特別仕様車、マツダ・ロードスター「RED TOP」が”今が買い”なのかはなぜか? 熟成とはこういうもの

マツダ

マツダは11月10日、ソフトトップモデル「ロードスター」を初めて商品改良した。それは、特別仕様車「RED TOP(レッド・トップ)」である。マツダ・ロードスターのファンが多いのは周知の事実であるが、今回の特別仕様車がなぜ今「買い」なのか?

画像引用:http://www.mazda.co.jp/cars/roadster/special-vehcles/red-top/



ロードスター「RED TOP」とは?

4代目のロードスターで初めてとなる特別仕様車である。12月14日に発売で、すでに予約は始まっているようだ。

注文受付は、2018年3月31日までの限定であるので、欲しいと思っている人は早めに検討したほうがいいだろう。

なぜレッドトップなのかというと、これまでブラックのみが設定されていたソフトトップだが、ダークチェリー色を新しく採用したからである。さらにボディ同色のドアミラーを設定することでボディカラーとダークチェリーソフトトップのコントラストがシブい感じになっている。

ボディカラーには、「ソウルレッドクリスタルメタリック」「スノーフレイクホワイトパールマイカ」「エターナルブルーマイカ」の3色を新しく設定。それに「マシーングレープレミアムメタリック」も設定された。

足回りには、高輝度塗装の16インチアルミホイールを装着。内装色には、赤褐色のオーバーンを設定するとともに、シート表皮にはナッパレザー(ロードスターRFにも使用されている)を用いている。まさに特別仕様車!

なぜ今、ロードスター「レッドトップ」が買いなのか?

クルマの長年のファンとして、知っていることをお伝えしておこう。

メーカーが、こうした限定品を登場させるのは、ロードスターとしての商品寿命に限界が近づいている証でもある。

しかし、その裏を見てみると、その車としては商品として開発が尽くされ、品質も安定しているということも言えるのだ。だから「お買い時」なのである。

つまり、「熟成されつくされたウマい酒」ということだ。今回のソフトトップのカラーはダークチェリーと言っているが、熟成されたワインレッドにも見えてくる。

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ロードスター「レッドトップ」のリアコンソールボックス内の遮音マット追加などを見ると、細部まで行き渡った開発がなされていると感じられる。またメカとしても、リアサスペンションと電動パワーステアリングの制御を調整など、細部にわたっていよいよ充実してきたと考えられる。

ファンとしては、よだれが出そうな代物だと思う。

1つ残念なのは、ブレーキ径だ。筆者としては、シートに装着されたBOSEのスピーカーよりも、ブレーキの容量を増やしてほしかった。ワインディングを思う存分走りたいからだ。

しかし、自分なりのカスタマイズをするのも車の楽しみ。車が来てから、乗り味を確かめてから考えてもいいだろう。

ビジネスマンとしてメーカーの立場を理解しておくのなら、ロードスターはヒット商品で、開発費、設備投資など初期投資費用をすでに回収していることだろう。これでもう少し商品寿命が延びるなら、利益率が高く「稼ぎ時」になった商品である。

メーカー、ユーザーWin-Winの商品で、ロードスターはEVでもPHEVでもないパワーシステムだが、ガソリン車としてバランスが取れた安定した品質であり、こうした商品を買うのも「賢い買い方」と言えるのだ。

マツダ・ロードスター「RED TOP」:

http://www.mazda.co.jp/cars/roadster/special-vehcles/red-top/

引用:http://www.mazda.co.jp/cars/roadster/special-vehcles/red-top/

➡ 【マツダ・新型ロードスター RF登場】試乗記[1]

【ハードトップ】マツダ・ロードスターと日産GT-R(1)