3月24日オーストラリアGPで開幕となるF1。現在(3月19日)でも、まともに回らないホンダ・エンジンでは戦えないとマクラーレンは判断しているようで、チーム立て直しのため再びメルセデスと交渉を始めたようです。メルセデスの秘蔵っ子「ミカ・ハッキネン」を「パートナー・アンバサダー」という地位で複数年契約して次に備える構えです。
ホンダはどうしてしまったのか? 昨年の成績もひどいものでしたが、今年は巻き返してくれるものと期待していました。
TN http://www.topnews.jp/2017/03/17/news/f1/155154.html
【マクラーレン・ホンダ】ミカ・ハッキネンは「マクラーレンP1の誇り高きオーナー」
2017年03月17日(金)7:46 am
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セナとマクラーレン・ホンダ
マクラーレン・ホンダにセナの組み合わせで連勝を重ねた時代、ホンダ・パワーは圧倒的で直線で他車を抜き去る力を秘めていたことは、ウイングを立てたマクラーレンの車体を見れば一目で分かることでした。
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ダウンフォースがほしいコーナでの優位性を保つため、ウイングを立てるのですが、それでは直線でのスピードが得られず、コーナーでのダウンフォースを犠牲にしてウイングを寝かせ、ギリギリの調整をするものです。しかし、全盛期のマクラーレン・ホンダはウイングを立てたまま直線で他車を抜き去るパワーを秘めていました。その姿を本田宗一郎とアイルトン・セナとの固い握手をしている笑顔の姿と共に、記憶しています。
ホンダ・エンジンの現実
昨年、散々な成績に終わって反省するホンダ開発陣を取材したテレビ番組を見ていました。
問題は排気タービンの直径を空力に良いスタイルを優先して、他車よりも小さくしていたことで苦しい開発を求められていたようでした。その他のことは企業秘密なのでしょう取材陣には公表していなかったのですが、素人の私にもタービン直径を小さく取ることは理解に苦しむことでした。「大きくしてしまえばよかったのに」と感じたのが実際でした。マクラーレンのシャーシ設計に合わせたのでしょうが、直径の小さなことを補える技術が現代でもあるとは考えられないのです。
「ホンダはマクラーレンに非常に有害な影響を及ぼしている」とクルサード https://t.co/6jnc3FnYhI #F1 #F1jp #Mclaren #MclarenHonda #Honda pic.twitter.com/h5d4KNkJ1d
— F1-Gate.com (@F1Gate) 2017年3月19日
放映されたテレビ画面から垣間見えるエンジニアの様子は「何を気取っているのだ」と思わせるエリート意識のようなものを感じました。覇気がなく仲間同士の会議は、企業秘密が多くカメラの前で話せないのであろうかとも感じましたが、レースの様子をリアルタイムでデータと共に監視できるモニターの前での様子は、成功を祈る思いや失敗して挫折したときの思いも特に表さずに、追い詰められている当事者としては淡々としたものでした。
組織運用の違い
マクラーレン・ホンダ全盛の時代、活躍するエンジンチームに置いて行かれたシャーシチームは「俺たちにもやらせろ」との思いが強かったようです。そして会社の命令は結局出なかったのですが、自分たち・・・【ホンダF1エンジン、瀕死】マクラーレンはメルセデスと契約か?[2]➡
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