日産とGT-R物語

【2016 NISSAN GT-R物語(3)】愛のスカイライン[1]

2017/05/17

【日産GT-R物語(3)】愛のスカイライン[1]

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出典:トヨタ博物館/スカイラインGT-B

スカイラインGT-B

https://www.toyota.co.jp/Museum/collections/list/data/0135_NissanPrinceSkyline2000GT-BModelS54.html

1965年2代目スカイライン1500から、2000GTが登場

これが現在のGT-Rに直接つながる系譜となります。レース仕様のウェーバー3連キャブを装備して125馬力と公表されていますが、現在の計測方法とは違ってエンジン単体での数値ですので、現在の表示では110馬力程度であったと思われます。すぐに、このレース仕様を2000GT-Bとして2000GT-Aが追加されました。Aはグロリアのエンジンそのもので105馬力の表示で、当時、乗用車のコラムシフトと言われた、チェンジレバーがハンドルに取り付けられていたタイプの3速ミッションを、フロアシフトと言われる、現在、良くみられるフロアトンネルにチェンジレバーを取り付けられたタイプとしたものでした。日常使用に使いやすいタイプを追加してきたものですが、現在の基準では3速ミッションは考えられない仕様でした。Bタイプは4速として当時としてはレース仕様のキャブレターを装備した本格的GTでした。

現在では、電子制御燃料噴射が当然の時代で、キャブレターは考えられない装備ですが、ウェーバーキャブは吸入効率が高く、装備するだけで出力アップした装置です。

後にBタイプはGT-Rにつながり、Aタイプは現在のスカイラインGT各タイプにつながっていきます。

出典:wikipedia/初代スカイラインGT-R 2ドアハードトップ

初代+2ドアC10GT-R

出典:https://ja.wikipedia.org/wiki/日産・スカイラインGT-R

1968年3代目スカイラインにモデルチェンジされますが、話題の多い車となります。

これが「愛のスカイライン」と広告されたモデルです。

1969年現在の、日産GT-Rの事実上の初代となるスカイラインGT-Rが登場します。

S20と呼ばれたDOHC2000ccエンジンが積まれたのです。これは日本グランプリで登場した、ポルシャエやトヨタ7などと争った、日産R380と呼ばれたレース専用スポーツカーのエンジンGR8・200~255馬力をディチェーンして搭載したものでした。

「4バルブ・3キャブ・DOHC」で「フェアレディーZ432」に搭載されたものと同じです。当時のエンジン単体の計測で160馬力で2000ccとしては当時、市販車としてトヨタ2000GTの150馬力を凌駕して最高出力でした。これはR380のエンジンGR8のオイル散布を「ドライ散布からウエット散布」にして、圧縮比を少し下げ、馬力を落として日常使用に耐えるものにしたのでした。このエンジンオイル・ドライ散布の技術は旧中島飛行機、現在の富士重工の飛行機用「誉(疾風)や栄(ゼロ戦)」エンジンからヒントを得たものでした。まだ戦後が終わっていなかった時代です。・・・つづく

出典:wikipedia/プリンスR380

Prince_R380_01

出典:https://ja.wikipedia.org/wiki/プリンス・R380

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