大人の車学 日記

【ステランティスって何?】世界第4位の新しい自動車メーカー???どんなブランドがあったか復習!

2021/03/26

最近、車のニュースでよく見るようになったステランティス。ステランティスってなんだよ?と思っている人も多いかもしれません。端的に言うと、FCAとPSAグループが統合した新しいブランドです。でも、FCAとPSAってなんだっけ?どんなブランドや車種が集結しているのでしょうか?紐解いていきましょう。


 

ステランティスとは?

2021年1月16日に発足したのが、FCA(フィアット・クライスラー・オートモビルズ)とPSAグループ(プジョー、シトロエンなどを擁する)を統合した『ステランティス』という新しい自動車メーカーだ。

FCA、PSAとも、言っちゃ悪いが弱小メーカーの集まりで、いや、もちろん自分も好きなクルマもたくさんあるのだが、正直言ってどんなブランドがあったのか覚えるのが大変なのだ。忘れないように、画像とともに簡単に挙げておくことにする。

一応、ステランティス発足前の「FCA」「PSA」の区分で順番に挙げていくことにする。

とても個性的なブランドばかりなのだが、外食や旅行に行けない分、コロナ禍で再び注目を浴びているようだ。

 

FCAブランドのクルマ

フィアット(イタリア)

出典:Wallpaperbetter

初代フィアット500から、ちょうど50年を経たときに出た3代目フィアット500。画像は、GQエディション。

 

アルファロメオ(イタリア)

出典:Wallpaperbetter

画像は、最近日本でも人気のアルファロメオ・ジュリエッタ。かつてはランチアと共にイタリアを代表する上級車メーカーだったアルファロメオ。

フェラーリの創始者、エンツォ・フェラーリは、1920年代から1930年代にかけて、アルファロメオのレース部門の総責任者であった。

 

アバルト(イタリア)

出典:Wallpaperbetter

車好きにはたまらないチューニングブランドであるアバルト。チューニングブランドと言えば、メルセデスベンツであればAMGやブラバス、BMWであればシュニッツァーを思い出す。

上記のフィアット500をチューニングしている。排気量と馬力を上げて、最高速も上がっている。もちろん、サスペンションセッティングもチューニングされているから、小型ながらパワフルで上質な性能を発揮する車だ。

これをワインディングで”走らせる”のは、さぞ楽しいだろう。

2019年のアバルトの販売台数は好調で、日本がイタリアに次いで2位になったというから驚きだ!

↓↓↓エンブレムはサソリ。

 

ランチア(イタリア)

ランチアと言えば、50代以上の方は世界ラリー選手権(WRC)に出場していたランチア・ストラトスだろう。あこがれのクルマだったと思う‼ (※70年代はTVでラリーを観戦できた時代だった)

 

マセラティ(イタリア)

96 Ghibli 20V6.JPG
Wikipediaリンクによる

こちらもイタリアの高級車ブランド、マセラティ。とにかくイタリアはクルマ好きが多い。

上記は1992年の2台目マセラティ・ギブリ。当時は、購入の候補でもあった。フェラーリは買えなくても、マセラティならイタリア車を満喫できるかも!と考えたものだ。

↓↓↓由緒あるマセラティのエンブレム。

 

クライスラー(アメリカ)

出典:Wallpaperbetter

クライスラーの代表車種って考えちゃいますね。でも、上画像にあるように、1960~70年代にキャデラックなんかに対抗したインペリアルでしょうか。

その時は、アメリカの「ビッグ3」の1つと言われたクライスラー。でも、この後、自動車生産においては効率化が進み、効率の良くて(資金量が少なくてすむ)品質の良いトヨタ生産方式によって競争力を失っていったのです。

そして、2009年に金融危機によって倒産し、その後、FCAに入って再建されました。

もっと知りたい人はこちらの記事も!【トヨタの行く末】自動車産業100年に一度の激変 | 知恵の輪サイト

 

ジープ(アメリカ)

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四輪駆動車と言えば、ジープは絶対はずせない存在。元祖は、アメリカ陸軍の小型四駆車(軍用車)。だから、泥道、雪道などの悪路走行には太鼓判を押せるクルマだ。

我々の時代はジープと言えばチェロキーだったが、ラングラー、レネゲード、コンパス、グラディエーターなど多彩だ。

ビックリするのは、このところのSUV人気によって再び脚光を浴びているのか?、ジープにおける日本市場はグローバルの4割を占めるほどの人気だという。

 

ダッジ(ダッジ)

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ダッジの歴史はフォードよりも古く、ヘンリー・フォードが起業するときにダッジ兄弟が手伝ったと言われる。フォードとは業務提携が続いたが、投資会社に買収され、クライスラーに売却された。

