【ダカールラリー2017】トヨタが市販車部門で4年連続優勝、負傷者に付き添ったペテランセルのいい話

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1週間ほど過ぎてしまいましたが、今年も2週間の過酷なレース、ダカールラリーでトヨタが活躍してくれました。ダカールラリーでの結果を書き留めておきましょう。

トヨタ・市販車部門で4連覇達成、日野も8連覇

トヨタは、世界中で人気の ランドクルーザーで参戦した「トヨタ車体 チームランドクルーザー」が、市販車部門で4年連続の優勝を果たしています。強いですね~。

さすが、どんな悪路走行でも走破できる性能、そして耐久性については、世界中のユーザーが信頼を置いているランドクルーザー。やはりラリーで培った技術もいかされているのだと思います。

また、日野自動車のレンジャーで参戦した「日野 チームスガワラ」がトラック部門で8連覇を成し遂げています。

アイルトン・セナの死亡事故以来、長い間、車のレースに興味を失っていましたが、今年、トヨタがWRCに8年ぶりに参戦するということとをマツコのTV番組「夜の巷を徘徊する」で知り、また興味が湧いてきたという次第です。

ダカールラリーでびっくりしたことがあります。ダカールラリーに参戦している4輪車は全部で79台で、その内の36台がトヨタ車であるということです。約半分がトヨタ車なんて、すごいです!

ペテランセルが13度目の総合優勝の裏話

ステファン・ペテランセルは、「今回の勝利は特に格別。激しい争いだった。」と語っているところから、いつにも増して過酷なレースだったようです。

総合タイムで、2位のセバスチャン・ローブに5分13秒差をつけて優勝しています。


しかし、ペテランセルは事故を起こしています。二輪部門のシモン・マルチッチ(KTM)と衝突しました。実際に見ていないので記事からの推測なのですが、後ろから来たマルチッチが前を走るペテランセルを確認でき、とっさにブレーキを踏んだが間に合わず突っ込んでしまったようで、意識はあったけれど左足を骨折していたようです。そして、ペテランセルは救急医療用ヘリコプターが到着するまで付き添った際にマシンを止めていたそうなのです。

当然その間、時間を損するわけで、優勝なんてできないはずなのですが、レース後の大会組織の粋な計らいで、14分13秒早められたわけなのです。

いい話です! 結果だけが認められるご時世に、「負傷者を保護するというスポーツマンシップ」にのっとったペテランセルを勝者にするという裁定は、ほんとに素晴らしいことだと思います。

豊田章男社長もトヨタ勢をたたえる!

2017年1月15日、豊田章男社長はトヨタ勢をたたえる声明を出しています。

そこに、トヨタという会社の理念を感じるので、書き留めておきたいと思います。

「もっといいクルマづくり」というのが、豊田章男社長になってから言い続けていることです。

道が人を鍛える。人がクルマをつくる…。

過酷な道への挑戦は、必ずや「もっといいクルマづくり」の力になっていく。

これは、日本の企業だからこそ言えることだと思うのです。結果だけがすべてじゃない、経過が大事。かつてのホンダ創業者である本田宗一郎もその理念を持っていました。

さて、マツコの番組でも見た、トヨタの車ヤリスが参戦するWRCラリーが楽しみです!

 

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