電気自動車BEVの日産アリアは、ペーパードライバーや初心者におすすめできるベストな車です。走行速度が60~120km程度で、平日通勤など日常使用の走行距離が1日平均30km程度、休日たまにロングドライブなどの条件であれば、日産アリアは運転しやすく乗り心地の良いクルマです。リモートパーキングもすぐれものです。
電気自動車(BEV)は、それだけで「ペーパードライバーと初心者におすすめの車」と言えます。ボディサイズが小さい軽四輪電気自動車(軽EV)の日産サクラがありますが、日産アリアは上級な「ペーパードライバーと初心者におすすめの車」でしょう。軽四輪よりも室内が広く、しかも「本格的SUVスタイルがいい」と考えている人には、うってつけの日産アリアがあります。
内外装ともに上級者クラスに引けを取らない出来となっており、電気自動車(BEV)の特徴をうまく生かした使い勝手の良い出来栄えです。
電気自動車 日産アリア、ペーパードライバーや初心者におすすめの理由
電気自動車でSUVの日産アリアは、ペーパードライバーや初心者におすすめの1台と言えるベストな車です。軽四輪電気自動車の日産サクラもありますが、1クラス上の上質なクルマに乗りたい方にはおすすめです。
・通勤など日常使用では1日平均30km程度
・用途は通勤、通学などの送り迎え、買い物や時折、途中幾度か急速充電の必要な長距離ドライブなど
この条件であれば、そこそこ運転がしやすく乗り心地が良いクルマが望まれます。
日産アリアの安全性は、軽四輪自動車よりも上で、かなりの安全性が保たれています。また、乗車人数、荷物の搭載量なども軽四輪自動車よりも多くなり、休日の長距離ドライブにも対応できます。
また、「ペーパードライバーと初心者におすすめの1台」と言える理由の1つに「プロパイロット」があります。
オプション設定で「プロパイロットⅡ」が用意されています。これを使うと狭い場所での車庫入れにも自動運転が可能で、車庫入れが苦手な「ペーパードライバーと初心者におすすめの1台」となるでしょう。
詳細は以下をご覧ください。
EV日産アリア、スペックから見えるもの
●SUV電気自動車 日産アリアのスペック(車両仕様)
・荷室容量:408~466 L
・車両重量:1920kg~1960kg
・最高出力:160kW(218PS)/5950~13000rpm
・最大トルク:300N・m(30.6kgf・m)/0~4392rpm
・最大航続距離(WLTCモード)470km
日産アリアは電気自動車(EV)のため、ガソリンエンジン車よりも車両重量で300kg~400kgほど重くなっています。大きなバッテリーを積んでいるからです。
モーターの最大出力については、車重に対して大した数値ではないのです。が、最大トルクがNA3.5Lガソリンエンジンに匹敵するほどで、しかも0回転目から発揮されるので低速での取り回しがやりやすくなります。
デメリットは車両重量が重い
デメリットは、2トン近い重い車両重量でしょう。
仮に、ガソリンエンジン車にバッテリーとモーターを積んで、ガソリンエンジンとミッション、排気系、ガソリンタンク系装備を降ろしたとすると、元のガソリン車との差が約400kgもあります。やはり、バッテリーのエネルギー集積率の問題が大きいと見られます。
SUV日産アリアのクラスで車両重量が2トンに近いことは、かなりのハンディです。
ですが、モーターの最大トルクが強烈で、加速など走行性能では問題がないばかりか強力です。
メリットは重心ポイントが低い
メリットは、重いバッテリーを床下に搭載しているため、重心ポイントが2cm程度下がっているものと推察できます。これはかなりコーナリングの安定性能に寄与してくる数字でしょう。メリットとなります。
一般的に、ハイブリッド車や電気自動車(BEV)のモーターアシストは、低速走行時に運転しやすくしています。
特に、日産アリアのような背の高いSUVでは重心ポイントが高くなりがちだけど、重い床下バッテリーがコーナリングや高速走行時の安定性に寄与しているよ。
EV日産アリアの充電時間と航続距離は?
