2017全英オープンで活躍したドライバーとシャフトは? 松山英樹選手が使用したドライバーは?

ゴルフギア(道具・用品)

2017年7月、イギリスのロイヤルバークデールで行われた全英オープンが無事終了しました。優勝者は、ジョーダン・スピース。残念ながら、われら松山英樹選手は14位で終わってしまいました。今シーズン残りの試合に託しましょう。

ゴルフギアの変遷も見られるようで、今回は全英オープンでプロが使用したドライバーとシャフトについてまとめてみました。



 

テーラーメイドのドライバーがだんとつ!


全英オープンでは156選手が活躍しましたが、そのうち74選手がテーラーメイドのドライバーでした。つまり、約半数近くがテーラーメイドでした。また、ゴルフダイジェストによると、今年度のメジャー3戦すべてでトップシェアということで、現在はダントツです。

トッププロが、意外にもM2を使用!

 

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↑↑↑アマチュアゴルファーはロフト10.5度を選んだほうが、打ち出し角が大きくなり飛ぶようになるはずです。最近はダスティン・ジョンソンなどトッププロも10.5度を使用しています。

テーラーメイドには、調整できるM1ドライバーもありますが、いかんせんスイングが安定しないアマチュアには扱いきれない部分があります。重いということもありますが、スイングが安定しないから基準がない分、調整してもどうしようもないのです。いろいろやっているうちに、スイングまで壊してしまうリスクもあります。

その点、プロはスイングが安定しているので、その日の調子で調整できるM1ドライバーがいいと思うのですが、意外にもM2ドライバーの使用が多いのです。

どうしてM2ドライバーのほうを選んだのか?聞いてみたい気がします。

<テーラーメイド・M2ドライバー使用選手>

ロリー・マキロイ、セルヒオ・ガルシア、ブルックス・ケプカなど

ダスティン・ジョンソンはM1ドライバー

 

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ダスティン・ジョンソンはロフトを10.5度にして、シャフトは、フジクラのスピーダー エボリューション2 661 ツアースペック(フレックス:X)を使用しています。

<テーラーメイド・M1ドライバー使用選手>

ダスティン・ジョンソンなど

 

2番目に多いのは、タイトリスト

見事全英オープンに優勝したジョーダン・スピースが、タイトリストの「915D2」を使用しています。市場には新品はもうない可能性が高いですね。中古ならあります。ジャスティン・トーマスも915D2を使用しているようです。

タイトリスト「917D3」を使用してたのが、アダム・スコットや6位に入ったマシュー・サウスゲートです。

全英オープンでは、タイトリストのドライバーは156選手中、29選手の使用でした。

<タイトリスト・ドライバー使用選手>

ジョーダン・スピース、ジャスティン・トーマス、アダム・スコット、マシュー・サウスゲートなど

↓↓↓テーラーメイドより若干高くなりますが、根強い人気のあるクラブです。

 

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3位は僅差でキャロウェイ、松山選手も使用

全英オープンでは、キャロウェイのドライバーは156選手中、28選手の使用でした。

14位で終わってしまった松山英樹選手が、話題の「グレート ビッグバーサ」を使用しています。契約メーカーのダンロップ「スリクソン」ではないので、話題になりました。しかも、古いクラブです。

↓↓↓松山英樹選手が、全英オープンでも使用した「グレートビッグバーサ」。ただし、シャフトは違います。US仕様のクロカゲなので、十分に確認してからご購入ください!

 

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モデルが古いクラブなので、現在はほとんどが中古ですが、松山人気でたまにこういうアウトレット品が出ます。しばらくすると売り切れてしまうので、お早めに!

