【ゴルフ5カントリーオークビレッヂ】世界的なゴルフ設計家のコースで人気のゴルフ場!(2)

ゴルフ場評価

千葉県市原市にあり、世界的に有名な、そして評価の高い設計家が携わったコースです。水と緑が織りなすその造形美には、ゴルフ場にはもったいないという人もいます。さて、どんなゴルフ場なのでしょう。女子ゴルフトーナメント「ゴルフ5レディス」が開催されています。

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ゴルフ5カントリーオークビレッヂ、知恵の輪サイトの見立て

このコースの設計について

美しくて難しいコースのようです。水をうまく使って美しいコースに仕上げているようですが、「水のハザードはリカバリー出来ないペナルティーになりやすいので、あまり使うべきでない」との意見が聞かれます。

ショットバリューとは、プレーヤーがティグラウンドに立ってハザードなどをすべて把握し、初心者から上級者まで技量に合わせた攻略ルートを思い描き、また選択することができるかという評価基準である。それはゴルファーが危険を回避できるかという問題も含まれる。また、ドライビングバリューはプレーヤーの選ぶランディング・エリア(落とし場所)から、次のショットで良いスコアを出すチャンスが用意されているか。ゴルファーがトラブルを回避するためのエリアの設定など、リスク(危険)とリウォード(危険への報酬)が、一つのホールの中にどのように展開されているか。正確性、飛距離、デリケートなコントロールがどれ一つ誇張されることなく、バランスよく要求されているかなどの点である。
設計のユニークさはそれぞれの特性によって戦略性が異なってくることであり、それはショットバリューという考えに置き換えることができる。コースランキングの要素の一つであるが、力(距離)、コントロール(正確性)、精神的な力(計画性、戦略、忍耐力)および精緻性(デリケートな変化球、微妙なスピン)などの、総合的なゴルフのテストを数字で表現するのがショットバリューである。

引用:「21世紀ゴルフへの提言(日本ゴルフコース設計者協会)」

つまり、ハザードが「水」であるとペナルティー1が決まってしまいますが、「バンカー」であると、そこからリベンジ可能なわけで、この可能性を残しておくほうが良いコースであるとの意見です。素人のゴルフでは再現性が低いので確率が下がります。そこで1回だけのチャンスではなくリベンジの可能性を残して2回チャレンジできるバンカーのほうが良いかもしれません。

ゴルフ場は色々なレベルのゴルファーがハンディをもらって対等に競技できるのが良いところの一つですので、1回でペナルティーが確定してしまう「水」は、場所によっては避けるほうが正解かもしれません。


また、もう一つ、このコースではほとんどパープレーの人でないとゴルフにならない可能性があります。このコースはボギーペース・ダブルボギーペースぐらいまでは対応しているのでしょうか? 設計家の意図では、攻略ルートはどのレベルまでを想定しているのでしょう。せめて100を切れるレベルの人でも楽しめるようにしておかないと、集客が難しくなったり、スロープレーの問題を起こします。目途を持った営業方針が必要でしょう。

管理技術について

 

chie _japanさん(@chie_japan)が投稿した写真


オークビレッヂの管理は、ほどほど良いとの口コミ評価なのでしょうが、「バラつきが色々な評価カテゴリーで起きている」ところを見ると、真面目に仕事しているのが分りますが、管理技術を知らないようです。セルフプレーの場合の「コースの表示」などにも気遣っていない様子が見て取れます。これなどは技術的には「スタッフの気遣いを拾い出す」組織運用がなされていないことが分かります。

このコースの課題は「管理技術」です。素人には難しいコースですので、「いやになってしまわないようにどのように補佐すればよいのか?」を考え続けて、社員一人一人の知恵を結集する工夫が必要です。その社員の努力を引き出す組織運用がカギとなります。

キャディーの接客・ゴルファーの腕前などのバラつきを少なくするにはどのような施策が良いのか、特にキャディの外注が増えたので注意が必要です。

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