トランプ・アメリカ大統領

【トランプ次期大統領就任式まで僅か(1)】「反知性主義」知性のもたらしたもの

2020/06/29

2017年1月20日トランプ・アメリカ大統領が就任します。先日行われた記者会見では「知性」のかけらも示せなかったトランプ氏でしたが、「保護貿易主義」とも言える閉鎖的な経済政策は、トランプ氏自身に莫大な富をもたらした、現在の資本主義が作り出したグローバル経済を否定するものでもあります。

「狂気」であるのか、アスペルガー症候群の天才的な才能が何かを指示しているのか、興味は尽きません。

【トランプ次期大統領・利益相反問題(1)】


知性のもたらしたもの

対してオバマ大統領が最後の演説でも示した高い知性は、広島でも感じられたもので、世界のリーダーとしての資質を示していました。しかし、トランプ氏の支持者にとって「知性」を受け入れるよりも反発し、否定する行き方が指示されています。トランプアメリカ次期大統領が記者会見で見せたCNNに対する攻撃を「してやったり」「CNNを一蹴できる大統領」などと、むしろ痛快に感じる支持者が多くいるのです。

対して「メリル・ストリープさんがゴールデングローブ賞の受賞スピーチ」で行ったトランプ批判を排撃する動きすら生じています。これは「アメリカの知性がもたらしてきたもの」が、いったいどのようなものであったのかを示しているのでしょう。

オバマ大統領が8年の任期期間中、失業率は激減しアメリカ経済全体としては「好景気」と言える状態です。失業率は10%あったものが4%台まで下落して、不満が充満するはずはないと思われるのですが、現実には「トランプ現象」が起きています。アメリカの知性を代表するオバマ大統領がもたらしたアメリカに何が起きているのか? それは社会制度の根幹にかかわる問題でありましょう。

グローバル経済の結果

グローバル経済がグローバル企業の成長を促し好景気をもたらしたのですが、それは金融自由化の中で「格差拡大」を進めてしまいました。経済をグローバル化することで成長は出来たのですが、その富の配分は極めて偏っており、ピケティー理論が発表されたように、これまでの経済学者が言い続けてきた、資本主義のもたらす自由競争による平等とは、反対方向に世界の富は偏り続けており、世界の資産は、63人の人々が、世界の人口の下位半数の人々の資産総計と同じだけ所有するという、衝撃的な状況に至っているのでした。これは資本主義の自由競争では、公平、平等な競争になっておらず、アメリカ社会に色々な歪が出てしまっています。

かつての「自動車大国」デトロイト市は財政破たんに陥ってしまいました。そのため金持ちだけの独立した町が出来てきていて、豊富な税収入で社会サービスなどを手厚く行う町があり、全米にその動きが広がりつつあります。

グローバルファンドだけが豊かになる社会

メリル・ストリープさんが、どれほど知性豊かなスピーチをしようとも、オバマ大統領がどれほど知性ある大統領であったとしても、その知性のもたらしたものが「差別と偏見に満ちた見下しや、見捨てる行為」であるなら・・・・⇒【トランプ次期大統領就任式まで僅か(2)】「反知性主義」知性のもたらしたもの

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