ダッジは南北アメリカでしか販売されていないため、日本では街で見かけることはほとんどない。(一時は販売されていたこともあったが、クライスラーが倒産したことにより途絶える)上画像は、ダッジ・チャージャー500。

けれど車好きならば、アメリカ映画でよく登場しているのは知っていることだろう。最近で有名なのは、若者にも人気のあるカーチェイス映画の「ワイルドスピード」。古いところでは、スティーブ・マックィーン主演の「ブリット」にも登場する。

 

ラム・トラックス

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ラムは、ダッジブランドの1つで、ピックアップトラックの」ブランドとして有名。

2020年の北米販売ランキングでは3位に入るほど、アメリカでは人気だ。やっぱり農場が巨大だからなんでしょうね。

 

ということでFCAブランドは以上。総勢9ブランド。

イタリア勢が5ブランド、アメリカ勢が4ブランドとなっています。

 

さて、次はPSAグループの車です。

 

PSAグループのクルマ

プジョー(フランス)

出典:Wallpaperbetter

始まりは1800年代の冷感製鉄など金属製造会社で、そこから自転車製造、自動車製造となっていった。内燃機関(エンジン)のパイオニアであるダイムラーと出会ったことで、自動車製造をはじめたという。

プジョーは、世界最古の量産自動車メーカーのひとつでもある。

また、日本と関係が大いにあるのは、プリンス第1号車のエンジンの手本になったということです。

上画像は、最近のプジョー208で、フランス車らしいお洒落さが若者にも人気です。

 

シトロエン(フランス)

出典:Wallpaperbetter

始まりは第一次大戦後で、歯車製造と砲弾製造で成功したアンドレ・シトロエンが自動車製造を始めたことにあります。

先進技術をいち早く取り入れることで有名で、1955年には金属ではない気体ばねと高圧オイルを用いたハイドロニューマチック・サスペンションを装備していた。独創的なブランドとしてのイメージが強い。

プジョーと共に、ラリーに参戦していたことも印象に残っている。

現在では、プラットフォームやエンジンをプジョー車と共通化しているようです。

上画像は、シトロエンC5で、やはり油圧サスペンション(ハイドラクティブIII)が搭載されている。

 

DS(フランス)

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2009年にシトロエンの高級サブブランドとして発足して、2015(2014)年にはシトロエンから独立して単独ブランドとなった。

シトロエンDSからの流れを汲んで、高級路線を歩む。

中国では、長安汽車とPSAと合弁して長安PSAとなり、中国専売車種が順次投入されている。

↓↓↓2021年3月10日、DSのフラッグシップSUV「DS 7」のPHEV「DS 7 クロスバック E-TENSE 4×4」を販売開始。フォーミュラEの技術が活かされているという。

 

オペル(ドイツ)

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オペルは、ミシンや自転車製造から始まっているが、第一次大戦のころはメルセデスに匹敵するほどの自動車メーカーになっていたらしい。

設立は1862年だが、1929年にはゼネラルモーターズ(GM)の100%子会社となっている。GMの欧州戦略のためのブランドだった。

2009年親会社のGM破綻により自主再建の道を選んだものの、校長には至らず2017年にPSAが買収。その後息を吹き返したようで、2021年には途絶えていた日本販売が再開されるようだ。

 

ボクスホール(イギリス)

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日本では馴染みがないが、ボグゾール、ボクソール、ボックスホール、ヴォクスホール、ヴォクソールと表記されたりする。ヤナセで販売されていた時は、ボクスホールだった。

始まりは、やはり機械メーカー(船舶の蒸気機関やポンプ)で、1903年から自動車製造に参入。当初は高性能スポーツカーを製造したこともあったが、1925年にGM系列入りし、1975年以降はほぼオペルのバッジエンジニアリングモデルとなっている。

上画像は、ボクスホール・アダム。製造はドイツだが、イギリス屋内ではオペルではなくボクスホールブランドになるようだ。

バッジエンジニアリングとはいわゆるOEMで、他メーカーの兄弟車を他の販売網で別名で売るシステム。例えば、トヨタ・ライズがダイハツ・ロッキーであるように。

GMの傘下では、軍需向けのベッドフォード・トラックや、自社で設計・開発した38t重戦車の「チャーチル歩兵戦車」を5,600両以上生産したりした。戦後は、ヴェロックスという車種を生産していた。

 

以上、PSAグループに関しては、欧州を基盤とした5ブランド。それぞれ古いのに、いや古いため紆余曲折の歴史を持ったブランドだ。

何世紀もの長きにわたって残っていること自体を賞賛すべきブランドたちだ。

これらのブランドたちが、「100年に一度の大変革」によってどういう形で残っていくのか? それとも消えていくことになっていくのか? 車好きとしては気になるところで、ずっと見守っていくことにしよう!



 

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