現在、我らが松山英樹選手は「世界ランキング19位」(2020年12月)。その世界で活躍する松山選手の、これまでツアーで使用してきたドライバーは数々ありましたが、それがゴルフファンの注目の的であります。当ブログでも一生懸命追跡して記事を書いてきましたので、歴代のドライバーについてまとめておきます。
2011年~:スリクソンZR-30
2011年、松山英樹選手はスリクソンのドライバーZR-30で「三井住友VISA太平洋マスターズ」で優勝!
その後、
13年のプロ初年度に4勝して賞金王に輝き、翌年PGAツアー「ザ・メモリアルトーナメント」で初勝利を挙げた。
凱旋優勝した16年「日本オープン」まで、ヘッド体積がひと回り小さい(425㏄)この1Wが唯一無二の相棒だった。
引用:GDOニュース
※スリクソンZR-30のスペックは、ダンロップ公式サイト参照。
2016年~:キャロウェイ グレートビッグバーサ(通称GBB)
キャロウェイ・グレートビッグバーサ(通称GBB)は、松山英樹選手を世界ランキング2位までに押し上げたドライバーです!!!
ウェイト(おもり)のスライド機構があります。
2016年「WGC-HSBCチャンピオンズ」で、2位以下に7打差以上の圧勝をした松山英樹選手。日本人初WGC(世界ゴルフ選手権)制覇の快挙でした。
上記事では、当時直近の17ラウンドのスコアが見れます! ほぼ60台のスコアが並んでいるのは、ホントに惚れ惚れ! GBBドライバーがどんなに調子が良かったかが分かります!
また、キャロウェイのGBBドライバーと、前のスリクソンZR30ドライバーの差についても解説しています。
ドライバーの性能のカギとなる、「重心距離」についてです。
※キャロウェイ・グレートビッグバーサのスペックは、キャロウェイ公式サイト参照。
2018年5月~:テーラーメイド M3 440
2018年からは、愛用していたキャロウェイのGBBも経年劣化し、バックアップの在庫も尽きていたようです。
これから、松山英樹選手のドライバー変更はめまぐるしくなります。
とうとうドライバーを使い慣れたキャロウェイの「グレートビッグバーサ」から、テーラーメイドの「M3 440」に変更しました! 「M3」は、ローリー・マキロイやジェイソン・デイ、そしてタイガー・ウッズなども使用していますが、松山英樹プロは「M3 440」でヘッドの小さいほうを選んでいます。
M3ドライバーは、「カチャカチャ」ドライバーと言われて、ヘッドの底面にある2つのおもりをスライドさせて重心位置を変えられる機構、Yトラックがついています。画期的なドライバーなのです。
上記事では、タイガーウッズがカチャカチャドライバー、つまりYトラックのおもり、ウェイトをどのようにセッティングしていたか解説しています。
世界の名だたるプロゴルファーが何を考えているかも、垣間見ることができるかも…です。
もちろん、松山英樹選手のウェイトセッティングについても書いてます。
※テーラーメイド「M3 440」のスペックは、テーラーメイド公式サイト参照。
2018年6月~:ピン「G400 LST」(LSテック)
この年は、次々とドライバーを試していく松山英樹選手でした。
次に手にしたのは、ピン「G400 LST」(LSテック)です。
フィル・ミケルソンが暴挙にでるほど難しい!
あの、ベテランのフィル・ミケルソンでさえ、ただでも乾いて速いグリーン上で、風に流されてカップを行き過ぎるボールを止まらないうちに打ってしまう! という暴挙に出て、みんなを驚かせました。
※ピン「G400 LST」(LSテック)のスペックは、PING公式サイト参照。
2018年8月~:キャロウェイ「XR SPEED」(欧州限定モデル)
次に松山英樹選手が握ったドライバーは、キャロウェイ欧州限定モデルの「XR SPEED」で、日本未発売でした。
松山英樹選手は「一目惚れ」したようです!
新しいテクノロジー(ジェイルブレイク=ヘッド内部の2本の柱)を使ったドライバーではなく、大人気だった「XR16」の後継モデルともいえるクラブで、価格を400ポンドを下回る339ポンドで発売したようです。
2019年1月~:キャロウェイ「エピック フラッシュ」(レギュラー・数量限定)
2019年に入ると、松山英樹選手はAIで設計したというキャロウェイの「エピックフラッシュ」を使用しました。
「ボール初速が上がる」というキャロウェイの売りドライバーでしたが、実際にプロたちの飛距離も上がっていたようです!
昨年(2018)シリーズの松山英樹選手の飛距離平均は、302.0ヤードでした。しかし、ここまでの2019シーズンの飛距離平均は、305.1ヤードです!!
なんと、2ヤード伸びています!! (まだ、測定回数が少ないのですが…)もしかしたら、キャロウェイ「エピックフラッシュ」を新ドライバーにしたことで、飛距離が伸びた可能性もありますね。
また、ソニーオープン初日のドライビングディスタンス、323ヤードを記録。
関連:【AI(人工知能)で設計したドライバー】松山英樹、石川遼も使用する!キャロウエイ「エピック フラッシュ」のすごさとは? 2019年PGA初戦を制した!
※キャロウェイ「エピックフラッシュ」のスペックは、キャロウェイ公式サイト参照。
2019年3月~:テーラーメイド M5
2019年3月の「アーノルド・パーマー招待」では、テーラーメイドM5。
M3と比べて、ウェイト機構が変わっています。
すみません(-_-;) この辺から追跡するのが大変となり、記事を書けないでいます…。
2019年3月~:テーラーメイド M5ツアー
10月には、韓国での「CJカップ」でテーラーメイドM5ツアーを使用しています。
※テーラーメイド「M5」のスペックは、テーラーメイド公式サイト参照。
2020年1月~:テーラーメイド SIMMAX
そして2020年。松山英樹選手は新製品ドライバーのテーラーメイドSIMMAXを握ります。
※テーラーメイド「SIM MAX」のスペックは、テーラーメイド公式サイト参照。
2020年~:スリクソンZX5
そしてそして、世界中がコロナ禍で大変なことになり、PGAツアーも中断するわけですが…。
8月の「BMW選手権」で、スリクソンZX5を初使用することになります!
2020年は調子を上げつつある松山英樹選手。プレーオフのBMW選手権では3位を獲りました!しかも、ドライバーをスリクソンの新ドライバーにチェンジしたことから話題になってきています。2020年の松山英樹選手のクラブセッティングについて、お知らせしていきます。(↓↓↓)
※スリクソンZX5のスペックは、スリクソン公式サイト参照。
↓↓↓こちらが、2020年マスターズで松山英樹プロが使用しているのと同じシャフトが挿してあるスリクソン・ZX5ドライバー!自分に合ったロフトやシャフトフレックスなどを選ぶことができます。
以上、松山英樹選手のドライバー変遷でした。(2020年12月まで)
プロデビューしてから全部で10本ほどでしょうか? ファンとして追いかけるのは大変ですが、プロにとっては商売道具だから大事ですよね!
ドライバーの進化を見るのも楽しいです!