【上総富士ゴルフクラブ】「ゴルフ侍」の舞台にもなったメンテナンスが良くて人気のゴルフ場!(2)

ゴルフ場評価




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上総富士ゴルフクラブ、知恵の輪サイトの見立て

予約サイトの口コミ評価から見えるもの

予約サイトの総合評価がGDO3.6、楽天GORA3.8とあまり良いとは言えない評価です。個別の項目を見ると「値段が手ごろ」「コストパフォーマンス」が良いだけなので、安くしてやっていけてる状態です。

口コミによると、接客については全般に良い評判なのに、たまにとんでもない状態を作り出しています。“これはよくあること”で、残念ながら「管理能力不足」のせいです。

管理職としては真面目な人なのでしょう。一生懸命仕事をしている状態ですが、部下の統制が取れないのです。システムなどを作り上げて、いちいち管理職が見ていなくとも、部下が間違いなく前向きに仕事を進める「セットアップ」が出来ないのです。

@wainon101010が投稿した写真

管理技術は、日常業務とは別にある

まず「日常業務」と「非常業務」を分けて、「非常業務」を出来るだけ「日常業務」に組み込んでいく努力が必要で、日常業務から、はみ出した「非常事態」が起きたときの処理方法を、事前に定めておく必要があります。管理技術の基本です。

例えば、「雨のためハーフで上がらざるを得なかった時、浴室が水風呂だった」という口コミがありました。

まず、このような非常事態を日常業務として処理できるようにするには、キャディマスター室と風呂の管理を、常時結び付けておかねばなりません。上総富士ゴルフクラブは、その打ち合わせ回路、連絡回路が整備されていないのでしょう。

この欠点は、「お客様の動き」を中心に仕事の配分などが考えられていないことにあります。日常業務でも「お客様の言動」が中心であると認識されておらず、まだまだ社員の都合が優先していることが考えられます。まず、気持ちを社員が切り替えなければなりません。

でも、ゴルフ場のような小さな組織では、支配人が気の利く人で、「雨で中止、では風呂の準備」とすぐに非常事態と認識して、指示が出せるようにしてあればよいのです。それでもキャディマスター室が、自分の部署の範囲しか仕事を認識していないと、支配人にも連絡せずに終わってしまいます。少なくともキャディマスター室が「非常事態→支配人に連絡」と理解できていなければなりません。気の利く支配人でも「雨の日、プレーの進行を気にしながら、風呂の準備に気を配り続けている」のでは、確率は低いでしょうが、いつかは”水風呂”の失敗をしてしまいます。例えば、支配人が休みの日は、信頼できる代わりの人材がいなかったらどうなるでしょう? 良いゴルフ場は、気の利く支配人がいない時でも同じように運営できているはずです。

このコースは真面目に仕事をしているのですが、管理技術を知らないのかもしれません。

管理技術は日常業務とは別にあることを知ってください。




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