また、石川遼選手がキャロウェイ使用(今年新しく発売されたGBB エピック スター9.5度) ですが、また全英オープンに出場できるようになってほしいですね。




シャフトは「三菱ケミカル」がダントツ! 気になる「テンセイ」

全英オープンで「三菱ケミカル」のシャフトを使用していたのは、 156選手中50選手。3分の1は「三菱ケミカル」

銘柄は、マキロイやガルシアが使用している「クロカゲ」が人気のようで、USでしか発売していない「テンセイ」(マット・クーチャー仕様)や、日本でも以前から人気の「ディアマナ」(ケプカ使用)などです。

「テンセイ」はアメリカのPGAツアー選手の間では人気で、タイガーが2016年に復帰したときもドライバーのM2に挿してあったので話題になりました。

今回の全英でも上位10人の選手のうち、3人が「テンセイ70」を使用していました。気になるシャフトです。

参考記事:2018年ツアー復帰のタイガー・ウッズも「テンセイ(TENSEI)」を使用!

ツアープロが使用するのは「TENSEI CK Pro White 70TX」だと思います。元調子で、重量があり、トルクが低くねじれが少ないので、左へのひっかけを心配することなく振れるので安心なのでしょう。

「テンセイ」には中調子のブルーモデルもあって、アマチュアゴルファーでも十分使用できるものと思われます。楽天市場で購入できますので、気になる方はお試しください!

↓↓↓TENSEI(テンセイ・転生)CK BLUE(US)。トルク(ねじれ)があるようなので、重さとの兼ね合いもあるのですが、できるだけ低い数字のほうを選んだほうが良いかもしれません。口コミを見ても、やはり曲がりにくい特性はあるようです。

 

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2位はフジクラシャフト

全英オープンで「フジクラ(藤倉ゴム工業)」のシャフトを使用していたのは、 156選手中32選手。

6位に入ったマシュー・サウスゲート、M・リーシュマンやダスティン・ジョンソン(スピーダー エボリューション2 661 ツアースペック:X)が使用しています。

↓↓↓人気のM1・M2ドライバー用のスリーブ付きのフジクラ・スピーダーエボリューションシャフトです。474・569・661・757から選択できます。

 

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3位はアルディラ、久保谷選手も使ってた…

全英オープンで「アルディラ」のシャフトを使用していたのは、 156選手中30選手でした。

優勝していたジョーダン・スピースが使用していたのが、アルディラの「NV 2KXV BLUE 70:X」でした。ジョーダン・スピースが今季初勝利をあげた、「AT&T ペブルビーチ・ナショナルプロアマ」でも使用していたのは、「Rogue Limited Edition Black 60TX」のようでしたから、変更したのでしょうか?

実は、今年パナソニックオープンで優勝したベテランの久保谷健一プロも、フェアウェイウッドにはふる~いアルディラのシャフト(ALDALIT)が挿してありました。私も覚えていますが、20年前かそのくらいには、アルディラもある程度人気だったのです。

↓↓↓楽天で口コミのある、アルディラのシャフト。現在、日本ではあまりなじみがない人が多いかもしれないが、意外な名シャフトかも! アマチュアの仕様に合いそうなタイプのトルクが少なめなので、「テンセイ」よりもボールのバラつきが少ないかも…。

 

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ある時期、グラファイトデザイン社のツアーADがもてはやされていましたが、USPGAツアーではほとんど影をひそめてしまいましたね。 メーカーの営業活動にもよるのでしょうが、シャフトも流行り廃れがあります。

でも、シャフトばかりは自分のスイングに合っているかどうかなので、古いものでも自分のタイミングに合ったものは手放せないものです。それと同時に、クラブヘッドとシャフトの相性もありそうで、松山英樹選手みたいに、古いクラブでも調子が良ければこだわってもイイのではないでしょうか? 流行に振り回されないでね。

<松山英樹選手・全英OPの使用ドライバー、シャフト>

キャロウェイ・グレートビッグバーサ

グラファイト ツアーAD DI -8:TX

参考記事:【2018年松山英樹プロのクラブセッティング】キャロウェイGBB2015をまだ使用!