いつも読んでくれてありがとう。初めての人もありがとう!
ところで…あなたは日本人ですか?「もののあはれ」って、ちゃんと説明できます?
正直、筆者はムリ…!
日本人なら誰でも知ってる言葉のはずなのに、いざ聞かれると「うーん、なんかしみじみする感じ…?」くらいしか出てこない。そんな日本独特の概念を、あるアメリカ人女性が自分の体験と言葉でめちゃくちゃ語っていた動画を見つけてしまったんですよね。
今回はそんなYoutubeのインタビュー動画をご紹介。
※本記事は、Youtubeチャンネル「ニッポンの魅力【外国人にインタビュー】」の
「号泣した…日本人は私を“人として”扱ってくれた!」10回目の来日を果たした外国人に日本の印象や驚いたことを聞いてみた!【外国人インタビュー】【海外の反応】
の内容を基に、作成しています。
インタビュイー(interviewee)の女性は、アメリカ人でユタ州出身、
来日10回。赤穂浪士をガチで研究し、広島で号泣し、最終的に行き着いたのが金継ぎと「もののあはれ」。
今回はそんな彼女のインタビューを追いながら、改めて「もののあはれ」って何なんだろう、を考えてみたいと思います。
宣教師の娘、日本に染まる
彼女の両親は宗教関係の活動で来日し、もう8年も日本に住んでいるそうです。お父さんは19歳のとき初めて日本に来たものの、当時は日本語に全然歯が立たなかったとか。それが今では日本と韓国エリアを統括するレベルまで上達したというから、努力する人ってスゴイな!
(余談だけど、このチャンネルのインタビュアーも、基本英語で話しているが、他の動画を見ても相手の母国語でしゃべってみたりして何か国語話せるの???って感じ。たぶん、世界中を旅している人??)
話を戻して…、彼女自身が初来日したのは2018年。それ以来ほぼ毎年のように通い続け、気づけば日本は10回目!
「安全で清潔で、人がとにかく親切」というシンプルな第一印象が、来るたびにどんどん深まっているとか。
まさかの赤穂浪士オタク?
そして、大学で歴史を専攻している彼女が、なぜか熱く語り出したのが赤穂浪士。そう、日本人のボクたちが良く知っている?忠臣蔵です。

ここ、ちょっと衝撃でした…。
だってボクたち日本人だって、忠臣蔵は「ドラマで見たことある」レベルで止まっている人がほとんどじゃないか?
武士道の忠義とか名誉とか、そのへんまで深掘りして理解してる人、正直あんまりいない気がする…。なのに彼女は大学の研究テーマとして掘り下げ、外国人観光客がほぼ来ないという泉岳寺で、47人の墓ひとつひとつに線香を手向けて回ったというのです。
特に彼女の心を打ったのが、最年少・14歳?ほどで切腹を命じられた浪士のエピソード。
その若さで運命を受け入れた話に、彼女は涙したと言います。「日本の本質を知りたいなら、ここで物語を学んでほしい」――観光客目線とはちょっと違う、本気の眼差しがそこにありました。

動画の中では、赤穂浪士の最年少・14歳となっていたと思うけど、
実際は、リーダー・大石内蔵助の嫡男である大石主税で、討ち入り時は15歳、切腹時は16歳だったよ。もちろん、知っている人も多いよね。
↓↓↓高倉健主演、市川崑監督で描かれた重厚な名作ですよ。緻密な心理描写と迫力ある演出で高く評価された映画です!高倉健演じる大石内蔵助の息子・大石主税(ちから)役を演じたのは、六代目尾上丑之助(現在の五代目尾上菊之助)でした。めちゃ綺麗な宮沢りえさんも…(1994年公開・東宝)
広島で見せた、日米ふたつの国のあいだの涙
もうひとつ、彼女の話でグッときたのが、広島平和記念資料館を訪れたときの話。
実は彼女には、真珠湾で亡くなった大叔父がいます。戦艦アリゾナに眠る人のひとり。つまり彼女にとって太平洋戦争は教科書の中の出来事じゃなくて、家族の記憶そのものなんですよね。

だからこそ広島での体験は一筋縄じゃいかなかったはず。
アメリカ人としての申し訳なさや気まずさを感じながらも、自分の国の記憶も消えない。日本とアメリカ、どちらか一方の正義に寄りかかることなく、両方の痛みをそのまま受け止めようとする姿勢には、率直に言って驚かされました。

