ドコモから楽天モバイルに変更してみたのだが、使い心地の第1弾をレポートしてみよう。総務省が、2017年度第3四半期のシェアデータを公表して、SIMカード型MVNOサービスのシェアで楽天が初めてトップに立ったことが判明というニュース。そうだったのか、そんなこと露知らずに乗り換えてみたのだが…。
楽天がトップシェアに!
MVNOサービスの2017年12月末現在における全契約数は1764万件となり、前期比で4.5%、前年同期比で18.7%増加した。
このうち、契約数が3万件を超えるMVNOが提供する「SIMカード型サービス」の契約数は1086万件となり、前期比で7.3%、前年同期比で34.5%増加しているという。
※SIMカード型サービス:汎用(はんよう)的に使えるSIMカードで提供するサービス(端末セットを含む)
SIMカード型MVNOの1位は「楽天」――総務省が2017年度第3四半期のシェアデータを公表 https://t.co/yIAguTyC2l pic.twitter.com/JkpPEn8kUE
— ITmedia Mobile (@itm_mobile) 2018年3月16日
で、そのSIMカード型サービスにおける事業者別シェアにおいては、楽天の「楽天モバイル」が前期比3.8ポイント増の15.4%でトップに立ったらしい。でもそれには、2017年11月にプラスワン・マーケティングから「FREETEL SIM」事業の大部分を継承したことが、シェアの増加に大きく寄与したものと思われる。
ドコモから楽天モバイルにのりかえ!
ドコモとは長い付き合いだったが、その長い付き合いのメリットが全然感じられなかった。しかも、店頭での待遇はそもそも”お客様扱い”ではない(-“-)。
そこでドコモオンラインショップを利用して機種変更しようと思ったが、詳しくは書かないが、これも制限があって、自分に合ったようににみつくろえない(-“-)。
イライラが募る一方となり、思い切って楽天モバイルに乗り換え! さて、得するだろうか?損するだろうか?
得1.料金プランが安かった!(楽天会員なら特に)
まず良かったのは、楽天市場の会員だったことである。それで、料金プランで得したと思っている。
現在楽天モバイルでは、「スーパーホーダイ」というデータ通信と通話のコミコミ料金プランがある。
引用:https://mobile.rakuten.co.jp/fee/super_hodai/?l-id=top_pc_super_hodai
これによって、楽天会員は月額基本料金が通常よりも安くなる。例えば、プランSならば通常月額2980円のところ、1980円。ダイヤモンド会員にまでなっていれば、1480円で済むのだ。(これは1年目だけの特典で、2年目からはプランSだと通常金額2980円となる。)
得2.電話が5分かけ放題!
また、スーパーホーダイでは、楽天でんわアプリをスマホにインストールすれば、5分以内の国内通話はかけ放題となる。アプリを起動した状態で、アドレス帳からワンタッチボダンを押せば、5分までは無料。
国内電話であれば、どこへかけても5分までは無料なのだ。これは、短い連絡のみを多用する営業マンにも好評らしい。電話代がゼロになるのは、非常に助かる。
通常電話料金はどうなのか?と言えば、30秒10円、1分20円だから、ドコモの半額! 万が一5分をオーバーしても、痛手は少ない。
データ通信については、スーパーホーダイのどのプランであっても、原則使いたい放題。ただ、高速通信容量がプランによって違ってくる。例えば、プランSならば、高速通信は2GBまで。それ以降、通信速度は落ちるかもしれないが使い放題となっている。それほどヘビーユーザーでなければ、なんとかこれでいけるかもしれない。
高速通信の余ってしまった容量については、翌月までは繰り越しも可能だ。
得3.長期優待で、2万円キャッシュバック!
楽天モバイルでは、現在キャンペーンをやっていて、このスーパーホーダイを2年、あるいは3年で契約すると、キャッシュバックがある。
2年契約すれば1万円のキャッシュバック。プランSならば、楽天会員でなくても、月額基本料が3か月はチャラとなる。
3年契約すれば2万円のキャッシュバック。プランSならば、楽天会員でなくても、月額基本料が6か月はチャラとなる。
ただし、その間に契約解除すると、それなりの解除料がかかってくることになる。あまり浮気性でない方におすすめのシステムということになるだろう。
得4.楽天ポイントが加算
楽天市場の会員であれば、楽天モバイルに入ることで買い物ポイントが+1倍になるし、もちろんスマホの購入金額や月額料金にもポイントが付く。
ポイントは雪だるま式にたまっていくのである。
実際の使い心地は??
なんでも安いに越したことはないのだが、実際の品質が問題だ。楽天モバイルの通信や通話品質はどうだろうか?
実際に使ってみると、快適だった。
通信についても4Gだが、ヘビーユーザーではないので全然問題なし。混雑時には少々遅いと感じることはあっても、使用に耐えうる。
通話についても、今のところ問題なし。ドコモの通話と比べてもそん色はない。むしろはっきり聞こえているようにも思う。
楽天モバイルでは、iPhoneも購入可能
楽天モバイルでは、iPhoneも購入可能となっている。しかし、海外販売モデルである。アフターサービスなど含めて確認する必要があるだろう。現在では、「iPhone SE 16GB」が19,700円(税別)となっている。
その他、スマホは25種類ほどラインナップされていて、タブレットとガラケーもある。
もちろん新機種も入っていて、その都度キャンペーン価格がでるので、興味のある人は事あるごとにチェックしてみるといいだろう。ZenFonやHAUWEYもあるが、AQUOSやarrowsなど日本メーカーもあって、キャンペーンによっては1万円程度で手に入る機種もある。
最近では、楽天のキャリア参入も発表されている。今後、そうなったときは大々的なキャンペーンも期待される。空いている今のうちに入っておいて、面倒な手続きは済ませておき、その時になったら、破格のキャンペーン値段でお気に入りのスマホを機種変更だけで手に入れることも可能になってくるかもしれない。
筆者もさんざん悩んだが、今は乗り換えしてよかったと思っている。まだよく知らない人も、一度、「楽天モバイル」をご覧になってはいかがだろうか?