トヨタ・TNGA

【TNGA(Toyota New Global Architecture)-4】

2017/01/05

TNGA(Toyota New Global Archtecture)-3】

【日本経済の将来を掛けた技術的挑戦】

トヨタは新しい世界戦略を目指しています。それは「平準化」によるコストダウンを狙っているのです。販売量に変動があっても生産量に出来るだけ影響させずに固定費を下げ、資金量を大幅に下げようとしています。それは膨大な技術革新を伴います。その一端をのぞいてみましょう。

トヨタ・GAZOO公式サイトをご覧ください。
http://gazooracing.com/pages/special/tnga/ 

トヨタ・プリウス  トヨタ・GAZOO公式サイト

プリウスGAZOOres_269741_1

出典:http://gazoo.com/news/article/st3/Pages/2016/02/RES_269741.aspx?MAKER_CD=A%20&CARTYPE_CD=425&GENERATION=

1車種を設計するよりもシャーシ全体を見直すことで根本的見直しが出来ます。1車種を設計する時、コスト削減などを図るとパワートレーン・シャーシ・ボディーなどの共通化を考えて、どうしても制約が出て抜本的に良い車種を設計することは制限を受けます。それに対して、全世界の車種をいくつかのシャーシで統一するためシャーシそのものを抜本的に見直すと、制約をかなり外して設計が出来て、根本的改革が出来る余地が生まれます。それが新型プリウスに見られる技術的進歩となって現れてきます。

例えば、新型プリウスは低重心化されていますが、これは自動車は高速で走るもので安全と運動性能に関して根本的に優先されなければならないスペックです。46の技術的ポイントをトヨタは上げていますが、それは理想的目標であり、これまでMRの結果に沿って車種の開発を急いできて、表面的仕様に囚われなければならなかった部分を解放してくれます。そして生産技術的にも物理的条件に従って根本的改革をしようとしているのでしょう。

E-Four後輪モーター駆動によるパートタイム4WD

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出典:http://toyota.jp/technology/chassis/efour/ HV4WD 

トヨタはリーマンショックで得た経験を「根本的・全社的・世界的」改革に結び付けようとしているのが見えてきます。その中にはグローバル企業が抱える矛盾点なども絡んでくるので、社員の給与水準を考えるとき「産業の空洞化」の問題に答えを出せるのかが、日本国民に影響する部分でしょう。つまり海外の人件費に比べて、かなり高い水準にある国内の給与水準を見直してベースアップできるのか?が問われています。それは日本経済の将来を掛けた技術的挑戦になっています。反対に失敗すれば日本経済の挫折を意味することになります。でも挑戦することしか許されないのが工業化社会の現実です。

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