日記

【シンギュラリティ(技術的特異点)の到来】人間が不要になるのか? 不労になるのか? それは人間の「幸せ」とつながるのか?

AI研究の第一人者であるカーツワイル博士は「2045年AIの知能が人間を超えるだろう」と予言したが、それが2030年に早まるかもしれないとも言われるようになってきた。一方で、シンギュラリティは来ないという論調もある。AIが「人間の知能を超える」とは、「いかなることであり、いかなることが起きるのか?」が問題となってきている。



 

↓↓↓こちらは、レイ・カーツワイル博士の著書「シンギュラリティは近い 人類が生命を超越するとき」。彼は、技術的特異点の到来をいち早く予見し、AIの世界的権威として現在はGoogle社でAI開発の先頭に立つ未来学者。

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シンギュラリティ(技術的特異点)とは何か?

シンギュラリティとは「AIの知能が人間を超えるとき」ということだが、「知能」と言っても、現状の基準でものを考えても仕方ないだろう。

現状の「知能」の概念では「専門的」と言える方向性で、「物事の繋がり」や「概念として捉える」といったことを、AIが出来るようになるのであろうかと疑問がある。

↓↓↓「シンギュラリティ大学」なるものも、日本に進出しています。

過去のデータにない新しいケースと認識しても、答えがない

AIが「ディープラーニング」を用いるようになり、急速に発展している。大量のデータを分類整理し、法則性を見出していくことになるのだが、現在、AIができるのはそこまでだ。

つまり、大量のデータを分類整理し、法則性を見つけ出すと、現実に起きた出来事を、過去のデータのどの分類に属するのか判断して、その場合に即した言動を導き出しているに過ぎない。

ということは、その出来事の意味を理解している訳でもなく、新しい「概念」として理解している訳でもない

例えば、入学試験の問題に対して、想定問題に沿って解答を導き出しているのであり、想定外の事態が起こっていても、過去の想定の一つとしてしまう可能性が高い。それを、過去のデータにない新しいケースと認識しても、答えがないことになる。つまり、「経験していないことに対する答えを持たない可能性」があるということだ。

※「概念」とは~経験的事実内容ではなく、普遍的な事物の本質的特徴。

↓↓↓こちらは、TVでコメンテーターも務める齋藤孝さんの「世界の見方が変わる50の概念」。”概念”というものをわかっている人は少ないかもしれない。けれど、1回概念をつかむ方法がわかると、物事がスッキリと見えてくることがある。仕事に行き詰っている人も1度読んでみるといいだろう!

 

『ポスレジのバカ』ブランド志向では理解したことにはならない

私は、店舗コンサルタントでもある。その経験から分析してみよう。

店舗にはポスレジ(POSレジ)がある。販売売上管理ができる優れものでもあるのだが、ポスレジデータに基づくということは、過去のデータに基づいて答えを導き出すことになる。

例えば、「良い洋服」を選ぶとすると、「ブランド品」を選んでおけば無難となる。また、個人の趣味があれば、過去の傾向が分かれば答えは簡単だ。

これは、30年ほど前から私が提唱してきた「ポスレジのバカ」の話だ。つまり、POSレジのデータは、顕在市場のデータ(これまでの、つまり過去のデータ)であり、潜在市場(将来、または未知のデータ)を見つけることはできない

これと同じように、AIが過去のデータの法則性だけを見ていると、潜在市場を含めて市場全体を見つけることはできない。これまでの私の経験から、得てして潜在市場のほうが巨大であることが多いのだが、現実のマーケティングではそれを見つけられないことが起きている。

 

では、これまで私はどのようにして「潜在市場」を見つけ出してきたのか?

それには、『市場を表す尺度』を見つけることがすべてだ。「尺度」を見つけることができると、潜在市場が見えてくる。AIのディープラーニングにおいても、「このようなデータ処理(概念を捉えること)が出来るのか?」が当面の問題だろう。これが、AIの「これからの課題」であり、これが出来るようになると、人間の能力を超えたシンギュラリティと言えるのだろう。つまり、これが出来ると「市場を概念として理解した」ことになる

「尺度」が見つかる。それは、きわめてクリーンに市場が見えてくる瞬間だ。これ(概念を捉える)が出来たら、全ての能力は人間を超えるのだろう。本当に、「概念」をとらえることができたら、すべての物事にわたって理解の速度が早まる。人間に備わったこの能力を使わない手はない!

 

しかし、現在は、受験勉強のように情報を大量に集めて記憶してすばしこく立ち回る言動においては、今でも人間はAIに適わない能力となってしまっている。すると、そのような能力は、「職業として」「人間社会の仕事の分類として」、単純労働と認識されて10年以内にAIに置き換えられてしまうだろう。

そう考えてくると、シンギュラリティ(技術的特異点)とは、AIが「自らを客観的に評価できる尺度を見つける能力を得る」ことであるのではないか。そのためには、「概念」として物事を理解できることが必要となり、その逆に、「ブランド」で評価しているのでは”オウム返し”と同じことだ。AIは既にその能力を、「大量のデーターを処理して、人間よりはるかに熟練したことにより」身に付けていると言える。つまり、受験に強い能力は「無用な能力」となってしまうだろう。だから、これからは学校教育、入学試験を根本から変えなければならないのかもしれない。

