注目の全固体電池、TDKより10倍以上の重量容量密度が可能?(FDK)

日記

FDKが、富士通研究所と共同開発した新型の正極材料を使った全固体電池を試作。東京ビッグサイトで開催された「国際二次電池展」で公開。2018年12月までにサンプル出荷するようだ。



 

公開した全固体電池は、5V前後という高い電圧での充放電を可能にする正極材料を使った電池。材料は、重量容量密度が860Wh/kgのLi2CoP2O7である。既存のLiイオン2次電池で多く使われているLiCoO2の1.5倍以上。

積層セラミックコンデンサーや積層インダクターの「量産技術」を生かせる”積層型の全固体電池”は、多くの電子部品メーカーが開発中。その多くが、セラミックスを電解質などに使う「酸化物系」と呼ばれる。FDKも同様。

FDKの全固体電池は、製品化で先行しているTDK(以下に説明)のものよりも、電極材料の違いから10倍以上の重量容量密度を得られるという。

 

※以下のTDKの固体電池は表面実装可能なもので、2018年4月にも量産開始。まるで積層セラミックコンデンサー(MLCC)のような形状。IoT機器やエネルギーハーベスティングデバイス、ビーコン、リアルタイムクロック回路の2次電池への応用が可能。サンプル出荷は、すでに2017年12月から開始されている。

 

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