マツダが、アメリカの2020年自動車ブランド信頼度調査でついに、初の首位を勝ち取りました!ベンツやBMWのようなプレミアムブランドを目指しているマツダにとってこれはうれしいこと!販売ではちょっと伸び悩んでいますが、日本の自動車製造業としても誇るべきことですね。以下、他ブランドの26位までのランキングも示しておきます。
マツダ、初の首位! 昨年の2位からランクアップ!
米の専門誌「コンシューマー・リポート」が、2020年11月19日発表した自動車ブランド信頼度調査で、マツダが初の首位を勝ち取り、高い評価を得ました!
この投稿をInstagramで見る
「コンシューマー・リポート」とは米の非営利消費者団体が発行する月刊誌で、毎年独自の調査による商品の信頼度ランキングを発信しています。
ネット会員もいますが、発行されている月刊誌は約400万部あり、北アメリカにおける新車・中古車の自動車販売に多大な影響を及ぼすということです。
その評価基準は、概略「車両がどれだけうまく持ちこたえているか、そして所有者が問題や修理によって不便を感じる可能性があるのかどうか(直訳)」ということらしいです。つまり、その車を信頼して、煩わされずに長く所有することができるのか。さらに、再販されるときにも価値を保つことができるのか。ということでしょう。
その「コンシューマー・リポート」が、2020年自動車信頼度ランキングでマツダの首位を発表したということは、マツダの業績にとって良い影響をもたらすのではないでしょうか。
同誌はマツダを「走る楽しさを車に作り込んでいることで知られる」と説明。スポーツカー「MX-5」(日本名ロードスター)への信頼が特に高かった。
やはり、「MX-5」(日本名:ロードスター)の評価が高いことはうれしいですね。ライトウェイトスポーツが好きなクルマ好きにとってはこの上ないです。
ベンツやBMWなどのプレミアムブランドを目指すマツダにとっても、非常に心強いものです。まあ、すでにアメリカではBMWやベンツより勝ってますが。これが、本格的に欧州でも認められるようになれば、本物です。
※現在2020年のマツダ・ロードスターの中古車価格
129.7万円~499.8 万円(カーセンサー調べ)
マツダはどのように評価された???
以下は、コンシューマリポート・信頼度ランキングの、マツダについての評価です。直訳したものをそのまま掲載します。
この小さな自動車メーカーは、運転するのが楽しいキャラクターをモデルに組み込むことで最もよく知られています。
マツダは、軽量構造と効率的なエンジン技術を採用し、ハイブリッド技術やその他の高度な技術に頼ることなく燃費を向上させています。
マツダは消費者に見過ごされがちですが、多くの場合、ライン全体で軽快なハンドリングを提供します。幸運なMX-5ミアータロードスターは、ベンチマークスポーツカーのままです。
Mazda3とMazda6はどちらも快適で、内部がきれいに仕上げられています。CX-5およびCX-9SUVも、テストで良好に機能しました。
全体として、マツダの新しいモデルは、現在すべてのブランドの中で最も信頼性があります。
↓↓↓ロードスターND系のシフトパネルをこれでアレンジ!カーボン風でカッコよく決まる!
上位3ブランドは日本車ばかり‼
さて、「コンシューマー・リポート」の信頼度ランキングで、上位3ブランドは以下の通りで、日本ブランドが占めています。
1位:マツダ(83ポイント)
2位:トヨタ(74ポイント)
3位:レクサス(71ポイント)
ちなみに昨年(2019年)は、1位:レクサス(81ポイント)、2位:マツダ(77ポイント)、3位:トヨタ(77ポイント)です。
今年のマツダは、昨年のトヨタより2ポイント上回り、2位となったトヨタの74ポイントと大差となっています!
関連:マツダ・ロータリーエンジンも使える!? EVより地球温暖化対策にいい「水素エンジン」!?
関連:【ブリティッシュ・ライトウェイトスポーツ】ってなに??その系譜を引き継ぐ3代の名車!マツダ・ロードスターほか【動画あり】
2020年の自動車・信頼度ランキング26位まで
※以下、4位からのランキングです。
(カッコ内は獲得ポイント、青文字は日本ブランド、下線は日本でメジャーなブランド)
マツダ・トヨタ・ホンダ・スバル、トップ10入り
4位:ビュイック(70)※昨年14位からのジャンプアップ!
5位:ホンダ(63)※12位から大幅ランクアップ
6位:ヒュンダイ(62)
7位:ラム(58)
8位:スバル(57)※1ランクダウン
9位:ポルシェ(55)
10位:ダッジ(54)
11位:インフィニティ(54)
12位:BMW(52)
13位:日産・ニッサン(51)
14位:アウディ(46)
15位:キア(45)
16位:GMC(43)
17位:シボレー(42)
18位:ボルボ(41)
19位:ジープ(41)
20位:メルセデスベンツ(40)
21位:キャデラック(38)
22位:フォード(38)
23位:ミニ(37)
24位:フォルクスワーゲン(36)
25位:テスラ(29)
26位:リンカーン(8)
ホンダ、昨年12位から5位へ大幅ランクアップ
ホンダは、2019年12位だったのが5位となり、トップ5に大きく食いこむ結果となりました。
コンシューマーリポートによると、こうなっています。
ホンダの利益は、オデッセイミニバンとパスポートSUVの継続的な信頼性の問題を相殺する、着実な改善とラインナップのいくつかの優れたモデルからもたらされます。
引用:https://www.consumerreports.org/car-reliability-owner-satisfaction/who-makes-the-most-reliable-cars/
※「ホンダ・パスポート」は、北米向けに作られている「CR-V」より一回り大きいSUV。
※「信頼性の問題」とは、今年アリゾナ州で2020年型シビックでの事故(タカタ製エアバックの異常破裂)と思われる。
ホンダは、未だ尾を引くタカタ製エアバッグの問題を覆すほど、顧客からの信頼度を勝ち得ていることがわかります。
特に、オデッセイとパスポートが評価されているようです。
この投稿をInstagramで見る
この投稿をInstagramで見る
スバル、1ランクダウンでもアセント以外は平均以上の評価
スバルは、2019年7位から8位に1ランクダウンとなってしまいました。
コンシューマ・リポートによると、こうなっています。
アセントSUVの信頼性を軌道に乗せることができませんが、残りのラインナップは平均以上です。
引用:https://www.consumerreports.org/car-reliability-owner-satisfaction/who-makes-the-most-reliable-cars/
信頼度ランキングに入らない車ブランドは??
さて、ランキングには私たちが良く知っている他のブランドが入っていません。
日本の三菱や私の好きなジャガー、ランドローバー、アルファロメオ、クライスラー、フィアット、マセラティなどです。
ホンダの高級車ブランドであるアキュラも入っていません。
これらは、データが不十分であったり、モデルのラインナップが少なすぎるためランキングできないそうです。