 

「市場を表す尺度を見つける」

概念を見つける(マトリックス図を作ってみる)

AIに比較すれば、極端に少ないデータしか分析できない人間が、例題を網羅して問題解決能力を身に付ける方法を取る場合では、もはやAIのほうがはるかに優れているのだから無意味だろう。

しかし、人間の物事に関する理解力は、少ないデータを基に概念化できることにある。つまり、概念で捉えようとすると、おのずと尺度が見えてくるのだ。例えば、「プロ野球とは何だ?」「商売とは何だ?」「ゴルフ場経営とは何だ?」「自分に似合う洋服とは何だ?」などなど、概念として理解していれば、権威者の言動に左右されたり、ただただ流行に左右されたりしない。詐欺師に騙される可能性も少ないだろう

↓↓↓例えば、以下のようなマトリックス図を作ることができれば、概念が分かってくる。X軸、Y軸が上記で言う「尺度」であり、この尺度の設定の違いでも概念が違って見えてくることもある。

現在は知らないが、かつてアコーディア・ゴルフの経営方針は「ゴルフ場運営」の概念ではなく「資金運用」の概念で行われていたことは確かだ。そのため、ゴルファーも社員も投下資金の利益追求のために利用されるだけだった。つまり、ゴルファーが支払う価格(プレー料金)に対して十分な見返りを得られない状態(コースメンテナンス不備、接客など本来の商品価値がない状態)だった。当時の経営陣の言動は、どこかピントがずれている印象が付きまとった。これが「ゴルフ場運営」の概念を理解できていないということだ。現実的な言い方をすれば「ゴルフ場運営を知らずに、マネーゲームのために運営していた」のだった。「投資家に配当することを過度に優先していた」と言えるのだろう。

 

私はクライアントに対して、「商売は何ですか?」とよく聞いてみる。しかし、マッチした答えを出来る経営者は少ないものだ。この質問に答えるには、人間の能力では最高位に属する「概念」の理解が必要だ。

今までの答えの中で、大正解!と言えるのが、有名な”建築家”が言っていた「俺は魚屋だよ!」である。「建築家=魚屋??」と一瞬思った。しかし、彼はその時、魚を保存する冷凍倉庫の建築デザインをしていたことを聞いて納得したのだった。

この場合、「商売は何ですか?」と聞かれて「建築家」というのが単なる”オウム返し”だが、彼が「魚屋」と答えたことは、自分の商売をしっかりと概念でとらえていたことになる。

果たして現在のAIがこう答えられるだろうか?

 

シンギュラリティ、それはAIが「概念」を理解するとき!?

このように、AIの現在の能力は、現在は極めて限られている。ほとんど「オウム返し」と言える能力だ。大量のデータを短期間で処理して出来る機能に限っては、人間の能力をすでに上回っている部分があるのだ。

でももし、これからAIが「概念」を導き出し、理解して使いだすと、その処理能力の速さから「人間のなすべき労働」という形では残されていないであろう。そうすると、これからの社会は資本主義を諦めねばならない。「資本家と労働者」という概念はなくなるからだ。もはや、「労働の必要性がなくなり、配分の争いとなる」からだ。いや、「商売という概念すらもなくす必要性」がある。

「職業や労働の能力では差別がなくなり」、残るは「資本の論理」だけとなるだろう。すると、格差は致命的となるレベルとなり、資本主義を続けるのは暴動を招くだけだ。だから、「働かなくても必要なものが手に入る」社会制度としなければならなくなるのかもしれない。

↓↓↓こちらは、リュック・ベッソン監督の人間の脳に言及した映画。彼らしい!普段は10%ほどしか使われていないという脳が、偶然、麻薬を大量に摂取したことで超人的な能力を得ていく様を見ることができる。同時に、AIがこうなっていくのかも??と想像してみることもできる?

 

「幸福の概念」から見れば、「AIは詐欺」と言える

社会は変わる。その変化に資本の論理がついていけないと、悲惨なこととなる。逆に、働かなくても必要なものが手に入る社会となれば、格差も偏見も無用となり、住みやすい社会となるのだろう。

 

この先、概念を理解できるようになったAIは、人間を超える概念を生み出し、社会を根本から変える可能性が感じられる

「AIが、人間を保護する立場に立つのか?」

「AIが、人間を従える立場に立つのか?」

がポイントだ。多分、人間側が明確に判断できる状況は来ないのであろう。それは、AIの知能が人間を超えれば、人間がAIに対して「飼い犬」の立場になり、主従の関係を理解できることがなくなるからだ。それでも、人間は幸せかもしれない。

 

現在、「農業革命は史上最大の詐欺だ」と言ったユヴァル・ノア・ハラリ氏の著書が注目されているが、もしかしたら「産業革命も詐欺」であり、「幸福の概念」から見れば「AIは詐欺」と言えるのかもしれない…。

↓↓↓こちらは、世界50か国以上で翻訳され、昨年には800万部を突破したユヴァル・ノア・ハラリ氏の「サピエンス全史」。”農業革命”と言いながら、実は、人間は穀物の奴婢として使役されていたのでは?という問いには衝撃を覚える人も!

 

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