日記

【豊洲市場問題・百条委員会で何を追求すべきなのか?(2)】

2017/03/03

たとえ土壌汚染があったとしても技術的に解決できる見込みが立っていれば、土地を購入する判断をしたことに問題はありません。「瑕疵担保責任」を「東京都が背負った」としても、正当な理由で合意したのであればそのこと自体に問題はありません。「巨額になった経緯」に問題があるはずです。

また、「盛土をして抑え込めれば」問題は解決できていることになり、土地を購入したこと自体の問題はありません。盛土をしなかった責任が生じます。

➡【豊洲市場問題・百条委員会で何を追求すべきなのか?(1)】


盛土をしなかった経緯

石原元都知事時代に豊洲問題で裏取引が行われて、違法行為が行われていたとして、問題となったのは汚染物質が検出されたことにあります。特に汚染物質が出ていなければ、裏取引は「剛腕」な浜渦・石原の功績となってしまうだけでしょう。確かに築地市場移転は東京都の悲願でもあり「都民ファースト」ならば、歴代東京都知事も推進したい課題であったはずです。


石原慎太郎と言う人物は本来の姿は、政治家でもなければ役人に向いた人でもありません。そのため「実行する」ことが本分と心得て知事の職に付いた人物です。現実の行政官ですから実現に前向きに努力してきたことは確かであり、その手法に浜渦副知事のような人物を使ってでも前に進めようとする剛腕でもあったはずです。そのために豊洲移転を決断したのであり、先延ばしする人でもなかったはずです。

それが個人的な利益を求めて行う人には見えず、若い時から収入の点では恵まれた存在でした。田中角栄のように「金」が目的で動く必要のある人物ではなく、本気で行政を進めようとしたのでしょう。しかし、「権力は必ず腐敗する」の格言の通り長く都知事をやり過ぎました。

豊洲の土地を整備する中で「盛土を省いたことが」問題です。技術的に許されない範囲であり、数十年と言うスパンで行う事業で責任者も次々と変わる中、本来の道筋から外れないように管理する組織管理技術は容易でないのが分ります。いま問われるべき東京都の本当の課題はこのことであります。

早く豊洲を使えるようにする技術的基準を示し、改善工事を進める段取りを策定して、検査結果の検証を進める時期のはずです。この技術的検証を進める気配が見えないのに、都議選に向けて政争としている姿は、恐ろしさを感じます。石原慎太郎を葬り去っても問題は是正されずに続きます。

小池都知事に期待するもの

東京都の課題は豊洲移転問題だけではありません。いわゆる「待機児童問題」は緊急性のある問題です。しかし、小池都知事の動きは鈍く「予算処置を取りました」とするだけで、具体策が出てきません。

これは東京都だけの問題でなく、区と協調して進めなければ成果が出ないはずです。進まないのは、区長会は自民党の牙城であったのであり知事選でも増田候補を推していた経緯があります。そのため小池都知事は動きづらいのでしょうが、ことは重大・緊急性のある問題です。立場を超えて取り組むべきであり、パフォーマンスを止めて全区長と協力態勢を取るべきです。

最近の小池都知事の動きは、トランプ大統領のように「自分ファースト」ではないかと思わせます。どうやら小池百合子は自分の立場の補強にならないと、動かない人ように感じます。

小池都知事の支持者たちは、ボランティアの制服を作り直す等、横道にそれずに、保育所の確保を最優先課題として取り上げるようにアドバイスすべきです。

石原慎太郎を追い詰めるパワーを、まず保育所確保に使うべきと強く感じるのですが、皆さんはいかがでしょうか?

➡【石原慎太郎元東京都知事・豊洲問題について記者会見(1)】

➡【ブラックバイト・ブラック企業の流行るわけ?(1)
➡【トランプ大統領・金融規制緩和に動く(1)】トランプ政権の本性・格差拡大の方向

➡【豊洲市場問題「私怨?」(1)】石原慎太郎×小池百合子
➡【豊洲市場問題、議会参考人招致(1)】石原慎太郎「喜んで応じる」
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【豊洲市場問題から学ぶ(5)】石原慎太郎
【豊洲市場問題から学ぶ(2)】水はコンクリートの天敵[1]
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