【豊洲問題から学ぶ(20)】なにさまだ・!!

日記

東京都の豊洲移転問題で、地下空間を作ると決定した責任者として名を上げられた8名側から、反論が始まりました。これは、当然予測されたものです。「問題の内容」と「原因」が不明確である中で「責任者」と特定したとすることは無理があり、品質管理の技術的な見地からも、裁判になったときのための備えとしても軽率すぎます。

豊洲市場の建設について、このようなあいまいな仕事を許すべきではないと考えますが、その追及の仕方が、同じようにあいまいで「問題点」と「原因」を特定もせずに、責任者を名指しするのは名誉棄損の疑いもあり、小池知事以下の追及スタッフ側の知見を疑います。

懲戒処分ですので、今後の再就職も難しくなるのであり、名指しされた当事者にとっては家族に対する嫌がらせなど、リンチのような制裁を受け入れなければなりません。これは当然に裁判になることを覚悟しなければなりませんし、その以前に、責任者の名前を公表したのは、小池都知事の人格を疑わざるを得ません。

今後、訴訟に耐え得る手順と、本人はもちろん家族たちに対する人権侵害について考慮すべきです。

労働基準監督署が懲戒処分を認めてから公表すべきであり、家族のことを考慮するなら、もっと慎重に裁判で結審してから公表する配慮がほしかったことです。会社が懲戒処分するときには、大変慎重で証拠をそろえてから申請するのです。

都職員に落ち度があったとしても、人権は守らなければなりません。小池都知事には、真にがっかりです。

小池都知事、懲戒処分は申請出来ても、裁くのはあなたではないのです。

「何様になったつもりなのだ・・・!」 

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