松山選手がビッグバーサを選ぶのはなぜ?
松山英樹プロがドライバーに期待する性能が、明らかに違ってきています。
↓↓↓三井住友VISA太平洋マスターズの時の松山選手。持っているドライバーのフェース面を見てみると、マークが見えることでキャロウェイのクラブだとわかります。
まず、アメリカのプロは意外に昔から重心距離の長いモデルを使っています。ドライバーだけでなくアイアンなどもキャロウエイ・Xシリーズなどは40mm前後であり、日本のプロが好む35mm前後とは全く違います。アメリカのプロのほうが合理的なのではないかと、昔から感じてきました。プロでもキャビティーアイアン(フェースの裏が窪んでいてソールが厚い)を早くから使い始め、マッスルバックを使うプロのほうが少数でした。そんなアメリカPGAで戦う松山プロが、これまでの発想と違って、操作性よりも安定性を求めているのかもしれません。
昔より、ボールもクラブもバックスピン量が少なくなって、風の対策などの場面でテクニックを用いていくよりも、いつものスイングで、いつものボールで打っていくほうが安全であることが知られてきています。
↓↓↓松山英樹選手が使用するキャロウェイのグレートビッグバーサ。松山選手はロフト角9度を使用していますが、月いちゴルファーは10度を使用した方が易しいです。(石川遼プロも10.5度です)
【リンク差替え】以下は、2017年全米オープン時のアウトレット品のようです。US仕様? 装着シャフトは、スピーダー エボリューション2、クロカゲTiNi50から選択可能。ページで確認してみてください。(2017.6.17)
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【松山英樹】キャロウエイ・グレートビッグバーサーに替わるドライバー➡
キャロウェイのグレートビッグバーサが唯一、ハードヒッター向け仕様を備えているのが「低重心」です。ヘッドが薄く明らかに低重心ですが、今回2016太平洋マスターズで計測していた、松山選手の18番ホールのティーショットのバックスピン量ですが、最終日3,300回転以上と3日目までの2,000回転あまりの回転と比較すると大変多い回転数でしたが、それはスイートスポットの下目でヒットしていることを示しています。3日目のようにフェースの上面でヒットしている場合、かなり飛距離が出る可能性があり、このスペックを求めているのではないでしょうか。
もう一つ、重心角が大きくなるとチーピンが怖いはずですが、重心距離が長いことと合わせて、松山英樹プロのシャフトは、グラファイトデザイン社のツアーADのDIモデル を使用しており、これでシャフト先端の返りを抑えているようです。こうすることにより方向性の安定を図り、重心距離が長いことと、シャフトの先端が返らないのを利用して思いっきり叩けるのかもしれません。
現在のプロはあまり細工をするテクニックは使わないので、再現性があるほうが好まれるのでしょう。
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