ゴルフ・スイング理論

【あ・うんのゴルフ4スタンス理論を解釈する(53)】ダウンブローの科学1(動画あり)

2021/02/14

アイアンショットでは「ダウンブローに打つべき」、または「ダウンブローは必要ない」との論争を聞いたことがあるでしょう。PGAツアーでは、プロがダウンブローで打つと草履のようなターフを取って、ボールがグリーンにのるとバックスピンで戻ってくる見事なショットをテレビ中継では見ます。




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あこがれのバックスピンはダウンブローから

以下の動画は、あこがれのタイガーウッズのアイアンでのティーショットと思われますが、ティーショットであってもダウンブローに打ててます。

見てわかる通り、ボールを打った後に地面を削っている(ターフをとっている)からです。

これはダウンブローに打っていなければできないことですが、一方で、ゴルフスイングのレッスンでは「ターフを取るな」とも聞いたことがあります。さてどのようなことなのでしょうか?

初心者ゴルファーには聞きなれないかもしれませんので、一応言っておくと、ターフは単純に芝生のことです。

「4スタンス理論」では、ダウンブローはどのようなこととなるでしょう?

 

ダウンブローが生まれたわけは?

その前に、ダウンブローについて前置きを…。

元々、ダウンブローの必要性はクラブとボールとのかかわり合いから生まれています。

現在ボールの直径は、1.68インチ(42.67mm)以上と決められています。当然に直径は小さい方が飛ぶので、規格ぎりぎりに作られることになります。

すると、ボールの重心は、地面から21.335mmのところにあることになります。大昔には、今より直径が1.52mm小さいスモールボールであったので、さらにボールの重心は低い位置にありました。

このボールを高く上げるには、クラブの重心を下げるしかないのですが、昔は現在のマッスルバックよりも重心が高いクラブをアベレージゴルファーや初心者でも使っていました。だから、本当にゴルフは難しかったですよ。

ロフトのあるクラブならレベルブロー(つまりこれがターフを取らない打ち方)に振っても、ロフトがボールを拾ってくれてフェースをボールが滑り上がってくれます。だから、ロフトのあるクラブは容易にボールを上げることが出来ます。

でも、ロフトのない(立った)ロングアイアンになるほど、ダウンブローに打たなければ、ボールを拾うことさえできなかった時代の話です。

なので、ターフをとるほどダウンブローに打ってボールの重心にクラブを当てなければならないのです。

↓↓↓以下は、タイガー・ウッズ使用のマッスルバックアイアンで昔のアイアンに近い形状。頭文字TWがついてますね。「テーラーメイド P7TW」。やはりシンプルなデザインが美しい! 初心者の方には、特にお勧めできません!

現在は、以下のような易しいアイアンがたくさん出ています。キャビティアイアンです。

↓↓↓上記タイガーウッズ使用クラブの対極にあるようなアイアン「ゼクシオテン」。もちろんポケットキャビティ。データだけ見ると重心高があって低重心でないように見えるが、それはヘッドがデカイから! その分安心感があってスイートスポットも広く、FP・重心距離・重心角ともにバランスが取れていて、アマチュアゴルファーにはもってこいのクラブになっている!

アイアンが超難しい形状だった時代に比べると、メーカーもクラブの重心を下げる努力が始りました。

重心高が21mmよりも低くなってくると、ウッドクラブを使う様に水平に自然にスイングことが出来るようになりました。だから、最近はダウンブローじゃなく、レベルブローに打ちましょう!ということになってきたのです。

それでもヘッドスピードが低いゴルファーには、アイアンよりも重心の低いウッドやUTがとても楽であることは言うまでもありません。

現在では、5番アイアンでロフト25度ぐらいまでがアベレージに使える限界のようで、これ以上のロフトの小さなクラブではUT、ウッドのほうが使いやすいはずです。

ヘッドスピードでいえば、42m/sぐらいまでの人にとってはロフト25度をアイアンの限界点と見ておくのが良いのでしょう。

基本的に番手間の飛距離差が10ヤードぐらい、きちんと出る番手までが限界とみて選ぶのが良いようです。

45インチドライバーでヘッドスピード45m/sぐらいで、5番アイアン25度と4番アイアン22度の間ぐらいが限界のようです。それ以上になると、番手間の距離の差が出にくいようです。私は、4UTからユーティリティにしているのですが、下手をすると4UTはボールが上がって5番アイアンぐらいしか飛ばない場合もあります。4UTのバックスピン量が多すぎるのでしょう。向かい風の場合には要注意です。

4スタンス理論タイプ別の相性

4スタンス理論でいうと、インパクトゾーンの長いA1・B2にとって、ダウンブローまたがレベルブローどちらの打ち方でも対応しやすいと言えるのでしょうが、下から入りやすいB2である私は、ウッドとアイアンでは打ち方を変える必要を・・・・あ・うんのゴルフ4スタンス理論を解釈する(54)】ダウンブローの科学2➡

 



 

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