年末ゴルフ番組「KYOKUGEN・極限」で松山英樹と石川遼の直接対決がすごかった!【画像あり】

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2016年大みそかの夜にTBSで放送されたスポーツ特番「KYOKUGEN・極限」で、ゴルフ世界ラインキング6位の松山英樹とワールドカップで一緒に戦った石川遼が直接対決しました。

その競技内容は、どこかのゴルフ場のコース(フェアウェイは緑でエバーグリーンでしたね)に置かれた50ヤード、80ヤード、100ヤード、130ヤード、150ヤードにある、2メートル四方のの箱に、2人がショットしたボールを入れて行くというものでした。さて、結果はどうだったのでしょう? 見どころだったところも挙げてみます。



 

始球式は、大御所たけし!

たけしが放った球は、まっすぐ行ったものの50ヤードの箱にライナーでカツンと当たりました! ゴルフをやっているだけあって、方向性は抜群!

2人の対決ルールは?

・50・70・100・130・150ヤードの5ステージ

・各ステージの持ち球は3球

・より遠くの箱に入れたほうの勝ち

気になったのは、彼らが使用したクラブです。

1ステージ50ヤード、当たり前だけどクリア(両選手の使用ウェッジ紹介)

先行は松山選手だったが、50ヤードを失敗。使用クラブは、57度のウェッジ。

次に石川選手打ったボールはなんなく箱の中へ。お見事、クリアです! 使用クラブは、59度のウェッジ。松山選手も「さすがです」と。

続いて松山選手が打った2球目もなんなく箱の中へ。2人とも緊張していたようですが、さすがの集中力でした。

ここで番組では、ありがたいことに2人のウェッジを紹介してくれました。

石川遼選手の使用ウェッジは? ピッチングウェッジ(PW)、52度、59度、64度の4本。(キャロウェイ)

松山選手の使用ウェッジは? PW、52度、57度、62度の4本。(たぶんクリーブランド)

微妙に2人のロフト角が違うのです。そして、60度以上のロブウェッジを入れるのは、やはりアメリカのコースで戦っている選手の特徴かもしれません。ロブショットをするときに使います。このウェッジを使いこなす選手で有名なのが、フィル・ミケルソンです。彼のグリーン周りからのロブショットには惚れ惚れします!

ここで、松山選手の気になるコメント

「ワールドカップの時も持つ番手は同じ距離でも全然違う」と松山選手。つまり、石川選手が言う「英樹は状況によって代えるので距離感の合わせ方はすごい」からわかるように、”同じ距離でも何度のウェッジを使うかは状況次第”っていうことらしいです。素人だったら、そんなにクラブはちょこちょこ代えられないもんね。代えたら全然距離感変わっちゃうでしょ。

2ステージ70ヤード、当然のようにクリア

先行は石川選手で、惜しくも手前にはずす。使用クラブは59度。風の読みが間違ったよう?

次に松山選手、見事ボールは箱の中に。1ステージと同じく使用クラブは57度。

そのあと打った石川選手も箱の中に入り、次のステージへ。

ここで、彼らの華麗なる戦歴データ紹介!

石川選手の2013-14シーズンの75~100ヤードアプローチは、アメリカPGAツアー中1位!!

松山選手の2015-16シーズンの75~100ヤードアプローチは、アメリカPGAツアー中2位!!

どちらも自信を持っているアプローチだけに、この勝負も譲れない! 当たり前だけどすごい!

↓↓↓松山英樹選手監修のウェッジ。開いて構えるゴルファーには合ってます。

 

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3ステージ100ヤード、難なくクリア

先行は松山選手、距離は良かったが右へはずれる。その誤差わずか10センチ。使用クラブは57度。1ステージからずっと同じ。

次に石川選手の打った球は、これまたなんなく箱の中へ! 使用クラブは59度。こちらも1ステージからずっと同じ。

そして松山選手の2球目、これも当然のように箱の中へ。このボールは、ピン横わずか30センチに落ちてました! 使用クラブは57度。

2人とも1球目を外すことはあっても、2球目にはすぐに修正して入れてくるところは、やはりすごい!世界に通用する腕ですね。

4ステージ130ヤード、風の影響が…けれどもクリア

ここでピンフラッグが揺れ始め、風が出てきます。

先行は石川選手、ボールは箱を超えて数ヤードのオーバーで失敗。使用クラブはピッチングウェッジに変わってます。

次に松山選手、ボールは箱の枠に当たって外れて、これも失敗。使用クラブはやはりピッチングウェッジ。

そして石川選手の2球目、ここでフォローの風が気になります。持っていたピッチングウェッジから52度に変えてショット。つまり、飛びすぎないクラブに変えたのです。そして、ボールは見事箱の中へ! これがクラブ選択の妙です!! この距離感、どこから来るのでしょう?? 確かに、箱の中にボールが入った瞬間、ピンフラッグがそれまでより強いフォローの風を示していました。 その風を感じて、クラブを変えることをジャッジした石川選手は、やはりすごい!!!

