ネット検索で1ページ目に表示されないと「存在しないのと同じ」と言われています。確かに、検索上位に表示されたとき、100~1,000倍とも思われる反応が出ます。さらに検索者はかなり単純な検索言葉を使います。単純とは「簡単な文章」だけでなく、話題の言葉、有名人の名、有名人に関わる事柄などです。このサイトでは❝マツコが「夜の巷を徘徊する」で、トヨタと競演! 時速240kmがマツコを魅了!!【画像あり】❞がかなりの反響を得ています。マツコの知名度とトヨタの社員の関心の高さなのでしょう。
やはり検索エンジンで1面表示でした。
サイト編集者の価値観
DeNAサイトの内容が問題となり閉鎖されていますが、いわゆる「まとめ記事」が主体で、オリジナル記事を理解できないサイト編集者が多いのが実態です。「中身はどうでも良い」ので検索エンジンにトップページに表示されることだけを求めているのです。
最近の自動車の燃費について記事を求められたので「地球温暖化・排気ガス規制・EU、アメリカ、中国などの燃費規制・HV、PHV、EVメカニズム」など一連の内容をコンパクトにまとめて提供したところ反応しないのです。自動車関連記事でネット読者の期待しているのは「自分が買いたい車種の燃費」だけなのです。燃費問題は「自分の懐」に直接関連する事柄だけで、地球温暖化に始まる世界の情勢など関心がないどころか、関係性も概念にないのです。
①ハイブリッド・システムがなぜ作られるようになったのか?
②燃費規制で欧米業界がトヨタHVを警戒して排除しようと謀っている?
③VW・三菱自動車・ダイムラー・クライスラーなどで燃費数字の不正が行われていた。
等の話題にも興味もなく、自動車ジャーナリストも、これらの「人類に対する反逆」とも言える自動車メーカーを批判することもありません。
それは読者が検索しないので「これらの内容は無価値」と判断されているのです。「金にならない記事」です。
自分の好む記事しか読まない
ネットで情報を集めている人は、自分が好まない記事は読みません。結果として偏った情報に囲まれて自己満足してしまいます。アメリカのトランプ政権が出来た原動力がそこにあり、「もう一つの事実」を信憑して「メジャーなマスメディア」と対立する原因となっています。
これが世界の政治経済に多大な影響を与え、北朝鮮との戦争の危機も処理する、世界最強の軍事力を持つ国を動かしています。
その「ネットでの情報集めの検索エンジン」の価値観を考えたことがあるのでしょうか・?
なぜ?検索エンジンはA I を使わないのか?
これほど世界の情勢を動かす力のある検索エンジンに「高度なA I 」を使わないのか?不思議になります。人類の価値観を支配するほどの影響力を持ちながら、いまだに単語や簡単な文章校正で記事の価値を判断している様は震えがきます。
「車の自動運転」に比べればネット上だけで開発が出来るのですから、これを高度化しない手はありません。しかし、自動運転が進む一方で検索エンジンは、どうしようもない「まとめ記事」を1面に持ってきます。何故なのか?
理由は単純です。「自動運転は儲かるから」です。「検索エンジンは高度にしても収入は上がらないから」です。
ネットに今日も、「井戸端会議」ほどの内容の記事があふれています。