「起きてしまった過ちは正せないけど、これからの行動は変えられる…」と彼女は言います。グッとくるよね…。
さらに、広島で出会った日本人女性が、言葉も通じない彼女のお母さんに、ただ黙ってオレンジの入った袋を差し出してくれたエピソードを、涙ぐみながら振り返っていました。
重たい歴史と、名もない人のやさしさ。その両方を同じ場所で受け止められる感性って、なかなかできることじゃないと思います。
ここが本題、金継ぎが教えてくれた「もののあはれ」
そして、今回いちばん「これだ」と思ったのが、彼女の金継ぎの器の話です。
お金を貯めてやっと買ったという小さな金継ぎの器、実は一度も使ったことがないそうです(*^^*)「高すぎて使えないの(笑)」と言いながら、それでも棚に飾り続ける彼女の理由がこちら↓↓↓。

壊れたからこそ、美しい。金でつなぎ直せるからこそ、その器には特別な価値が生まれる。完璧なままだったら絶対に持ち得なかった美しさが、ひびの跡にこそある――。
そして彼女はこの感覚を、まさに「もののあはれ」だと言い切ります。
これからもスゴイ!もっと深く想いを語っています。

美しいものって、たいてい長続きしない…。家族との幸せな時間も、満開の桜も、沈んでいく夕日も、いつか終わる。でも終わりがあるからこそ、その一瞬がきらめく壊れたからこそ、美しい。つまり、金でつなぎ直せるからこそ、その器には特別な価値が生まれる。完璧なままだったら絶対に持ち得なかった美しさが、ひびの跡にこそある――。
彼女はそれをちゃんと体感として理解してるんですね。
しかも彼女、ここで終わらせないんです。金継ぎの哲学を、自分の人生にもそのまま重ねていました。
心が折れたとき、深く傷ついたとき、人は弱っているように感じる。でも、そこから自分を鍛え直せば、新しい自分に生まれ変われる。傷ついた心は、金継ぎされた器みたいに、前よりも強く、美しくなれるんだと…。
書道についても同じ目線で語っていて、一筆だけのシンプルな線に宿る美しさに、削ぎ落とした先にある日本的な感性を見出していました。

これ見てて正直「日本人なのに負けた…」って思った…。
だって、一人のアメリカ人女性が、ここまで日本の感性である「もののあはれ」を自分の言葉で、しかも自分の人生に重ねて語れるなんて(>_<)
ボクたちが当たり前すぎて言葉にしてこなかった感性を、彼女は意識的に学び取り、自分のものにしていたんですよ。
↓↓↓こちらは、金継ぎのDIYセット。欠けてしまった大事なマMy茶碗を金継ぎで修復できるキットです!解説動画もあり、初心者でも使いやすいと口コミがあります。試してみて!いやぜひ試したい!
神社、京都、温泉。日本がもう”地元”
それからまだある。
お父さんが宣教師でクリスチャンの彼女だけど、毎日のように近所の神社に足を運ぶそう。
「あらゆるものに魂が宿る」という神道の世界観にすっかり共感していて、参拝の作法や禊のやり方もちゃんと身につけていました。「誰でも受け入れてくれる」神道の懐の深さこそ、日本らしさの象徴だと彼女は感じています。
京都では禅庭園や哲学の道を歩き、砂と石だけで表現される美しさに魅了されたとのこと。温泉では、行く前にYouTubeで日本人らしい入浴マナーを予習したというエピソードも、それぞれちゃんと真摯に向き合っていて、なんだか彼女らしくてリスペクトしちゃう…。
形だけ真似るんじゃなくて、その裏にある文化への敬意をちゃんと持って向き合おうとする姿勢が、端々から伝わってきます。
おわりに|今回の記事で引用させていただいた動画
「日本は、ちょっとした故郷みたいな存在になった」と彼女は言います。10回も通ってたどり着いたのは、観光地の景色だけじゃなくて、赤穂浪士の忠義、広島の記憶、そして金継ぎに宿る「もののあはれ」という、この国の心そのものだったのかもしれません。
私たちにとっては当たり前すぎて、かえって言葉にできずにいた感性を、一人の旅行者が丁寧にすくい上げて、自分の人生に取り入れている。
その姿を見ていると、なんだか忘れかけていた日本人の大事なものを、思い出させてもらった気がしました。
今回の記事で引用させていただいたYoutube動画はこちらでした↓↓↓
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