次は、大事な充電時間と航続距離をみていきましょう。
●SUV電気自動車 日産アリアの充電時間と航続距離
66kWhバッテリー搭載車で計算しています。※91kWhバッテリー搭載車もあります。
・交流電力量消費率(WLTC)166Wh/km
市街地モード 159Wh/km
郊外モード 170Wh/km
高速道路モード 176Wh/km
6kW/ 200V / 30A :約12時間
3kW / 200V / 15A :約25.5時間
50kw(125A):約65分
90kw(200A):約45分
航続距離:約300km(WLTC高速道路モード)0からの充電として
高速道路充電時間制限 約30分で60%~70%充電
約67%で航続距離約 250km(WLTCモード)(WLTC高速モード1km で.176Whで計算)
家庭での充電は、充電時間が短くなる200Vがおすすめです。運よく急速充電ポストが近所にあれば、自宅での充電を予備に考えて、自宅の200V充電設備の投資額は必要なくなります。
マンションでは、急速に駐車場に充電設備のある建物が増えてはいますが、既存のマンションで大多数のところでは充電設備がないのが現実です。近所に急速充電スポットがあると、自宅での充電は考えずに利用できますね。この場合、時間はかかりますがガソリンスタンド利用と同様になります。
※マンション共用の100V・200Vコンセントがあるところもありますが、電気代は管理費から出ているので、マンション全体のメンテナンス用であり個人が使うことはできません。
日産アリア、エクステリア・インテリア
EV日産アリアのエクステリア・インテリアは、上級車を彷彿させるものです。
エクステリア
日産アリアのエクステリアは、ドイツのレッド・ドット・デザイン賞受賞により美しさは保証済みです。日産の電気自動車共通のモチーフで仕上げられています。
インテリア
日産アリアのインテリアは高級感あふれる仕上げとなっており、多くの人が納得するでしょう。
バッテリーは床下スペースに治められ、室内スペースに影響を与えないように出来上がっています。
しかし、ラゲッジスペースは床下バッテリーとクーペスタイルによって少し制約があります。しかし、実用上十分なスペースが確保できています。
ゴルフバッグも3本は余裕で詰めます!
SUV電気自動車 日産アリアはペーパードライバーや初心者に乗りこなせるのか?
SUV電気自動車 日産アリアは、ペーパードライバーや初心者に乗りこなせるのか?と考えてしまうかもしれませんが、答えは「イエス」です。
それは、運転支援システムがあるからです。
ペーパードライバーや初心者にとって、狭い場所での駐車や、高速道路のロングドライブなど、慣れるまで難しい操作があるので、危険が伴うものです。
そこをサポートしてくれる日産の運転支援システムが、「プロパイロット2.0」です。これを装備することで、「SUV電気自動車日産アリアはペーパードライバーや初心者におすすめ」の一台とすることが出来ます。
緊急ブレーキなど数々の支援があるので、ベテランのシニア世代にもおすすめの機能です。ここでは、その中のいくつかをご紹介しておきましょう。
●乗りこなすための、おすすめ運転支援システム プロパイロット2.0(ナビリンク機能付)
道路の車線(白線)をカメラで見て走行レーン内を保ってくれる、前車との車間を感知して追従してくれるなどの従来からの機能があります。
それにプラスして、日本独自の準天頂GPS衛星「みちびき」と結んで地図データと連動し、カーブの大きさによるスピード調整なども引き受けてくれます。一歩進んだナビゲーション連動運転支援システムです。
プロパイロット リモートパーキング
プロパイロット リモートパーキングは、ペーパードライバーや初心者におすすめの、とても便利な運転支援システムです。
自分で運転操作しなくても、社外からスイッチ1つで自動駐車してくれるんだよね。
