アコーディア・ゴルフ 日記

【アコーディア・ゴルフのMBKパートナーズによる買収・実践編(1)】

2016/12/20

アコーディア・ゴルフの書面による発表

2016年11月29日付け「アコーディア・ゴルフのMBKパートナーズによるTOBについて」の書面による発表。

出典:http://www.accordiagolf.co.jp/pdf/161129-1.pdf 

(ⅱ)「ゴルフ場運営のクオリティの更なる向上等によるブランド価値向上」によって、既存の ゴルフ場メンバーの皆様及びその他の利用者の満足度を向上させるとともに、ゴルフ場利用者のニーズに 応じたきめ細やかな対応を行い、更なるゴルフ場利用者の裾野を広げるためには、大規模な投資が必要で ある一方、一時的な資金負担の増加及びキャッシュ・フローの一時的悪化が生じることが想定されます。 さらに、(ⅲ)「海外ゴルフ場の買収・アライアンスの構築」、「今後拡大が見込まれるインバウンド (訪日外国人)需要の獲得」等を通し、海外展開等を強化していくことは、2020年問題へ対応していくた めの強固な経営基盤の構築にもつながると考えられますが、各種施策を行うにあたっても、一時的な資金 負担の増加及び迅速な意思決定が必要であるものの、上場を維持したまま各種施策を行うことは、意思決 定の迅速さが欠けるという点や、短期的収益の確保に対する配慮や一定の株主還元の実現といった上場会 社としての責務を果たすこととの両立が困難であるという点に鑑みて、限界がある状況と考えております。

(ⅱ) コースクオリティ・ラウンド快適性の向上及びポイント施策の強化等を通したゴルフ場運営の価 値向上 ゴルフ場運営の価値を最大化するために、設備投資による芝質の向上を始めとしたゴルフ場の最大 の商品であるコースのクオリティを向上させる投資、コース混雑の緩和に向けた最新のカートの導入、 混雑の科学的な原因分析及びコース改造等の施策の実施を始めとした快適なラウンドを実現するサー ビスへの投資、予約及びチェックイン/チェックアウトシステムのバージョンアップ等の新しいゴル フスタイルを実現するテクノロジーへの投資、及び、コースの特長を最大限に活かしたブランド構築 を行うための内装や調度品・コース景観の改善への投資等のグレードアップ投資を積極的に実施して 参ります。さらに、ポイント施策の強化や会員特典の拡充等、長期のファン作りのためのプロモー ション強化を実施し、既存のゴルフ場メンバーの皆様及びその他の利用者の満足度・ロイヤリティの 向上を目指して参ります。また、女性ゴルファー等を意識したクラブハウス等への設備投資、オペ レーションの改善、集客強化も積極的に行うことで、若年層顧客や女性顧客の増加等、ゴルフプレイ ヤーの層を広げ、長期的にゴルフ市場を活性化させて参ります。

現場施策に関するところをまとめてみる

  • TOB約1,600億円の資金のうちゴールド・マンサックスからの借り入れが1,100億円余りあり、かつての創始者が戻ってきた様相です。
  • 数年前行ったBTによる「循環型」資金の調達が思うように回らず、買収が進んでいなこと、株主還元を行いながら設備投資していくことが困難となったことなど、BTの失敗を認めた形です。
  • 中・長期の方針を見ると、設備投資に関することだけでなく、詰め込み過ぎや、スロープレーに関して科学的に検証するなどの対策を中長期的にすることは、数年前セミナーの折に私が、社員にメールで幾度も指摘していた常識論が書かれています2020年問題を基礎に進めるべきともアドバイスしたはずです。あの当時に動き出しているべきでした。
  • 結局のところ業績の回復を、短期の業績悪化や資金繰りの悪化を覚悟のうえで、中・長期的計画で行っていくとの常識路線になったようです。これまでの短期主義による実質的借金を清算する必要に迫られていますね。改善に動けて本当に良かったと思います。でも、そもそもBTがいけないのです。
  • あのBTは無理があるのは明白でしたが、なぜ村上ファンドに対抗して阻止しなかったのか? 方法論はいくつもあったはずです。特に組合設立で共闘する方法論は法的にも有効であるはずで、それを無視し続けるのは損です。組合と協調していくことが企業にとっても有益なのです。
  • 現経営陣はそのままで、責任は問わないとのことのようです。この処置は現場を知らないファンドの立場では、良い判断と見えますが、「質」の向上に取り組むには厳然としたノウハウが必要であり、現在の経営陣では、また的外れとなってしまう心配をしています。組合が本当に重要になってきましたね。間に合って良かったと思います。

社員が社員のために行う仕事

そこで、また予言のようになってしまいますが、「質」を追求する管理技術とはいかなるものかについて解説しておきます。特に「組合のメンバー」には良く理解してほしいと感じています。皆さんが安定した将来の生活設計が出来る企業に脱皮するためです。ファンドによる「机上論」ではなく、社員が社員のために行う仕事です。・・・・

【アコーディア・ゴルフのMBKパートナーズによる買収・実践編(2)】➡

【ゴルフのスロープレーについて解決編(1)】

【アコーディア・ゴルフのMBKパートナーズによる買収について(9)】➡
【アコーディア・ゴルフのMBKパートナーズによる買収について(1)】➡

 

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