2021年2月、タイガーウッズ選手が自ら運転する車で単独の大事故を起こし、脚から骨が飛び出す重傷を負ってしまった。オリンピックもあることだし、早い復帰を願うばかりだが、それは叶わないかもしれない。クルマファンでもあるため、今回はタイガーが乗っていた車についても検証したい。クラッシャブルゾーンについても。
タイガーが事故を起こしたクルマのメーカーは、ヒュンダイ
ちょうど前週のPGAの試合は、カリフォルニア州リビエラカントリーで行われた「ジェネシス招待」。
ジェネシスとは、韓国自動車メーカーのヒュンダイ(現代自動車)の最高級車のことだ。
タイガーウッズは大会ホストだった。だから、LA滞在中にヒュンダイからクルマを提供されていたのだ。
【足首骨折か】デーブ氏、 #タイガー・ウッズ の事故詳細伝えるhttps://t.co/bVn4vEVXzT
運転していた高級SUVは自分の車ではなく、企業から提供されたもの。前日から参加していた番組の収録のため、ゴルフ場に向かう途中だったという。#とくダネ
— エキサイトニュース (@ExciteJapan) February 24, 2021
タイガーが運転していたのは、ヒュンダイ「GV80」
タイガーが運転していたヒュンダイの最高級車は、
「ジェネシス GV80」だった。
ジェネシスブランド初のSUVで、2020年1月に発売になっている。
ボディサイズ | 全長4945mm×全幅1975mm×全高1715mm |
エンジン | 2.5リッターガソリンターボ |
最高出力 | 304ps |
最高級車だけあって、装備もたくさんついている。
カメラにより先の路面状況を捉えて、乗り心地を最適化してくれる電子制御サスペンションや、静粛性を高めるアクティブノイズキャンセル機能などがついている。
もちろん、先進運転支援機能(ADAS)もついていて、クルーズコントロールはカーナビの地図情報と連携しているし、ドライバーそれぞれの運転特性を学習して、それに応じたコントロールをしてくれるという。
そして、なんといっても今回タイガーウッズの命を救った安全装備が、エアバッグシステムではないだろうか。
衝突の際には、前面からエアバッグが飛び出してドライバーや助手席の乗員を保護してくれるのはもちろんのことだが、ジェネシスGV80 には、10個のエアバッグがついているらしい。
ウッズはこのGV80を運転中に下り坂のカーブでコントロールを失って中央分離帯に突っ込んだあと、木や看板にも衝突し、数回転しながら反対側の草むらに転落する大事故を起こした。「生きていたのが奇跡」と現場に駆け付けた救助隊員も証言するほど車は大破していたが、命に別条がなかった…
上記引用でわかるように、何回も何かにぶつかり、車自体も横転などひっくりかえるようなとんでもない事故の打撃があったはずだが、タイガーウッズ選手の命が助かったのは、だくさんのエアバッグなどの安全装備があったおかげかもしれない。
車のクラッシャブルゾーンのはなし
また、事故の画像によると、車の前面の大破がすごいが、クラッシャブルゾーンがうまく機能していて、大事故のため脚のケガは避けられなかったものの、命に関わる臓器などには損傷が至らなかったのだろう。
クラッシャブルゾーンとは、衝突時にあえて潰れやすくすることでエネルギーを受け止める部分のこと。それがあることにより、車の搭乗者のいる空間、または荷物のある空間をを守ることができる。
特に、ガソリン車のフロントエンジン場合、衝突の際に大きくて重量のあるエンジンブロックが居住空間まで入り込むことで、車の前席にいる人間が、命に関わる大きな損傷を受けることが問題であった。
この安全性の進歩で先端をいっているのがメルセデスベンツであったため、昔から要人や体が資本のスポーツ選手などが乗るようになった。
でも、今では多くの自動車メーカーが追随している。
2020年の自動車耐久品質調査では、なんとレクサスを抜いていた…!
タイガーウッズ選手が命を取り留めたことはうれしいことだ。
でも残念なことは、ヒュンダイのジェネシスブランドが、2020年の米・自動車耐久品質調査で1位となり、日本のトヨタ・レクサスがトップを奪われていたことだ。
↓↓↓2020年の米・自動車耐久品質調査の結果。1位:ジェネシス、2位レクサス。
出典:自動車耐久品質調査 JD Power SM 2020 U.S. Vehicle Dependability Study JDパワー
と思っていたら…。
↓↓↓レクサスが2021年には復活していたというニュースが日経で出たばっかり!
米国の自動車耐久品質調査、レクサスが2年ぶりに首位 https://t.co/5Dz2U58b7s pic.twitter.com/VSDNHnSRhB
— ひまわり (@himawari_jp) February 24, 2021
このJDパワーの調査は、年々ランクが入れ替わっているようで、自動車メーカー各社がしのぎを削っていることがわかる。
こっちも見て!➡松山英樹プロが愛用するレクサスLX570は、デカくて便利で壊れないトヨタ・ランクルの血筋
ともあれ、タイガーウッズの容体が心配だ。
若い時に一世風靡したのち、プレッシャーの中紆余曲折あったが、2019年には調子を戻して日本の「ZOZOチャンピョンシップ」で優勝を果たしてくれた!
また不屈の精神で、ゴルフコースに戻ってきてほしい!
こっちも見て!➡復活タイガーウッズの「ノックダウンショット(スティンガーショット)」を真似てみる?! 【動画あり】