同じEVで軽四輪の日産サクラは使いやすいサイズで、狭い駐車場の車庫入れもやりやすいですが、日産アリアは少し大型になります。なので、狭い駐車場の出入りはペーパードライバーや初心者にとって面倒なものです。
そこで、「プロパイロット リモートパーキング」機能をオプションでも取り付けると、ペーパードライバーや初心者に心強い助っ人となるでしょう。
緊急ブレーキなどの基本機能は標準で備えていますが、グレードによって「プロパイロット リモートパーキング」機能はオプションとなるので、購入時には注意してみてみましょう。
日産の運転支援システム「プロパイロット2.0(オプション)」を装備すれば、狭い場所の車庫入れも自動で行ってくれるので「ペーパードライバーや初心者におすすめの1台」になります。
eペダル
日産アリアのe-Pedal Stepは、ペーパードライバーや初心者におすすめの機能です。eペダル、ワンペダルとも言います。
日産アリアは、回生ブレーキを使ったアクセルペダルだけで、加速と減速をコントロールする「e-Pedal Step」を装備しています。
回生ブレーキは、減速時に駆動モーターも発電に使って、その時発生する抵抗で減速します。しかし、スピードが落ちてくると回生ブレーキは十分に働かないので、油圧ブレーキと協調して停止までもっていきます。また、バッテリーが満充電の場合には回生ブレーキは効かないので、この時も油圧ブレーキと協調して1.2Gの減速を自動的に保ちます。
アクセルをワンペダルでコントロールするeペダル(e-Pedal Step)は、慣れないと停止地点手前で止まってしまいますが、慣れてしまうと自在に車速をコントロールできるようになります。さらに、回生でバッテリー充電ができるので、坂道などで上手く使うと航続距離が伸びます。
坂道発進サポート
日産アリアの運転支援システムの1つである坂道発進サポートも、ペーパードライバーや初心者におすすめの機能です。
運転に慣れていないペーパードライバーや初心者にとって、坂道発進も一つの鬼門です。ATでも、坂道の勾配や渋滞状況によってはブレーキとアクセルで調整しなければなりませんね。MTのクラッチ操作では半クラッチが難しかった時代もありました。
日産アリアの「プロパイロット2.0」では、オートブレーキホールドスイッチをオンにすればすべて解消。心配はありません。「ヒルスタートアシスト」が全てを引き受けて、平たん路面と同様な操作が出来ます。
EV日産アリア、ペーパードライバーや初心者におすすめの車:まとめ
以上のように、運転支援システム プロパイロット2.0(ナビリンク機能付)を装備した日産アリアは、電気自動車(BEV)本来の運転のし易さと合わさって、ペーパードライバーや初心者におすすめの1台となっています。
EV日産アリアの補足
EV日産アリアの価格
B6グレード(バッテリー容量66kWh、2WD)の価格は、539万円。
日本限定モデルのB6リミテッドは、660万円。(パノラミックガラスルーフやBOSEプレミアムサウンドシステムなどを装備)
FFのデメリット解消
日産アリアには、駆動方式のFF(前輪駆動)と4WD(4輪駆動)から選べます。
でも、FFの電気自動車であると、トルクがありすぎて発進時に前輪がホイールスピンを起こして、真っすぐに走れなかったりします。初期の日産リーフなどで見られた現象です。
でも、日産アリアでは見事に制御されており、アクセル操作が少々乱暴でもコントロールしてくれます。これは、ペーパードライバーや初心者に使いやすい性能です。
ロードノイズの解消
電気自動車(BEV)はエンジン排気騒音がない分、ロードノイズが気になりがちです。
でも、SUV電気自動車日産アリアの室内騒音レベルは大変低く抑えられているので、室内は高級車並みの静かさと言えます。
電気自動車は充電スポットが少ない問題など、まだまだ気にしなければならないことも多いのですが、SUV電気自動車 日産アリアはおすすめしたくなるほど、良いクルマに仕上がっています。もちろん、前述の通りに運転支援システムが充実していて、ペーパードライバーや初心者にもおすすめの1台となっていると思います。