【1】クラブ選びの手順 | |
(1) クラブ総重量を合わせる。 ドライバー総重量300gとすると、5番アイアンは総重量で380g〜390gぐらいの範囲に収めます。 このバランスの範囲を大きく逸脱する総重量のクラブはミスショットを招くだけでなく、スイングを壊します。 特定のクラブがトップばかり出る、あるいはダフル様な場合、クラブ総重量の全クラブとのバランスをチェックしてみてください。 ヘッドスピード40m/秒出せる人は、290g(ドライバー総重量) 〃 42m/秒 ――――― 300g 〃 44m/秒 ――――― 310g 〃 46m/秒 ――――― 320g ぐらいを目処に選んでください。
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(2) 重心距離を合わせる。 重心距離とは、シャフト中心からヘッド重心までの距離を言います。 重心距離 35mm以上 :長いとヘッドを返しにくくボールが捕まりにくい。 重心距離 35mm以下 :短いとヘッドを返しすぎることが起きる。 ドライバーからアイアンまで揃えることが理想ですが、アイアンよりドライバーの重心距離がが短くなる方が、長くなるよりましです。 ドライバーが調子よくてアイアンが打てない、その逆も起きるなどの現象があったら、この重心距離を疑ってみてください。 「月いちゴルファー」なら35mm前後にしておくと無難です。 |
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(3) シャフトを合わせる。 クラブ選びでは、始めにシャフトを合わせるべきです。振りやすいシャフトを選び、その次にヘッドを選ぶべきであります。もちろん相関がありますのでバランスでシャフトの振りやすさも変わってきますが、ヘッドの取り付け(ライ角、フェース角など)を調整する前に、シャフトを合わせるべきであります。 ◆主な注意点 @ 重量 『(1)クラブ総重量を合わせる』の様にクラブ総重量を全クラブのバランスで決めて、ヘッドのきき具合を調整します。 A フレックス(しなり) 極端にヘッドスピードが遅い場合(38m/秒以下)以外、ヘッドスピードで決めるよりも、スイングタイプで決めるべきであります。 1.切り返しが早い場合、硬めのシャフト。 2.切り返しがゆったりしている場合、柔らかめ。 B トルク(ねじれ) フレックスと相互に関連しますが、重心距離とも関係します。これもスイングタイプで選ぶと良いでしょう。また、フレックスを柔らかくトルクを多くする組み合わせも考えられます。 1.切り返しがゆったりしていて、ヘッドスピードが速く(44m/秒以上)、使いたいクラブのヘッド重心距離が長い(35mm以上)場合、フレックスを柔らかくし、トルクを押さえる方法もあります。 C キックポイント(曲がるポイント) シャフトの先の方で曲がるのか、中程か、手元なのかでフレックスやトルクが同じでも特性は大きく変わります。 1.切り返しの早い人は、手元調子。 2.切り返しのゆったりした人は先調子。 これを基本にして、ヘッドスピードの速い人は、切り返しがゆったりしていてもポイントを少し手元にして中調子とするなど調整してください。 2カ所のキックポイントを持つシャフトもあります。 先調子の場合は、ヘッドのフェイスが上を向き高いボールがでやすくなります。ロフトを考える時の考慮すると良いでしょう。また同時にヘッドが帰りやすくボールが捕まりますので、重心距離と兼ね合わせて考えてください。 ヘッド重心距離40mmで先調子のシャフトを使うと10%ほど重心距離が縮まったように感じます。ドライバーのフェイスアングルを決める時にも参考にしてください。 |
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