プリウスと言えば「燃費」に関心が向くのは当然ですが、新型プリウスとしては「普通の車」としての評価の向上を目指したようです。デザイン、インテリア質感、乗り心地、使い勝手などに関心が多いようですが、今回のモデルで注目したいのがE-Fourです。世界的な流れとなってきた4輪駆動をプリウスも取り入れてきています。この出来を見てみましょう。
新型プリウスのタイヤチョイスと乗り心地、かなり気になった

出典:http://toyota.jp/prius/grade/grade1/
新型プリウスの試乗で最も気になったのが、タイヤのチョイスです。
最初に試乗したのはタイヤサイズは215/45R17でしたが、これは突き上げがあり細かい振動を吸収していな様子が見てとれました。
つまり、日常街乗りを主体とした実用車としてはミスマッチを感じました。
ワインディングも走る人には良いのですが、問題があると感じたのはリアが弾んだ時に左右に揺れるように感じるところです。
これがリンクの位置の問題によりアライメントの変化で左右に振られるのか?、タイヤの幅の大きさで路面の凹凸を拾ってフラれるのか?は定かではありません。
どちらにしても、タイヤのミスマッチであります。

出典:http://toyota.jp/prius/grade/grade2/
この現象は、タイヤサイズ195/65R15の車に乗ってみると定かになります。
細かい突き上げはなくなり、リアがフラれる感じもなくなっています。
ステアリングのリニア感は落ちるのですが、日常使用ではむしろ安心感さえあります。
街乗りと高速でダンパーの効き具合の切り替えがほしくなるところですが、プリウスの想定している100km/h以下の巡行では、全く必要のないものです。
ハンドリングの直進性は15インチタイヤでも十分に確保されており、機械式でダイレクトに操作できる仕組みであるとどのようなハンドリングになるのかが、見てみたくなります。
新型プリウスの17インチと15インチを乗り比べてみて、新型プリウスはエアロパーツを身にまとい、幅広タイヤを履いて高速で疾走することもできるポテンシャルを秘めていることは推察できました。
しかし、新型プリウスの真骨頂は、やはりEV走行を多用した日常の街乗り使用が真骨頂であることは明白でありましょう。
新型プリウス、破たんすることのない素晴らしき実用車

出典:http://toyota.jp/prius/grade/grade1/
静かにEV走行で走り出す場面で見せるハイブリッドの魅力と、アクセルを床まで踏み抜いた加速でも、ヘアピンカーブを加速しながら曲がっている場面でも、破たんすることなく何事もなく加速していく実力は、相当練り上げられたセッティングによるところであり、「素晴らしき実用車」と言える出来栄えでした。
「つまらねー車…!?」と言ったら営業マンがきょとんとしていました。実用使用では運転手に修正を要求しない「ドライブ・バイ・ワイヤー」の出来具合を最上級の褒め言葉で称賛したのですが、通じなかったようです…。