さらに松山選手ですが、石川選手がクラブを変えてクリアしたことに動揺したようですが、使用クラブはピッチングウェッジのままショット。そして、ボールは見事箱の中へ。

松山選手もかなり集中しているようです。「この練習毎日続けたらめっちゃ上手くなりそう」ですって。素人が見たら十分すぎるようですが…。素人こそ、もっと練習しなければ!ですよ。

 

ファイナルステージ150ヤード、石川選手のクラブ選択の妙

ここで、データマン・石川遼選手の気になるコメント

「100%なのか99%98%なのかっていうのを1球ずつやっていかないと」と石川選手が言ってます。ん~、すごい言葉ですね! 松山選手も冒頭言っていましたが、石川選手は練習するとき計測器を使いながら練習しています。だから、たぶんどのくらいの球を打つとどのくらいの数字が出るってわかるんでしょうね。だから1%の差でも力の入れ具合によって球が変化するのが分かっているのでしょう! すごいです!

↓↓↓石川遼選手、とってもえらいです! ゴルフ業界のため、頑張りましょう!


さて、先行の石川選手、打ったボールは惜しくも手前に落ちて失敗。方向性はバッチリです。使用クラブは9番アイアン。

次に松山選手、これも方向性は良かったのですが、やはり7メール手前に落ちて、これも失敗。使用クラブは同じく9番アイアン。どうやら、さきほどのフォローの風から変わったようです。

そして石川選手の2球目。とここで、またもや「いかない気がしてきた」といって、持っていた9番アイアンを8番アイアンに変えます。風がアゲンストになったので、今度は飛ぶクラブに変えたのです。さて、このジャッジが正解なのか? 残念ながら、ボールは箱の右に外れ失敗。ピンフラッグを見ると、風は左手前からのアゲンストのようです。確かにアゲンストのジャッジは合っており飛距離はぴったりでしたが、少し左寄りの風で右に流されてしまったようです。惜しい! 風のいたずらです。

さらに松山選手の2球目、ボールーはお見事箱の中に吸い込まれていきました!! 使用クラブは9番アイアン。ピンフラッグはゆれておらず、風の影響なくラッキーボールです。

さて、追い詰められた石川選手、あと1球しかありません。ここでまたまたクラブを変更して、8番アイアンから9番アイアンに戻しました。風がやんだのでしょう。そしてボールは、箱の中へ! 見事クリアです!!

このクラブ選択のジャッジには脱帽ですよ、石川選手! さすがです!

 

直接対決はプレーオフへもつれこむ!

松山英樹選手、石川選手の直接対決は150ヤードでは決着がつかず、プレーオフの180ヤードへ! 前代未聞!!

最近、プロの試合でもショートホールの200ヤード以上のホールはザラになっているけれど、それでも180ヤードのピンの半径2ヤード以内に入れるのは至難の業! 2人のショットはどうなるのか?

先行は松山選手、大きく深呼吸をしてショット、ボールは箱のわずか右手前で失敗。使用クラブは7番アイアン。

次に石川選手、ちょっと心配そうな面持ちでショット、ボールはかなりひっかけて左へ行き失敗。使用クラブは同じく7番アイアン。

そして松山選手の2球目、ボールは右にそれてしまい失敗。

さらに石川選手の2球目、ここでまたクラブ変更するかどうか悩みます。そして、7番アイアンから6番アイアンは変更。アゲンストなのでしょう、飛ぶクラブへ変更です。さて、このジャッジが、またまた成功するのか? 飛んだボールを見て松山選手が「いい球」と言います。 そして、ボールは見事箱の中へ!!! なんと2球目でクリアです! ホントに石川選手、風の読みとクラブ選択のジャッジが素晴らしいです!

これで、石川遼選手の勝利となりました!!!

 


いやあ、何度もクラブ選択のジャッジをしましたが、これが見事すぎるほど当たってこの結果です。すごいですね~。もちろん、松山選手のショットも素晴らしかったです。

大御所たけしも、来年は、”マスターズの松山です” ”全米オープンの石川です”と言って出てもらいたいと言っていました。ぜひ、この予言が当たるよう、2人には頑張ってもらいたいですね!

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