボールがブームになり、国内の出荷量はこの10年で2倍以上に増えているという。ヤフオクやメルカリなどネットオークションでも大変なことになっているらしい。でもそんな高い金を払わなくても、もっといい酒はあるよ!



販売休止の理由は? 再開のメドは?

販売休止は以前からウワサされているが、とうとうこの時がやってきた。

販売休止されるのは、「白州12年」と「響17年」。ハイボール人気が急上昇で、原酒不足に陥ってしまったらしい。国内の出荷量は、この10年で2倍以上に増えている。
特に、「白州12年」と「響17年」は、原酒の熟成期間が少なくとも12年ないし17年必要になるわけで、仕込みの時はそんなにブームになるとは予測できず、原酒の生産量が少なかったということらしい。サントリーとしてはうれしい悲鳴の反面、大変な失態ともいえる場面となってしまった。

サントリーは、蒸留釜を増設するなどして生産量を増やしてきたのだが、それでも需要を賄いきれなくなってしまい、このような事態を余儀なくされたようだ。

再開のめどはたっていないらしい。

現在ある在庫も、早ければ来月からことし9月ごろにかけてきれるという。

 

ネットオークションで値上がり!?でもそれ買わなくても‥

さて、そんな機に乗じて、ネットオークションでは「白州12年」と「響17年」の価格が吊り上がっているようだ。メーカーの希望小売価格(税抜)が、「響17年」1万2000円、「白州12年」8500円なのに、それぞれ5~10万円、3~5万ほどの値段で落札されているらしい。

だけど、それに飛びつくのも酒を本当に知っている者からすると、節操がないと言える。ウイスキーというものは、熟成するのを待つのも楽しみだからだ。

そんな水物に高いお金を出すのだったら、同じくらいの価格で、サントリーのシリーズでもっといい酒が手に入る! それらをちょっとご紹介してみよう。

しかし、これらの酒も在庫は残り僅かのことがあるから、早めにチェックしたほうがいいと思う。



「響 ジャパニーズハーモニー」

「響 ジャパニーズハーモニー」は、2015年に発売されたもの。“日本の四季、日本人の繊細な感性、日本の匠の技を結集したウイスキー”をコンセプトにしている。ネーミングからも、それが感じられる。

熟成年数にこだわらず、サントリーのウイスキーづくりの歴史のなかで培ってきた多彩な原酒と匠の技でつくりあげられた、こだわりの逸品。

【 色 】琥珀色
【香 り】ローズ、ライチ、ほのかなローズマリー、熟成した樽の香り、白檀
【味わい】蜂蜜の透き通った甘さ、オレンジピールチョコレート
【余 韻】繊細、やさしく穏やかに続く余韻、ほのかなミズナラ

ボトルデザインもこだわっており、「響」ブランドならではの24節気(日本の四季の名称)を表した24面カットのボトルデザインを踏襲、生成(きな)りの越前和紙ラベルに「響」の文字を墨文字で施している。

ガラスカットの表情は、ウイスキーの琥珀色と相まって、日本伝統の竹垣を思わせる。ウイスキーのボトルデザインは、鑑賞にも耐えるものになっており、それぞれ違った趣があるものだ。

↓↓↓「響 ジャパニーズハーモニー」はお値段的にも、手ごろ。「響 17年」をオークションで買うよりずっと安い!

 

「響 21年」 意匠ボトル 花鳥風月

2017年に、イギリス・ロンドンで開催された「World Whiskies Awards(ワールド・ウイスキー・アワード)2017」で、世界最高のブレンデッドウイスキーに与えられる「ワールド・ベスト・ブレンデッドウイスキー」を受賞した、日本の栄えあるウイスキー。

またこの時、サントリースピリッツ(株)は、高品質で多彩な製品を生み出したワールドウイスキー部門のウイスキーメーカー1社に贈られる「ワールドウイスキー プロデューサー オブ ザ イヤー」も受賞している。

「響21年」は、熟成された酒齢21年以上の希少な原酒を入念に吟味、ブレンドされている。キーモルトは「山崎シェリー樽原酒」で、合わせるグレーン原酒も酒齢21年以上の円熟原酒を厳選しブレンド。

甘いドライフルーツの香りとスパイシーな香味が特長。口当たりはなめらかで、重厚かつ気品のある味わいと、奥行きのある余韻の長いアフターテイストが印象的。

ボトルデザインも、富士山と花鳥風月を描いており、伝統を感じさせて、いかにも日本のウイスキーらしい。外国人の方のお土産にも最適!

↓↓↓「響21年」は、それなりの価値のあるウイスキーなわけで、お値段もそれなり。だけど、ネットオークションで高騰している「響17年」を10万円ほどで買うなら、こちらを同じくらいで買ったほうがお得と感じる!

 

「白州 18年」

販売休止になった「白州12年」の上を行く、18年物の「白州18年」ですが、こちらは楽天市場でも軒並み売り切れとなっていました。10万円ほどで購入できたウイスキーですが、残念です。かなり価値が上がってしまいましたね。(2022年で143,000となっていますので、これからも上がるのでしょうか?)

 

【楽天市場】

 

梅酒の方が好き!と言う方へ~山崎蒸留所貯蔵 焙煎樽熟成梅酒

ウイスキーの匠の技が作った本格梅酒。

ウイスキーの染み込んだ古樽を時間をかけて焙煎し、梅酒の貯蔵に使用。

焙煎樽由来のバニラのような芳ばしい香りと華やかで重厚な味わい、やわらかく続く長い余韻がある。普通の梅酒よりも、ウイスキーの香りがするかもしれない。

琥珀色の酒だけでなく、重厚な感じのする箱とボトルも、プレゼントするには最適で、結構喜ばれる!

↓↓↓こちらが、「山崎蒸留所貯蔵 焙煎樽熟成梅酒」。この琥珀色がまた何とも言えません。お値段的にも、普段飲みできるレベルです!

 

【楽天市場】

いかがでしたか? 「巷で人気だから!」と安易に飛びついて散財しなくても、価値あるいい酒はたっくさんあります。本当に価値あるものだったら、いま大した値段じゃなくても、将来値段が上がるかも! そっちの方が賢い! ゆっくりじっくり選んでください。

 

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