日経ビジネス http://business.nikkeibp.co.jp/atcl/report/15/110879/121300516/
ゴルフ場大手アコーディア、上場廃止選んだ理由
「2020年問題に向けた積極投資」社長が語る真意 2016年12月14日(水)
この記事の中で「❝労働人口の減少に対応し、人出をかけずに顧客が満足できるオペレーションを構築する。機械化やテクノロジーを積極的に採用する❞」と田代裕子アコーディア・ゴルフ社長が語っています。
欠落した概念
田代社長とMBKパートナーズの今後の方針は、まともで常識的な計画ですが、その一方で、最も大切な概念が欠落していることに気付かれたでしょうか? それが、これまで多くの問題を起こしてきた原因であり、技術的未熟さではないでしょうか?
MBKパートナーズの再建案は、これまでのマネーゲームを清算してくれるまともな計画であると感じますが、問題は「社員の生活」です。
「アコーディア・ゴルフ労働組合の設立趣意書」は、社員が長期に会社に所属して、「自分の生活設計」が出来ることを願っています。本人たちの胸の内ではもっと「切実」な気持ちです。これを再建計画にどう組み入れるのか? MBKパートナーズも再生ファンドです。社員の立場を無視していくのでしょうか?少なくとも現在までのところ、田代裕子社長の公のコメントでは、社員の人生設計に思いをはせている節は感じられません。
これが現代の企業経営者の常識なのでしょうが、実際の労働者の置かれた立場は、昔と変わりなく生活は、どのようにしたら成り立つことが出来るのかは、企業の動向に左右される人が大多数です。
その中で「自己実現」などと聞こえの良い言葉に若者は惑わされて、社会システムの中にしか存在しえない自分の立場を忘れたようです。それは企業経営者の中にも、創業社長の減少、サラリーマン社長の拡大と共に浸透して、社員の生活を成り立たせると言う、本来の社会システムとしての企業の責任は、労使共々から忘れさられていきました。そのためナショナル(旧松下)・SONY・東芝なども、社員を家族として捉えることがなくなりました。それは日本独特の経営感覚で、社員にとってこの上もない条件でした。
「アメリカの悪いところはまねなくてよいものを・・」と感じます。
どのようなシステム化も人間が行うこと
受付・支払いなどを自動化しているゴルフ場も増えました。現在ではごく一般的な機械化ですが、どうしても故障などに備えて、案内係は必要になります・・・・
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